第52回日本IVR学会総会

 皆様、こんにちは。今回私、青木が第52回日本IVR学会総会に参加してきましたので報告させていただきます。そもそもIVRとはなんぞやというところからですが、Interventional Radiologyの略であり、日本語では画像下治療と訳されます。近年では医療の様々な病態に手術を行わずとも画像下(例えばレントゲンやCTなどを用いて)針を入れて感染源となる膿を排出したり、出血を起こしている動脈についてカテーテルでの止血術をするといった低侵襲治療が広まってきております。私自身は妊婦さんについて、産後に出血を起こしてしまう妊婦さんの出血源検索としてのCT検査の有効性、更には血管内治療(カテーテル治療)との関連を含めて報告してまいりました(詳細は論文化をお待ちください)。学会中では専門医機構による新たなIVR専門医の位置づけ、更には末梢動脈用ステントグラフトの治療など様々なDiscussionがなされておりました。個人的に新知見を得られたと共に、今後の研究テーマにも関連する領域を学習できたのでとても良い学会になりました。また救急領域でIVRを実践されている先生方にもこの学会でお会いできたことも嬉しい出来事でした。

 今回得られた知見を日常の臨床に取り入れ、患者さんに還元できるように今後とも頑張っていきたいと思います。



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