「大阪蘇生アカデミー」にシンポジストとして参加しました。

町田です。
前回のブログで紹介した娘の小学校での講演と授業参観を終わった後、翌日のシンポジウム参加のために大阪に移動しました。ちなみに先日参加した日本航空医療学会総会の際に忘れ物をしてしまい、いつもの東京経由ではなく富山に立ち寄り富山中央警察署の皆様の温かい対応に感激しつつ、続けて大阪に向かいました。皆様、忘れ物には本当に要注意です。(ちなみに大阪のホテルの予約も直前まで忘れていました・・・)


今回は12月5日に大阪のドーンセンターで開催された「第7回大阪蘇生アカデミー~病院前救急医療体制の課題と展望~」への参加報告です。

この会は「第一部:病院外心停止活用研究会」と「第二部:大阪蘇生アカデミー」の2部構成になっており、僕は第一部のシンポジウムで当院の病院前診療体制の紹介とドクターカーによる心肺停止患者の成績を報告させていただきました。話した内容はずばり以下のタイトルがすべてです。

「『心停止の原因を見抜けなければ医師現場派遣の価値はない。』~迅速かつ適切な医療介入により病院前での自己心拍に導く~」

現在は救急救命士の処置拡大等により、心肺停止に対して救急隊でかなり高いレベルの二次救命処置を行うことができます。その状況で医師が現場に行くことは病院内に近いレベルの診断と処置が求められ、それが実行できないといけません。医師がただ乗っているだけのドクターカーは本当のドクターカーではありません。


第二部もかなり興味深いプログラムが組まれていました。
特にりんくう総合医療センターの松岡先生と大阪市立大学の溝端先生の「Pro/Conディベート」セッションはかなりしびれるものがありました!

 
救急関係者にとってはしびれるセッション!

最後には心停止サバイバーの方より、救援者側のことも気遣った印象深いお話も聞かせていただき、時間ぎりぎりまで懇親会にも参加させていただきました。
発表がなかったとしてもまた来年参加したいと心より思いながら大阪を後にしました。
お約束の上越新幹線最終便で帰宅です!

この会の参加に関していろいろ連絡・調整していただいた事務局の皆様、発表のお声掛けをいただいた岐阜大学の名知先生、そしてデータ提供にご協力いただいた前橋市消防局の勝守様に心より感謝いたします。

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