‟僕が救急医になった理由”~みどり市立笠懸小学校「キャリア講演会」~

町田です。
ようやく秋らしい青空が広がるようになりましたが、朝晩の冷え込みから紅葉が鮮やかになる前に少しずつですが冬の足音も近づいてきているようです。


みどり市の小学校の先生との出会いをきっかけに、その先生からのご依頼でみどり市の小学校で特別授業を10年間行ってきました。
笠懸東小学校に始まり東小学校、そしてここ何年間は笠懸小学校で、「命」「ドクターヘリ」「災害」{体の仕組み」「差別と偏見」など様々なテーマで講演、時には理科や道徳の特別教師として授業も行いました。

そして10年目の今年は“キャリア講演会”とのことで、「その命、絶対に助けるんだ~僕が救急医になった理由~」というタイトルで小学校5,6年生にお話させていただきました。

僕が救急医になった理由はここでは書きません。あえて一つ書けばアメリカのドラマ「ER」の影響はめちゃくちゃ受けました。
子供たちに伝えたかったことは、あわてて‟職業”を決めるのではなく、「このようなことをしたい」「こういう夢がある」という強い思いを持ち続けることで、そのひとに最適な職業が見つかることがあるということです。
僕自身は「人とのかかわりを持ちたい」「チームワークで難敵に立ち向かいたい」という思いを持っていたので、小さいときに見たドラマ「ER」の印象がずっと残っていたのだと思っています。

そして講演の最後に、「仕事でも生きていく中でもうまくいかないことがあったとき、‟できななかった言い訳を考える前に次はどうしたらできるか考えよう”。」とメッセージを送って10年間の集大成とさせていただきました。


僕は救急医として働いています。それを支えている基本的な考えは「攻めの医療で命を守る」ことです。いまは救急外来やドクターヘリ・カーで戦っていますが、自分の立場、年齢に応じてきっと「攻めの医療」の形は変化するかもしれません。
自分自身も数年後はどこで何をしているかわかりませんが、どんな形であれ「攻めの医療で命を守る」という思いは変わらずに医師人生を進んでいこうと思います。

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