「医師救急医療業務実地修練」に参加しました。-“施設研修”編ー

こんにちは、金畑です。
先日、「医師救急医療業務実地修練」という研修に参加してきました。

医師救急医療業務実地修練について、公式的には「地域における救急医療のリーダーの養成が目標」とされる研修で、具体的には、各地域の病院ごとの具体的なとりくみを学ぶ‟施設研修”と日本の救急事情を取り巻く環境を座学で学ぶ‟合同研修”の2つに分かれています。
病院での研修は全国の高度救命救急センターや救命救急センターから選択でき、912日~13日の二日間行われました。座学は918日~20日の3日間、東京で行われ、各分野の専門家による講義でした。これは、別の記事に書きます。

さて、病院での研修先として、金畑は地元に程近い神奈川県にある「済生会横浜市東部病院」を選択しました。
済生会横浜市東部病院
(恩賜財団神奈川県済生会ホームページより)
横浜市にある救命救急センターのひとつで、2つしかない外傷センターでもあります。そして、施設としての特徴としては、Hybrid ERが導入されていることです。
このブログをご覧になられている方が医療関係者であれば、御存じのことだとはおもいますが、Hybrid ERというのは、救急外来(処置室)にCTや透視の機械が備え付けられているものです。救急患者に対して、素早く検査、処置、場合によっては手術が行えるようになり、全国にまだ11施設くらい(ちょっと定義の問題でぼやかしますが)しかありません。そんな施設の見学やそれの使い方、院内の取り決めも見学させていただきました。また、横浜市東部の地域の救命救急センターとしての役割や他病院との連携も聞けました。
 
自身が所属する病院と異なり、臨床として興味深いことがいくつもありました。
また、今回の研修では、「救急科としての運営」も学習することが目的の一つで、病院のシステムや働き方、役割、またそれぞれの運営(お金の話)も聞くことができました。まだまだ運営には程通りところで働いていますが、新しいことを学べるとても有意義な研修をすることができました。

(次回は‟合同研修”編です。)

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