救急の現場を知る!~「前橋市消防局救急車同乗実習」報告~

山田です。 
先日、前橋市消防局 中央消防署に救急車同乗実習でお世話になりましたので、報告させて頂きます。


前橋市消防局 中央消防署は旧日赤病院の近くに位置し、前橋市の中核を担う消防署です。ご挨拶の後、まずは署内にある指令センターを案内して頂きました。

指令センターでは、市民の方から119番通報を受け、消防車、救急車の出動指令を出します。大きなモニターが沢山設置され、各隊の活動状況や災害状況を常時チェックしながら、119番通報に備えます。緊迫した通報から、過不足なく情報を聴取し、適切な指令をかける必要があり、大変重要な役割を担っている部署です。


その後、救急隊の方と一緒に、現場活動に同乗させて頂きました。
24時間交代勤務のうち、平均7件の出動要請があるようです。指令が鳴ると、皆さん全速力で救急車に乗り込み、出動します。指令内容を確認する間もなく、ものの数分で現場に到着となります。
少ない事前情報のみで傷病者に接触し、限られた時間で適切な病院選定をする必要があり、やはり非常に難しいと感じました。


普段ドクターカーやドクターヘリに同乗した際、先着救急隊になることもありますが、やはり件数としては少なく、救急隊の方からの情報や観察内容に日々助けられています。実際に現場に到着してみると、想定していた状況と異なっていたり、どんどん状態が悪くなっていたり、緊迫した現場であることは多々あります。あらゆる事態に対応する能力が求められ、現場は本当に大変だなと改めて実感させられました。

普段病院で救急車を受ける側の私達ですが、現場の大変さや難しさを分かった上で、最も良い活動ができるよう、お互いのブラッシュアップが必要だと感じています。
今後も密に連携をとり、気づいたところは気軽にフィードバックし合える関係性でありたいと感じました。


写真は実習の合間、梯子車に乗せて頂きました。数秒で高さ40mまで上昇します。高いところは慣れていましたが、ドクターヘリよりも怖かったです。




前橋市消防局 中央消防署の皆様、お忙しい中いろいろと教えて頂き、大変お世話になりました。ありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。

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