共通の目的は‟人命救助”と‟死因究明”!~「平成31年花見会」を開催しました。~

町田です。
ここのところ蒸し暑い日が続き、群馬県の平野部では桜の時期と入れ替わるようにハナミズキや藤がさきはじめています。ちなみに桜前線はようやく故郷の北海道にたどり着いたとのことです。日本が縦に長い国であることを改めて実感します。


ところで4月初旬の話になりますが、毎年桜の時期に群馬県警(検視・交通鑑識・科捜研)、群馬大学(法医学)、そして当院(救命センター)が一同に集まって交流を深める機会があり、今年も4月3日に「平成31年花見会」が開催されました。
花見会が行われたころの桜の様子

警察も医療も日々「市民の命を守る」ために働いています。
とくに救急領域では‟人命救助”に関わる活動が最優先されますが、さらに大切なこととして“死因究明”が共通の目的となります。

心肺停止状態で発見されて病院に搬送されたり、事故などにより外傷を負って病院に搬送されたとき、病院では救命のための医療が行われますが、残念ながら救命できなかったときに現場の状況、受傷機転、そして病院での検査の結果、必要に応じて司法解剖を行い、きちんと死因を究明します。
亡くなられた方のご遺族に死因を伝えることはとても大切なことであり、また死因を究明で得られたことを次の救命のために生かさなければいけません。

そのためには警察、医療(救命センター&法医学教室)がシームレスな関係をもって一つの命に向き合う必要がありますが、すでに群馬県は実際にその体制がしっかりできています!
10年以上も続いている花見会に、当院から今年は中野院長、中村救命センター長、中林副部長、町田が参加させていただき、さらに顔の見える関係を強化することができました。

これからも消防、警察、医療の三位一体で市民の命を守っていきます!


ちなみに町田はこれまた毎年恒例の2次会に突入・・・居酒屋での会合であったためもちろん捜査や医療の話は抜きで旬な話でいろいろ盛り上がり、お互いちょっとした仕事のストレス解消になりました(笑)

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