‟いのちをつなぐ空飛ぶ救急治療室!”~「群馬県ドクターヘリ10周年記念イベント」~
町田です。
群馬県の平野部は葉桜になってきましたが、まだ桜が満開であった4月14日に「群馬県ドクターヘリ10周年記念イベント」が行われました。
群馬県の主催で行われた「群馬県ドクターヘリ10周年記念式典」では、10年間の安全運航への感謝の意味を込めて大澤正明群馬県知事より当院と朝日航洋が感謝状をいただきました。基地病院としても救急医療への積極的かつ柔軟な群馬県の対応に支えられており、あらためて身が引き締まる思いになりました。
また群馬県議会副議長、前橋市長、群馬県消防長会会長の方々よりご祝辞をいただき、また多くの関係者の方々にご参列いただきました。
群馬県ドクターヘリが群馬県の医療にとって欠かせない存在になっている自覚と、次の10年、20年とさらに救命率・社会復帰率の向上を目指していく使命をあらためて再認識しました。
そして10周年記念式典に関連したイベントとして、当院から「ドクターヘリ見学会」、「フライトドクターによる特別授業」、「フライトドクター・ナースへの質問コーナー」を提供しました。
「ドクターヘリ見学会」においては、なんと!!
平時の救急医療で行われているドクターヘリ広域連携と同様に、お隣の栃木県で活躍している本田航空さんの‟EC135”に当院へリポートまで飛来していただきました。
いつも当県ではBK117C-2で活動していて、時々代替え機でMD902がやってきますがEC135はなかなか見る機会がなく、見学に来られた方々も隣に出動スタンバイしているBK117C-2と合わせて喜んでいただいたとのことです。
途中で群馬県ドクターヘリの出動もあり、ドクターヘリの離着陸も当院スタッフの安全管理のもと間近で体験することになりました。
手前がEC135、奥がBK117C-2。 本田航空さんのご協力に心より感謝いたします。 |
そして「フライトドクターにより特別授業」では、ドクターヘリの活動と活動中の気持ち、これからの目標に向けて、有志の方が作成してくださった10周年記念動画とともに紹介させていただきました。
立ち見の方が出るほど多くの方々にお集まりいただき、また子供たちがたくさん参加してくれているなかで、できるだけわかりやすくお話させていただきました。またドクターヘリで対応させていただいた患者さんが何人もご来場されていて、最前列に座って元気なお姿を見せていただいたことがとてもうれしく、僕の授業のトーンもさらに熱くなっていきました!
特別授業の後は「フライトドクター・ナースへの質問コーナー」を開催しましたが、これもまた多くの方々から質問をいただきました。ちなみに質問に答えたのは運航当初から群馬県ドクターヘリに乗り続けている町田&城田ナース(最も一緒に群馬の空を飛んでいるコンビです!)でした。
今回は看護学生や看護師の方々からフライトナースに関わる質問をたくさんいただき、城田ナースがフライトナースになるには様々なステップが必要であることを丁寧に回答していました(フライトドクターはまだまだ甘いかも・・・)。また子供たちからも多くのご質問をいただき、30分では足りないくらいでした。
イベント終了後も多くの方々から質問をいただいたり、記念写真に一緒に入らせていただきました。日頃からの市民の皆様のドクターヘリ活動へのご協力に感謝するとともに、あらためて皆様の期待と子供たちの希望に応えていけるようさらに気合が入りました!
今回の式典と関連イベントには合わせて600名もの方々が当院にご来場いただきました。
皆様のご来場でイベントを盛り上げていただきありがとうございました。
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