同乗する子供を守るのは大人の義務です!~シートベルト・チャイルドシートをしていますか?~

町田です。
救急外来で仕事をしていると、重症・軽症を問わず毎日必ずと言っていいほど交通事故の対応があります。そして残念ながら子どもが交通事故に巻き込まれた事案も少なくはありません。

道路へのとび出しや自転車の運転などの、子どもへの安全教育などを通じて子供自身で気を付けないといけないことがあります。
しかしながら、子どもの力ではどうしようもできない、大人の不注意・怠慢によって引き起こされる事故は決して許されるものではなく、何としてもなくしていかなくてはいけません。

以前にも書いたことがありますが、幼い子をのせているにもかかわらずチャイルドシートを使用しない、シートベルトをさせないことがまだ決して低い確率ではありません。ひどい時には夜遅くに飲酒をして運転している乗用車に子供が乗っていることが・・・
このような事故で子どもが重症なけがを負ったり命が奪われたりすると、本当に悲しくそして腹立たしく感じます。

チャイルドシートの乗せ始めは泣いていても、大人が我慢してきちんとのせ続けていれば、子どもは素直なものでご機嫌に乗ってくれるようになります。シートベルトも小さい時から着用するくせを付けていれば、大きくなった時に「まだシートベルトしていないから発進しないでね!」と言ってくれるようになります。

後で後悔しても時はもどってはくれません。
大切な子どもの命を交通事故で失わないために、いま大人の皆さんのモラルが問われています・・・

☆シートベルトについて(警察庁ホームページ)
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/seatbelt.html
☆チャイルドシートについて(自動車アセスメント(Japan New Car Assessment Program:JNCAP))
http://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_child/how_to.html


今年度から中林先生が当科に仲間入りして、小児救急の話題がブログでも増えてきました。
救急科医は「大人だけではなく子どももしっかり診れる知識と技術を持ち合わせていないといけない」とあらためて思う今日この頃です。

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