新病院での体制vol.3 「救急外来(Emergency Room:ER)」

町田です。
われわれ前橋赤十字病院 集中治療科・救急科は、主に救急外来(ER)での診療、集中治療室(ICU)での診療、ドクターヘリ・カーによる病院前診療、当科入院患者の病棟管理を行っています。
中村センター長・部長を筆頭に、集中治療室は宮崎部長、病院前診療・救急外来は町田、病棟管理は藤塚先生をリーダーとして、スタッフ一同で病院前から病棟までシームレスな診療を意識して活動しています。


新病院になっても旧病院の時と行うべき活動はまったくかわりませんが、とにかく施設が広く新しくなりました。逆に言うと今までの狭い環境の中で「よくここまでやっていたな!」と思ってしまいます。もちろん旧病院の救急外来に思い入れがあり「あのコンパクトさが懐かしい!」と懐かしく思うこともありますが、処置室が広くなったり診察室が増えたことでよりスムーズな活動ができたり患者さんを待たせる時間が以前より少なくなったことを感じます。


救急外来で行うことはほとんど変わっていないため、大きく変化した救急外来の様子を少しだけ画像で紹介させていただきます。

救急外来救急車搬入口です(冬の強風対策でシャッター付き)。
この周囲は救急車専用道路となっています。
 
救急車から昇降する部分が屋根に覆われているので
雨に濡れずプライバシーも保護されます。

救急外来に入るとすぐに重症対応の2部屋の処置室
(ともに陰圧室)が控えています。

重症患者の対応するスペースが1ベッドあたり
旧病院の4倍近くあります。
 
スタッフステーション(ナースステーションのこと)を囲んで
さらに4つの処置用ベッド、12のリカバリーベッドがあります。
 
処置室に加えて診察室は7部屋(うち2部屋は感染症対応)に
増えて、さらに説明室が2部屋ついています。

さらに救急車搬入口に救急ワークステーションが設置され、
前橋市消防局の職員が平日日中ここに常駐しています。

ドクターヘリ通信センターは救急外来に設置され、
出動時は当科医師のMedical controlもしやすくなりました。
救急外来から地上ヘリポートへのアクセスは走って1分以内!


まだまだいろいろありますが、この続きは何かの話題に合わせて少しずつ紹介していきたいと思います。

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