MIMMS群馬コースが10年目を迎えました!~初日は「1day-MIMMSコース」~

町田です。
3月初旬にMIMMSコースを当院で開催しました。MIMMSとはMajor Incident Medical Management & Supportの略で、英国における大事故災害への医療対応を学ぶコースです。
なぜ日本なのに英国・・・?それは日本の災害医療の基礎はこのMIMMSの考え方を導入したもので、災害対応の合言葉である「CSCATTT」「METHANE」などはすべてMIMMSの概念です。
 
当院で開催されるMIMMSコースは今回で記念すべき第10回コースとなりました。
1年目からずっと1日目を1day-MIMMSコース、2,3日目をHospital-MIMMSコースという3日間で開催しています。3年目の時には1day-MIMMSコースの真っ最中に東日本大震災が発災し、講師で参加していた中野センター長(現院長)自らが受講生の避難誘導を行ったり、来ていただいていた講師の先生方をどのようにして地元病院にお帰りいただくか右往左往した思い出があります。
そんないろいろ思い出深いコースが10年連続で続いていることは、主催していただいている群馬県の支援と強風吹きすさぶ2月にわざわざ全国から来ていただいている講師の先生方の尽力のおかげであり心より感謝しております。
MIMMSコース開催日は、毎年晴れていますが強風が吹き荒れています!

今年度も初日に「1day-MIMMSコース」を開催しました。このコースは病院前(現場活動)における災害対応の概念を学ぶもので、本来は3日間で行うものをダイジェスト版的に1日で行うものです。

群馬県内の病院・消防関係の方々に、講義のみならずWorkshopや机上訓練で意見を出し合いながら、災害対応の基本概念を学んでいただきました。
☆コース内容の詳細はこちらを・・・ → http://www.mimms-jp.net/course/


このようなコースを長く続けることのメリットは、病院・消防関係者が多く受講することで災害医療対応時に「共通の概念」で活動できることです。
現病院でのコース開催はこれで最後となりますが、新病院でもずっと続けていきたいと考えています。

明日は「Hospital-MIMMSコース」の報告です。

コメント

このブログの人気の投稿

新年度集合写真

先日ブログでご紹介した新型コロナワクチン筋注方法について訂正があります

新たに6名の仲間が加わりました!~2016年度 新スタッフ紹介~