“Tactical Medicine-事態対処医療について-”~防衛医科大学校 齋藤大蔵先生ご講演~

生塩(うしお)です。
昨年1219日(火) 第121回地域連携学術講演会が開催され、特別講演として防衛医科大学校 防衛医学研究センター外傷研究部門長 教授でいらっしゃいます 齋藤大蔵先生にご講演いただきました。
Tactical Medicine -事態対処医療について-』と題して、戦場現場での救護医療、そのトレーニングについてお話しいただきました。
防衛医科大学校 防衛医学研究センター外傷研究部門長 教授 齋藤 大蔵 先生
 
絶対に我が国ではあってはならない戦場ではありますが、東京オリンピックを控えテロ対策などもされている現状で、常に災害などに控えて準備しないといけない救急医としては、非常に勉強になる話ばかりでした。なかなか普段勉強できる機会も少ない事態対処医療という分野は、CBRNEコースなどもありますが、まだまだ日本の救急医療の中でも得意としている人の少ない分野でもあります。その第一線でご活躍されている齋藤先生のお話を聞けたことは、救急医として災害医療も勉強したく当院に来た生塩には、非常にありがたいことでした。是非、今後勉強していきたいです(当院に来て勉強していきたいことが増えるばかりです…笑)。
 
事態対処医療に興味がある方は、齋藤先生が翻訳された本を是非!!
 
 
また、一般口演では当院から2題ありました。
当院心臓血管内科 内田浩太郎先生より『頻脈性心房粗動を合併した低心機能のうっ血性心不全に対しラジオロールを使用した経験』をご講演頂きました。
また、生塩も『当院での重症頭部外傷後のparoxymal sympathetic hyperactivity (PSH)の経験』という題で話をさせていただきました。PSHは当院でもよく経験していますが、神経集中治療として最近注目されるようになってきた疾患概念で、生塩も尊敬する先輩から教えていただき知り、おかげで経験できたので還元と思いお話しさせていだきました。今後、私としては注目すべき疾患概念と思っています!



 

 
講演会後は、前橋市内で懇親会を催させて頂きました。齋藤先生を囲み、短時間ではありましたが、親睦を深めることができました。(私はこの後、“戦場”と化した当院救急外来の火消しに勤しみました…笑)


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