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新しい船出と大きな試練を乗り越えて。~2018年を振り返って…~

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町田です。 平成最後の年末年始です。救急外来は相変わらず混雑しており、特に特別感はなく例年と同じ業務を行いながら大晦日が過ぎていきそうです。 平成30年という年は当院のみならず群馬県、そして日本全国でいろいろなことがありすぎた1年でした。 当院にとっても最も大きな話題は、やはり「新病院移転」でした。 重症患者を含めた200名を超える患者さんを移送中の急変ゼロで移転が完了することができ、今回の移転にご協力いただいた多くの方々に心から感謝いたします。 新病院に移って約半年・・・まだまだ不便なところがあるかもしれませんが、問題点を1つ1つ解決していって「さらに信頼される病院」を目指していきたいと思います。 新・前橋赤十字病院 ようやく格納庫・給油施設付きの大きなへリポートになりました。 またこの1年は日本全国のみならず群馬県で災害が多発してしまいました。 当院もドクターヘリ・カーの出動、DMATや日赤救護班の派遣などで局地災害から広域災害まで多くの災害対応を行いました。 その中でⅠ月の本白根山噴火災害、8月の群馬県防災ヘリ墜落事故では、自衛隊、消防、運航会社の大切な仲間を多く失い、本当に深い悲しみを抱えての活動になりました。あらためて亡くなられた仲間のご冥福をお祈りするとともに残されたご家族・同僚の方々の心の傷が1日も早く癒えることを願うばかりです。 群馬県防災ヘリ「はるな」の活躍はずっと心の中に刻まれています! 災害時の自衛隊との連携が強化されました。 いよいよ明日から新年が始まります。 今年の年末は特にいろいろな思いを抱えながら過ごす方々が多いかもしれませんが、新しい年が皆様にとって素敵なことがたくさんあることを願い、そして当院高度救命救急センターのますますの発展を誓ってスタッフ一同明るく元気に毎日を過ごしていきたいと思います。 この1年も皆様の救急医療へのご理解ご協力に心から感謝いたします。 旧・前橋赤十字病院 長年にわたり支えていただいた地域の皆様に感謝いたします。 旧・高度救命救急センター 新・高度救命救急センター 年末年始も休まず救急医療が展開されています・・・

横山先生、ありがとうございました!

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10月から東京ベイ・浦安市川医療センターから来ていた横山和久先生の3か月の研修が終了しました。 短期間の研修ではありましたが、ERでもICUでも病棟回診でも熱心な診療姿勢と、当院若手スタッフへの情熱的な指導で、本当に頼りがいのあり誰からも信頼される‟ナイスガイ”でした。 また研修の後半にはドクターヘリ・カーにも同乗し、Pre-Hospitalの雰囲気も体験してもらいました。 横山先生の研修が無事終了したことを記念して、ささやかながら送別会を行いました。  心から群馬を愛している横山先生・・・またいつか一緒に活動できることを楽しみにしています!

‟命を救うことは、命をつなぐこと!”~前橋市立箱田中学校での講演を通じて~

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中村です。 報告が遅くなり申し訳ありません. 2018 年 10 月 18 日,前橋市立箱田中学校で,「命を救うドクターヘリ」という題名で講演させて頂きました. この話は,同年 5 月,当院が引っ越しを行う前の病院内覧会で,同中学校 PTA 会長の石井様にお声をかけて頂き,前橋消防局の協力で実現しました. 石井会長の『学校の校庭にドクターヘリを着陸させ,ヘリの必要性などを学生や PTA に知ってもらいたい』という強い希望に胸を打たれました. ドクターヘリを救急出動以外に学校の校庭に着陸させる方法について,当科町田医師にも相談し,前橋市消防局の訓練と一貫して行うことで実現することができました. ドクターヘリの話は何十回もしているけれど,中学生相手に話したことは無い!中学生の興味は何?と当日の朝まで悩み続けました. 当日,天候は良く,ドクターヘリの出動さえ入らなければ,予定通りに学校の校庭に着陸できる状態でした.そして,訓練に時間に予定通りヘリがやってきました! 校庭の上を,いつもより多く旋回した後,無事,校庭に着陸.フライトドクターの鈴木裕之医師から,ドクターヘリについての説明が行われました. 非常に心配だったのは,説明の内容がこの後の講演の内容と被らないかどうか冷や冷やでした.しかし,鈴木先生のクイズ形式による説明が中学生の心に火をつけ(?),質問の嵐でした. 説明がひとしきり終了したところで,救急出動の要請.タイミング良く,ドクターヘリは中学校の校庭から出動していきました. さあ,私の出番です.学生は元気よく「こんにちは!」,負けずの私も「こんにちは!」 話題は, ・ドクターヘリシステムは実は阪神淡路大震災がきっかけであったこと ・ドクターヘリは患者を運ぶ手段でもあるけど,実は,医師・看護師を現場に運ぶ手段であること ・ドクターヘリで救える命とは? ・命を救うことは,命をつなぐこと! などなど. 最後は,皆さんに大切なのは,家族と仲間.自分の命を大切にすることを強く訴えました. 講演後には,かなり多くの質問を頂きました.的外れな質問は無く,すべて的を得た質問でした. 出来るだけ多くの方にドクターヘリの存在を知って頂くことが目的ですが,若い方が自分の命を少しでも大切に感じてもらえれば今回の成果はあ