「群馬MCLS標準コース」を受講しました。
後期研修医 金畑です。
10/7に院内で開催されたMCLSという講習会に参加してきました。MCLSとはご存知の方も多いかと思われますが、Mass Casualty Life Supportの略語で、災害時の多数傷病者への対応をトレーニングする講習会です。
ここでいう災害とは、本来であれば需要(患者の数やニーズ)に対して、供給(医療の提供)が十分に提供されておりますが、とある理由で、需要が供給よりも上回る状況を指します。それには東日本大地震や熊本地震のような広域災害のほか、列車事故などで狭い範囲で大人数の傷病者が発生するような局地災害のこともあります。
平常時に救急対応するとき、一人につき数時間かかるような重傷な患者さんが、短時間にたくさん発生するようなとき、どのように対応するのかをトレーニングする講習会です。参加者は、災害に対応する消防隊員、(今回はいませんでしたが)警察、医師、看護師など様々な職種の方が参加していました。
前置きが長くなりましたが、最初に座学があり、途中実技や机上シミュレーションがありました。
座学では、何に意識して行動すればよいかを忘れないようにする略語がいくつか(英語版と日本語版)があり、それについて、学んでいきます。
参加者は6グループに分かれており、そのグループごとのディスカッションや発表という形もありました。また、トリアージ(重症度の判定)の方法やトリアージタグの書き方などを学び、一通り座学が終わると、実技です。
まずはトリアージの実技がありました。
災害現場では、重傷から軽傷の方まで多様な方がいます。本来であれば、全員に必要な医療が提供できれば理想的ですが、災害ではそうはいきません。医療者が限られている状況ですので、生命の危機が迫っている重傷患者をより効率的に見つけ、処置をしなければなりません。その時に行われるのが、トリアージであり、特にトレーニングをしたのが、START法という方法です。
詳細は省きますが、10秒程度で大雑把な重症度を判定できる方法です。インストラクターが大勢寝ており、そこに寄ってトリアージをする実技トレーニングをしました。
そのあとは、机上シミュレーションでした。
グループのテーブル上に、とある駅とその周囲の地図が描かれており、付近で大事故が発生したとき、最初に到着した救急隊としてどのように対応するか、というシミュレーションです。
グループ6人で指揮を執り、どこに立ち入り禁止エリアを作るか、手持ちの救急隊、警察、レスキュー隊をどこに置くのかという無限の選択肢のあるシミュレーションゲーム、もしくはボードゲームみたいなものでした。ゲームと思ったのは僕だけかもしれませんが、どなたも(もちろん僕も)真面目に考えて、活発な意見がたくさんでていました。
いかにその現場をより具体的に想像し、今後どのようなことが起こるかを予想して、それに対して自分が持っている資源(人材や機材、施設など)を使って対応するかということを、インストラクターの助けもあり、身を学ぶことができました。
災害に対しての実践はあまり起こることではありません(起こらないことが一番でしょう)が、救急外来で働いていると、容易に災害は起こります。短時間で救急車の受け入れ要請が数件入れば、簡単に医療者より患者のニーズが上回り、規模は小さいにしろ災害の出来上がりです(もちろん、患者が同じ人数でも対応する医師のキャパシティにもよります)。その時の対応にも一部通じるものがありますので、よく脳内で災害が起きている僕としては大変勉強になる講習会でした。
10/7に院内で開催されたMCLSという講習会に参加してきました。MCLSとはご存知の方も多いかと思われますが、Mass Casualty Life Supportの略語で、災害時の多数傷病者への対応をトレーニングする講習会です。
ここでいう災害とは、本来であれば需要(患者の数やニーズ)に対して、供給(医療の提供)が十分に提供されておりますが、とある理由で、需要が供給よりも上回る状況を指します。それには東日本大地震や熊本地震のような広域災害のほか、列車事故などで狭い範囲で大人数の傷病者が発生するような局地災害のこともあります。
平常時に救急対応するとき、一人につき数時間かかるような重傷な患者さんが、短時間にたくさん発生するようなとき、どのように対応するのかをトレーニングする講習会です。参加者は、災害に対応する消防隊員、(今回はいませんでしたが)警察、医師、看護師など様々な職種の方が参加していました。
前置きが長くなりましたが、最初に座学があり、途中実技や机上シミュレーションがありました。
座学では、何に意識して行動すればよいかを忘れないようにする略語がいくつか(英語版と日本語版)があり、それについて、学んでいきます。
参加者は6グループに分かれており、そのグループごとのディスカッションや発表という形もありました。また、トリアージ(重症度の判定)の方法やトリアージタグの書き方などを学び、一通り座学が終わると、実技です。
まずはトリアージの実技がありました。
災害現場では、重傷から軽傷の方まで多様な方がいます。本来であれば、全員に必要な医療が提供できれば理想的ですが、災害ではそうはいきません。医療者が限られている状況ですので、生命の危機が迫っている重傷患者をより効率的に見つけ、処置をしなければなりません。その時に行われるのが、トリアージであり、特にトレーニングをしたのが、START法という方法です。
詳細は省きますが、10秒程度で大雑把な重症度を判定できる方法です。インストラクターが大勢寝ており、そこに寄ってトリアージをする実技トレーニングをしました。
そのあとは、机上シミュレーションでした。
グループのテーブル上に、とある駅とその周囲の地図が描かれており、付近で大事故が発生したとき、最初に到着した救急隊としてどのように対応するか、というシミュレーションです。
グループ6人で指揮を執り、どこに立ち入り禁止エリアを作るか、手持ちの救急隊、警察、レスキュー隊をどこに置くのかという無限の選択肢のあるシミュレーションゲーム、もしくはボードゲームみたいなものでした。ゲームと思ったのは僕だけかもしれませんが、どなたも(もちろん僕も)真面目に考えて、活発な意見がたくさんでていました。
いかにその現場をより具体的に想像し、今後どのようなことが起こるかを予想して、それに対して自分が持っている資源(人材や機材、施設など)を使って対応するかということを、インストラクターの助けもあり、身を学ぶことができました。
災害に対しての実践はあまり起こることではありません(起こらないことが一番でしょう)が、救急外来で働いていると、容易に災害は起こります。短時間で救急車の受け入れ要請が数件入れば、簡単に医療者より患者のニーズが上回り、規模は小さいにしろ災害の出来上がりです(もちろん、患者が同じ人数でも対応する医師のキャパシティにもよります)。その時の対応にも一部通じるものがありますので、よく脳内で災害が起きている僕としては大変勉強になる講習会でした。


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