「第3回神経集中治療ハンズオンセミナー」に参加しました!

生塩(うしお)です。
76日という平日ではありましたが、富山で行われている日本意識障害学会に併設した『神経集中治療ハンズオンセミナー』に参加してきました。こういう平日にも関わらず、勉強のためだからと行かせてくださる当科のシステムは改めて素晴らしいと思います。
代わりに休日に働かせてもらいます(笑)



神経集中治療ハンズオンセミナーは、ICUに勤務する医師・看護師を対象として、神経集中治療の代表的な、心拍再開後昏睡(PCAS)・重症頭部外傷(TBI)・てんかん重積状態(特にNCSE)・重症くも膜下出血(SAH)4つのブースに分かれ、シナリオベースで神経集中治療を学ぶハンズオンセミナーです。

内容としては、PCASでの体温管理療法のコツやシバリングのコントロール方法、TBIでの頭蓋内圧センター挿入実技(穿頭)や頭蓋内圧亢進に対する段階的治療、SAHの脳血管攣縮と遅発性脳虚血の診断と治療、SEでの持続脳波モニタリングの所見の読み方・・・など学ぶポイントは非常に多かったです。
インストラクターとディスカッションしながら、神経集中治療を学べたことは大きかったです。座学の講義でないハンズオンセミナーのメリットですよね。


そして、当院でしている神経集中治療が標準的であると実感できました。これもセミナーに参加してよかったと思える点でした。

救急外来ばかりをしていた私としては、PCASSAHNCSEの神経集中治療は非常に勉強になりました。特に、持続脳波モニタリングから積極的にNCSEを疑い、専門医にコンサルトできればと思います。
ハンズオンセミナーで学んだことも取り入れながら、今後の神経集中治療の診療に活かしていきます。

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