山頂から噴煙が上がっています。~浅間山火山噴火情報~

町田です。

大学病院所属時代に初めて出向で群馬に来た時に、「新幹線から富士山が大きく見える」と興奮した記憶があります。
その富士山と勘違いした山が、群馬県と長野県の国境にそびえている「浅間山」です。長野行の新幹線の名称にもなっていますね。
よく見ると山頂から噴煙が上がっています。

ドクターヘリで県北西部に出動した際は、その裾野から白く染まった山頂まできれいに見ることができ、良く晴れた冬のこの時期は当院屋上ヘリポートからも見ることができます。


浅間山をよく見ると山頂から噴煙が上がっているのがよく見えます。
昨年大ヒットしたNHK大河ドラマ「真田丸」の中でも“浅間山大噴火”の史実が取り上げられていましたが、平成に入ってからもちょこちょこと小噴火を起こしています。

ここのところ噴煙が少したかくあがっているような気がしていて、気象庁の地震火山部の発表をあらためて確認したところ「2017年に入ってから浅間山で火山性地震や火山ガスの放出量が増加しており、火口から2キロの範囲で噴火の可能性があるとのこと」でした。現時点での噴火警戒レベルは「レベル2(火口周辺規制)」となっています。
☆詳細な情報は・・・
 http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/306.html


群馬には素晴らしい温泉地がたくさんあるということは、火山が多いという証明でもあります。
現時点で特別な災害医療体制はとっておらずドクターヘリなどの救急医療活動は通常通りに行われていますが、引き続き火山噴火情報に注意していきましょう。また御嶽山噴火の際には当院の医療救護班も出動した経緯もあり、その時の活動をあらためて振り替えて万が一の時に迅速かつ適切な対応ができるように備えておこうと思います。

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