差別と偏見をなくすために・・・~小学校6年生への特別授業~

町田です。
3年連続でみどり市立笠懸小学校において特別授業を行いました。昨年に続いて小学校6年生が対象です。児童169名と教職員に加えて桐生市消防本部から救急救命士2名も来ていました。

50分という限られた時間でしたが学校側から「理科」「キャリア教育」「人権教育」のリクエストを頂き、どのような構成にするか悩みながら当日を迎えました。


学校の理科で「呼吸」「循環」について学んでいるということで、救急医として行っている初期診療のABC(A:気道、B:呼吸、C:循環)とリンクさせて解説したり、その話の中で救急医の仕事についてお話しさせていただきました。

また「命は平等です!」というキーワードを掲げて、医療でも病気などを理由に命に差をつけられていた時代があったことを病気の具体例を挙げてお話しし、「偏見は誤った知識から生まれる」こと、「正しい知識をもって行動すれば差別は生まれない」ことをお話しさせていただきました。
命はその人のものだけではなく、その人を取り囲むあらゆる人にとって大切な存在です。僕が6年前に栃木県の小学校5年生から教わった「命を守ることはみんなの笑顔を守ること」という言葉を、これからも小学生に伝えていきたいと思います。


短い時間でまた年に数回しか小学生の前で話すことがないので、どれだけ小学生の心に残ったかわかりません。しかし困っている人が目の前に現れた時にそっと手を差し伸べてあげられるように、今回の話がちょっとでもお役にたてればそれで十分です。


ちなみに特別授業の前に校長室で給食を頂いたり、授業後に校長先生、副校長先生、教頭先生、そして今回の特別授業を用意していただいた同校板倉先生と医療、教育、スタッフ育成についてものすごく話が盛り上がりました。大人になっても学校の先生から学ぶことは多いですね!

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