新潟県が群馬県・埼玉県とドクターヘリ広域連携で手を組みます!~知事会で基本合意書が締結~
町田です。
昨日の新聞記事で目にされた方もいらっしゃるかと思いますが、18日に新潟県燕市で開催された『群馬、埼玉、新潟3県の広域課題を協議する知事会議』において、“ドクターヘリの広域的な連携について基本合意書”が締結されました。
群馬県と埼玉県が広域連携試行事業が始まっていることに加えて、今年の秋に新潟県の長岡赤十字病院に新潟県2機目のドクターヘリが配備されることを受けて、群馬県との相互利用や県境での災害時の迅速な対応が可能となる可能性があることから、「3県が運用するドクターヘリによる救急搬送を相互に補完しあう体制の構築」のために知事会というトップ会談でこの合意が交わされたことは、今後の連携を進めるうえでとても重要な意味があります。
2014年10月に開催された「HEM-Netシンポジウム」において、基調講演で泉田新潟県知事が新潟県ドクターヘリの紹介をされていた際に“山形県との広域連携”に関するお話をされていました。ちょうどその時期に新潟県に2機目のドクターヘリが導入されるという話題も出ていたため、隣県である群馬県から参加していた僕としては、“他の隣県との今後の展開について”どうしても伺いたく畏れ多くも質問をさせていただきました。
それから2年もたたずにこのような展開になったことは、本当にうれしい限りです。しかも埼玉県も交えた3県の連携です。
もちろん群馬県と新潟県の間の地理的問題(高い山がそびえていたり、気候がまったく異なる)があったり、群馬県ドクターヘリが自県対応に手いっぱいに近い状況であることも考慮しなくてはいけません。
そのためこの基本合意に基づいて今後いろいろ取組みや話し合いを行い、最終的にすべての県の市民の皆様にとって有効となる連携方法を決めていく作業に入ります。
● 相互に補完しあう体制の構築に向けて、基本合意を踏まえて担当者間で引き続き協議を継続。
● 事故等による多数傷病者発生時において、互いのドクターヘリが迅速に出動できるよう、各県ドクターヘリの基本情報について情報共有を推進。
災害発生時に隣県ドクターヘリの応援を頼む際は「管轄消防→事案発生した県庁→隣県県庁→隣県基地病院」というルートをたどらなくてはいけません。しかし広域連携を結んでいると「管轄消防→隣県基地病院」という流れで、迅速に応援に駆けつけることができます。
特に個人的には、局地災害で迅速な対応が必要な際に、広域連携によって迅速に自県と隣県ドクターヘリが現場に集まってこれるようになることを一番期待しています。
すでに群馬・栃木・茨城県(北関東3県)連携、群馬・埼玉県連携、新潟・山形・福島県連携、福島・茨城県連携、茨城・千葉県連携がこの地域では存在しており、これらの連携が一つになれば少なくても8県の手が結ばれます。広域連携は組んでいませんが基地病院では長野県とも協力体制はできています。
今回の連携をきっかけに、いよいよ日本も都道府県の枠を超えた運用を本格的に考える時代に突入させないといけませんね!
昨日の新聞記事で目にされた方もいらっしゃるかと思いますが、18日に新潟県燕市で開催された『群馬、埼玉、新潟3県の広域課題を協議する知事会議』において、“ドクターヘリの広域的な連携について基本合意書”が締結されました。
群馬県と埼玉県が広域連携試行事業が始まっていることに加えて、今年の秋に新潟県の長岡赤十字病院に新潟県2機目のドクターヘリが配備されることを受けて、群馬県との相互利用や県境での災害時の迅速な対応が可能となる可能性があることから、「3県が運用するドクターヘリによる救急搬送を相互に補完しあう体制の構築」のために知事会というトップ会談でこの合意が交わされたことは、今後の連携を進めるうえでとても重要な意味があります。
2014年10月に開催された「HEM-Netシンポジウム」において、基調講演で泉田新潟県知事が新潟県ドクターヘリの紹介をされていた際に“山形県との広域連携”に関するお話をされていました。ちょうどその時期に新潟県に2機目のドクターヘリが導入されるという話題も出ていたため、隣県である群馬県から参加していた僕としては、“他の隣県との今後の展開について”どうしても伺いたく畏れ多くも質問をさせていただきました。
それから2年もたたずにこのような展開になったことは、本当にうれしい限りです。しかも埼玉県も交えた3県の連携です。
もちろん群馬県と新潟県の間の地理的問題(高い山がそびえていたり、気候がまったく異なる)があったり、群馬県ドクターヘリが自県対応に手いっぱいに近い状況であることも考慮しなくてはいけません。
そのためこの基本合意に基づいて今後いろいろ取組みや話し合いを行い、最終的にすべての県の市民の皆様にとって有効となる連携方法を決めていく作業に入ります。
● 相互に補完しあう体制の構築に向けて、基本合意を踏まえて担当者間で引き続き協議を継続。
● 事故等による多数傷病者発生時において、互いのドクターヘリが迅速に出動できるよう、各県ドクターヘリの基本情報について情報共有を推進。
群馬県と隣県のドクターヘリ配置(20分圏内)。 (赤点線は新潟県ドクターヘリ2機目) |
災害発生時に隣県ドクターヘリの応援を頼む際は「管轄消防→事案発生した県庁→隣県県庁→隣県基地病院」というルートをたどらなくてはいけません。しかし広域連携を結んでいると「管轄消防→隣県基地病院」という流れで、迅速に応援に駆けつけることができます。
特に個人的には、局地災害で迅速な対応が必要な際に、広域連携によって迅速に自県と隣県ドクターヘリが現場に集まってこれるようになることを一番期待しています。
すでに群馬・栃木・茨城県(北関東3県)連携、群馬・埼玉県連携、新潟・山形・福島県連携、福島・茨城県連携、茨城・千葉県連携がこの地域では存在しており、これらの連携が一つになれば少なくても8県の手が結ばれます。広域連携は組んでいませんが基地病院では長野県とも協力体制はできています。
今回の連携をきっかけに、いよいよ日本も都道府県の枠を超えた運用を本格的に考える時代に突入させないといけませんね!
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