“群馬県ドクターヘリ基地病院スタッフ会議”~2か月に1度の大切な話し合いの場~

町田です。
昨晩BS日テレで放映された「緊急出動!ドクターヘリ」について、多くの方々から激励のメッセージを頂きました。皆様からのご理解ご協力があることを忘れずに、1人でも多くの傷病者の救命・社会復帰を目指して、ますます頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします。



数年前に中野院長と青森県南部ドクターヘリ基地病院である八戸市立市民病院を視察した際に、「毎月必ずドクターヘリスタッフで定期的に安全勉強会を行っている」というお話を伺いました。その当時の群馬県ドクターヘリではメーリングリストを用いて周知事例の共有を行っていましたが、運航クルー、救急医療スタッフ、担当事務官がそろって話し合いをする機会がありませんでした。
様々な機関が同じ目的のために活動するにあたってしっかり意見交換をしてより良い活動を目指すためには 、ネット上ではなく直接顔を見合わせて話し合うことの大切を教えていただき、それから2か月に1回のペースで『群馬県ドクターヘリ基地病院スタッフ会議』を行っています。

参加メンバーは朝日航洋運航スタッフ、フライトナース、集中治療科・救急科医師、社会課で、報告事項、検討事項、そして毎回必ず「安全勉強会」を行っています。
今日はちょうど群馬県ドクターヘリ主担当の機長、整備士、CS、ドクター、ナース、事務官、そしてセンター長が久しぶりに全員そろっていました。
この数か月の活動中に起こった疑問点や懸案事項について時には熱いディスカッションをしながら、すべてのスタッフが共通認識を持てるようにしています。
また以前に決まった周知事項、マニュアル、ルールなどがきちんと現状にそくしているか、必要であればブラッシュアップも行います。

ちなみに今日の内容は以下の通りです。
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 1、報告事項
 ・ドクターヘリレジストリの進捗状況
 ・D-Call Netについて
 ・消防無線のデジタル化について
 2、検討事項
 ・資器材確認・見直し(毎回恒例)
 *ヘリ内棚、ヘリ用バッグの資器材整理
 *ヘリ無線による医療資器材への干渉について
 ・周知事例、マニュアル。ルールの見直し
 *傷病者出し入れに関するエンジンカットについて
 *病院への医療スタッフピックアップについて
 *重複要請時のMC優先権について
 *県外搬送時の注意点
 3、安全勉強会
 『現場での臨機応変の対応について』
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1時間30分の予定が2時間を超す長い話し合いとなりましたが、しっかり意見を言い合って各機関の距離をぐっと近づけることが大切です。
安全が最優先の中でさらに傷病者のためにできることをしっかり提供するために、その時できる最も良い方法をスタッフが考えられる環境作りの少しでも役に立つような会議になってほしいと願うばかりです。

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