車王国だからこそ守ってほしいマナー。

町田です。

10月に入り日没が早くなったり、台風などの影響でドクターヘリの未出動が増えています。この1週間で28件の要請をいただきましたが15件は未出動で、うち天候不良による未出動が7件、日没制限による未出動が4件となっています。安全第一を考えて自然にはかなわないところがありますが、天候や日没がギリギリなところでも積極的に要請して頂ける消防の姿勢に感謝しています。



医師、看護師が救急車やドクターカーに同乗することがあります。当院から他院への転院搬送であったり、ドクターヘリの活動でもランデブーポイントから救急車に同乗して病院搬送することがあります。

その時にいつも思うことがあります。それは『周りの車が全然止まらない・・・』です。
救急車もドクターカーも緊急走行とはいえキチンと制限速度を守り、大きな交差点ではきちんと止まって左右の確認をしています。平気で追い越してくる車、その隙に交差点を横断する車が結構あるのです。時には路地から救急車の前に割る混んでくる車も・・・
実態は図々しい運転だけではないようで、車の機密性が高くなったことや音響がよくなったことがあるようです。

救急車に同乗していて目の前に重症の患者さんがいるとき、リスクの高い移動の時間をできるだけ短くしたい思いが本当に強くなります。重症患者さんほど本当に1分1秒が惜しいのです。
群馬県は自動車保有率が日本一でや交通機関別旅客輸送分担率も自家用車が90%を占める、まさに『車王国』です。車王国であるからこそマナーをしっかり守っていただき、全国のモデルになってほしいと切に思います。

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