2012年11月度群馬県ドクターヘリ活動実績更新しました。

Web担当の伊藤です。
毎日寒い日が続いています。空気も乾燥してますので、皆様風邪などひかぬよう、ご自愛下さい。

2012年11月度群馬県ドクターヘリ活動実績を更新させていただきました。
 

本日の日没16:29、要請受付終了15:59。
明日からまた日没時間が伸び始めます!
 
★★★

先日、Hospital-MIMMS横浜コースを受講してきました。

大事故災害とはいつ何時起きるか知れません。わが国でも阪神・淡路大震災、東北大震災と多くの犠牲者を出した地震を経験しました。
医療機関としては大事故災害が起こると、どの程度の傷病者が出たとか、どれくらいの災害だったのかが非常に重要となります。災害の規模によって、傷病者の数によって、院内は傷病者受入の準備をしなけらばばらないからです。例えば100人の傷病者が出たとする。その中の50人が当院に運ばれてくるとする。その人たちをどのように受け入れ、どのように治療し、災害後の病院機能を回復して行くかを指揮、コントロールするための災害本部を立ち上げる。
Hospital-MIMMSとは、そういった大事故災害による多数傷病者病院受入から根本治療、回復期計画を学ぶコースです。

通常、病院には、診療部、看護部、事務部などと仕事内容が異なるスタッフが働いています。ところが多くの傷病者が運ばれてくると、通常の業務を行うのが困難になってきます。まず押し寄せてくる傷病者へのトリアージが医師・看護師だけでは間に合わず、時には事務部も診療部に関わりトリアージに参加することも考えられます。
ふるい分けトリアージは、ある程度のスケールがあれば事務員でも出来る可能性があります。事務は事務だけやっていればいい、というわけには行かなくなるのです。

大事故災害対応においては、こういった通常業務と異なる業務をしなければならなくなることを病院スタッフ全員が認識を持つために、各部門が合同で訓練を行い、常に訓練を省察、検証し改善していくことまでをこのコースで学ぶことができました。



今年3月に当院で開催したHospital-MIMMSでの一コマ。

筆者はDMAT隊員でもなく、災害計画に関わったことは皆無です。
しかしながら、災害が起こった時に、病院内に災害経験者が常駐しているわけではなく、いざというときは、まったくなんの経験もないスタッフたちが災害計画を立てていかなければなりません。
そういった時のために、誰でも対応可能な災害マニュアルを作成していくこと、アクションカードを作成していくことはとても重要なことと思いました。

私ごとながら、有意義な2日間を過ごさせていただきました。

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