数字から見た今年のICU。

町田です。

この1年間、ICUは常にベッドコントロールとの戦いでした。救急外来からの重症患者の受入だけではなく、大手術後や重い合併症を抱えた方の手術後の患者さんの全身管理、そして入院中の患者さんの急変への対応など、ベッドが空いていることがほとんどありませんでした。
ICUに入室している患者さんは、各科主治医の先生の方針のもとで当科と麻酔科のその日のICU専従医で患者さんを診させていただいていますが、今年も各科や各病棟のご協力のおかげでなんとか多くの緊急入室に対応できました。

12/16に病院忘年会、12/19には医局忘年会がありました。多くの病院スタッフが集まり、また練習に練習を重ねた見事な芸の発表もあり大いに盛り上がったようです。2日ともICUの重症患者への対応のため当科スタッフはあまり参加できませんでしたが、この場をかりて多くの病院スタッフの皆さん、各科の先生方に御礼申し上げます。そしてこれからもよろしくお願いいたします。


ちなみにここで2つの数値を紹介します。

『715』
2011年の今日までのICUに新しく入室した患者さんの数です。
4年前の約1.5倍です。(ベッド数が増えたのもありますが・・・)
そして今年度上半期のICUベッド稼働率は9割を超えているようです。
一人でも多くの重症患者を受け入れるために、365日24時間患者さんの早期回復のため頑張ります。

『1000』
2011年のICU内で行われたグラム染色と顕鏡の数です。
感染症治療において、各種培養検査の結果が出る前にある程度の治療戦略をたてられます。
今は耐性菌等の問題があり、ICUにおける抗生剤治療も自分たちから相手(ばい菌たち)との戦いに挑まなくてはいけません。


なんでも数が多ければよいわけではありませんが、頑張っている結果が数値として表れるとうれしいですね!これからも多くの人の救命・社会復帰のために、ICUを土台として救命センター一丸となって頑張っていこうと思います。


おまけ・・・
『5,6』
当院ICUの日勤帯の専従医の数です。
12床のベッドを6人体制(休日は時々5人)で濃厚に診療に当たります!

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