『絆』~石巻赤十字病院スタッフのDMAT研修受講~

12/11~14の4日間、東京都立川市にある災害医療センターで『日本DMAT隊員養成研修』が行われました。当院からも個人枠でロジ1名が参加し、無事DMAT隊員の認定をいただきました。当科からはインストラクターとして、1,2日目を中村医師、3,4日目は町田が参加しました。


今回は東日本大震災で大きな被害を受けた石巻地域で、発災直後から休むこともなく地域の中心となって活躍されている石巻市立病院からチームで参加がありました。

☆【日本赤十字社】石巻赤十字病院~東日本大震災 初動の記録~
→http://www.youtube.com/watch?v=Pc1ZO7YwcWc&context=C2f029ADOEgsToPDskKlTQmHgaHyjxxceP0ZTV1X

3/11から9か月を過ぎ「少しは落ち着いてきましたよ。」とおっしゃっていましたが、やはり忙しい日々は今も続いているようです。そのような状況にもかかわらず、「皆さんにお世話になった分、今度は私たちが恩返しできるように頑張ります!」という思いで研修を受けていたとのことです。その気持ちにとても感動しました。
僕が2年前に神戸でDMAT研修を受講した時に実は石巻赤十字病院チームも参加していて、「同じ日赤ユニフォームですね!」と励ましあいながら4日間を過ごした記憶があります。これからも強い『絆』をもって石巻赤十字病院スタッフの温かい心にお応えしていこうと思います。
石巻赤十字病院のスタッフと・・・

毎年この時期恒例の今年の漢字は『絆』でした。本当にいろいろなことがあり心が打ちひしがれる時期もありましたが、その中でやはり家族、友人、そして日本から世界中に広がった『絆』がこころの大きな支えになりました。
DMAT研修はチームで参加しますが、研修中はいろいろな病院の人が集まってグループを作ってディスカッションをしたり、現場救護所、SCUなどの訓練ではそれぞれのチームが一つに集まってチームビルディングを行ってから訓練を行いました。
集まったチームのメンバーで協力して同じ目的に向かって活動することができるのがDMATの特徴です!日中の研修そして夜の懇親会で交流が深まることが、今後の活動において必ず役立つときが来るはずです。

立川からの帰りは東京駅まで岩手県立中央病院チームの皆様とご一緒させていただきました。ご家族が太平洋岸に住まれてて探しに行かれた話や震災直後の病院の様子などをうかがいました。本当にそのご苦労は容易に想像することはできません。
そのような中で「皆さんに助けていただいたので、今度は私たちが助けてあげられるように頑張ります。」と常に感謝の気持ちをおっしゃっていました。これからさらに交流を深めることを約束して東京駅でそれぞれ帰途につきました。
皆さん、お疲れ様でした。

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