2012年10月31日水曜日

群馬県ドクターヘリ10月活動実績速報

町田です。
ただいま休暇中のためドクターヘリ実績のまとめが進んでおりません。
今回は要請・出動数、要請消防本部、搬送先病院のみの速報報告です。
『群馬県ドクターヘリホームページ』への10月分の実績報告の更新は、11月10日以降になることが予想されます。遅くなってしまうことをお許しください。


☆群馬県ドクターヘリ10月活動実績速報☆

機体やりくりの都合で10/15からJA6924で運航中です。
〇要請:92件(先月+5件、昨年同月-2件)
〇出動:70件(先月+5件、昨年同月+2件)
・現場出動 61件
・施設間搬送 2件
・出動後キャンセル 7件・・・キャンセル率 10%
・その他 0件

〇未出動:22件
・重複要請 8件(群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用 1件、栃木県ドクターヘリ対応 1件)
・救急隊現着後キャンセル 3件
・天候不良 2件(栃木県ドクターヘリ対応 1件)
・運航時間外 8件
・その他 1件

今月は重複要請に対する次の手がなかなか出せませんでした。また日没時間が早くなっており、夕方の対応不可能な事案が増えてしまっています。日没が早くなるこの時期は、いつも以上に早い要請を意識しての活動のほどよろしくお願いします。


<要請消防本部>要請/出動:92/70件
・前橋市消防  23/17件
・吾妻広域消防  14/12件
・桐生市消防  11/8件
・多野藤岡広域消防 8/4件
・高崎市等広域消防 7/6件
・館林地区消防  7/5件
・渋川広域消防  6/6件 
・利根沼田広域消防 5/4件
・富岡甘楽広域消防 4/3件
・伊勢崎市消防 4/2件
・太田市消防  1/1件
*北関東3県広域連携(栃木県) 2/2件

<搬送先病院>傷病者:64名(多数傷病者事案 1件:2名 1件)
・28名:前橋赤十字病院・・・U-turn率:43.8%
・8名:群馬大学医学部附属病院
・5名:高崎総合医療センター
・4名:太田記念病院、群馬県立心臓血管センター
・2名:獨協医科大学病院(栃木県)、公立藤岡総合病院、桐生厚生総合病院、館林厚生病院、群馬循環器病院
・1名:佐久総合病院(長野県)、佐野厚生総合病院(栃木県)、済生会前橋病院、利根中央病院、前橋脳神経外科病院

自衛隊基地が今度新たにランデブーポイントとして申請される当たり、
ドクターヘリ、防災ヘリによるシミュレーションが行われました。
県外の訓練では何度か自衛隊基地に降りていますが、県内では初めてです。

2012年10月30日火曜日

受講者募集開始しました。

Web担当の伊藤です。

昨日原澤医師が投稿した通り、10月27日(土)、28日(日)、と第7回群馬県災害医療研修が行われました。

こういった県単位の大きな研修は興味があってもなかなか参加できませんが、前橋赤十字病院では医師・歯科医師・研修医・(准)看護師・メディカルスタッフ(薬剤師・臨床検査技師・診療放射線技師・臨床工学士・理学療法士・作業療法士、等々)、救命救急士・救急隊員・医療事務・医学生・看護学生等向けに「急性期災害医療(レベルⅠ)コース」を開催しています。


コースの様子
このコースは「群馬県基幹災害医療センター(前橋赤十字病院)」が、日本DMAT研修、日赤DMAT研修、MIMMSコースを参考に、急性期災害医療の基礎的な知識および技術を習得することを目的として開発した教育コースです。3ヶ月ごとに受講者募集を致しますが、本日より第31回〜第33回コース受講者募集を開始致しました。
興味のある方は、以下のリンクで詳細をご確認下さい。








★「急性期災害医療(レベルⅠ)コース」募集要項★
http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/ksic.html

また、本日より前橋赤十字病院 高度救命救急センター G2010版BLS&AEDコース受講者募集(第134回〜第136回)も開始致しました。
こちらは、院内において医療従事者が心肺機能停止者に遭遇した場合に、心肺蘇生とAEDを使用しての早期除細動が法的および技術的に可能となることを目的としたコースです。 



どちらも経験豊富なインストラクターが指導する、大変充実したコースです。

どうぞよろしくお願い致します。

2012年10月29日月曜日

半年が経ちました

集中治療科・救急科 専攻医 原澤 です。
町田医師不在のため、初投稿です。

...

早いもので、関越道高速ツアーバス事故から半年が経ちました。

改めて、事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々の一日でも早い回復を願います。


県全体として、10月27日・28日に群馬県DMATの対応を実証するための訓練として「第7回群馬県災害医療研修」を行い、見直しを経た運用形態の確認をしました(私は直接参加しておりませんので本日は内容には触れられませんが、後日upできればしたいと思います)。訓練に参加された方々、お疲れ様でした。こういった検討・再構築・実証・再検討...という地道な反復が、より良質な災害対応を作るものと思います。

また、事故以降、我々の日常業務にも多少の変化がありました。
事故対応の振り返りで内外から指摘された「DMAT派遣要請の遅れ」を改善するため、警察・消防との連携をより緊密にとるようになりました。詳細は割愛いたしますが、これによりER業務、ドクターヘリ業務、局地災害対応、という連続性がより明確になってきたと感じています。
事実上DMAT出動となる案件はまだありませんが(ないに越したことはないと思うのですが)、病院単位から県単位の医療圏まで、バス事故の反省を活かして、より良い対応が可能となるように日々検討を積み重ねています。

...

話は少し変わりますが、ここしばらく減少していた外傷の患者さんが増えている印象があります。
生じてしまった事故、外傷への対応を迅速・的確に行うことは我々が行うべきことなのですが、個人的には最大の対策は予防だと思っています。

危険な運転の結果としての事故や、高齢の方の高所作業中の墜落事故など、回避しうる状況での事故ではないか、と思うケースを見るたびに、なぜそれをしなければならなかったのか、未然に防ぐ術はなかったのか...と感じざるを得ません。

このブログを読んでいただいた方には、ご自身はもとより周囲の方々にも、日々の通勤・通学、日常の作業に潜む危険を意識していただき、安全にお過ごしいただきたく思います。

関越道高速ツアーバス事故のような痛ましい事故が繰り返されないよう、切に願います。

...

一部に個人的な考えが反映されていること、ご容赦願います。
乱文にて失礼いたしました。

2012年10月27日土曜日

フライトドクターの同乗研修を行いました。

町田です。

10月22~26日の5日間、秋田県ドクターヘリのフライトドクターとして活躍している医師の同乗研修を当院で行いました。最近は運航会社のOJT(on the job trainning)も当院で行われることが多く、基地病院としての活動がひとまずは評価されているのかなぁと思うとちょっと安心します。
DMAT研修などでご一緒する横浜労災病院の田口先生が研修で来られました。
4日間ともにフライトした鈴木先生と、『フライトナースの安心感』を印象付けたナース萩原さん!
今回は雨の影響もあり、5日間で10件の要請で6件の出動のみ(あと1件出動がありましたが重複要請でセカンドスタッフで対応)でしたが、北関東広域連携で栃木県に出動したり、連続・重複要請での対応、地上スタッフのMC(medical control)も経験していただき、今後の活動に行かせていただければ幸いです。
また昼間はCS室でコーヒーを飲みながら、夜は焼肉を食べながら当院スタッフといろいろお話させていただき、こちらも多くの刺激をいただきました。今後ともよろしくお願いします。
とある日の運航クルーとともに!


<研修中の一コマ・・・連続・重複要請!>
前事案対応中に次事案要請あり!
防災ヘリも出動中のため、すぐにU-turnし屋上で傷病者引継ぎ。
引き継ぎ終了直後に次事案に向けて離陸準備に入ります。通称『Touch & Go !』
その頃CS室では、ちょっとまたせた次事案でより速い傷病者への接触のために消防と調整。
その隣でER担当医師により搬送先病院選定開始。
そのようななかでこの後あらにもう1件要請が・・・
活動中のファーストスタッフを残してヘリだけ帰還。
控えていたセカンドスタッフがヘリに飛び乗り3件目に対応!
これにより田口先生は研修中に置き去りを体験・・・
この1週間で6件要請で3件しか出動できなかった日、6件要請にすべてこたえられた日がありました。
連続・重複のタイミングでこのような結果に分かれてしまうことがあります。
様々な手段を駆使して、1件でも多くの要請にこたえられるように頑張ります!
 
 


2012年10月26日金曜日

『渓仁会救急科BLOG』とリンクしました!

北海道には現在ドクターヘリが3機配備されていて、道央ドクターヘリ、道北ドクターヘリ、道東ドクターヘリが広い北海道の大地を駆け回っています。現在は函館にもう1機配備予定(道南ドクターヘリ?)とのことです。
そのうち道央ドクターヘリは2005年4月1日から運航開始しており、ことしで7年目を迎えた大先輩のドクターヘリです。

その道央ドクターヘリの基地病院である手稲渓仁会病院救命救急センターの『渓仁会救急科BLOG』とリンクさせていただきました。

渓仁会救急科BLOG → http://teinekeijinkaiqq.seesaa.net/

どうぞよろしくお願いします。

2012年10月24日水曜日

コーヒーブレイク!

町田です。

気が付くと本ブログの400件目の投稿です。書くのが苦手なのに良く書いていると思います。
それもすべて皆さんに様々な情報を提供したいという思いと、読んでいただいている皆様からの温かい声援のおかげです。相変わらず文章力が上達していませんがこれからもよろしくお願いします。


基本的に医師は1日のスケジュールがバラバラです。
僕らのコーヒースタンド!
外科の先生方は手術があれば朝からずっと休みも食事もなく立ちっぱなし、内科の先生方も外来で午後遅くまでずっと休めないことが多々あります。昔から『食べられる時に食べ、寝られるときに寝ておけ!」と先輩医師から指導されてきました。病院勤務で働いているとそんな生活が何十年も続きます。
救急科もいつ患者が来るかわからず、重症患者であればずっと休みなく診療が続いたり、夜中の急患が途切れず朝まで起きっぱなしということもあります。

そんな中で時には休憩が必要・・・ひとそれぞれのちょっと息抜きの時間と行動がありますよね。
僕たちはCS室で一休みすることが多いです。CS室は救急外来に隣接していて(実は知る人ぞ知る場所にある小屋・・・)、いつもおいしいコーヒーがわいています。CSさん、ありがとうございます。
センター長も時々やってきます。その時は基本的には仕事の話はNGとのことです。『俺も息抜きしたいんだよ~!』っといってコーヒーをすすっていきますが、ときどき僕たちに仕事のお土産を置いていくことも・・・

コーヒーブレイクをして次の出動、患者受入に備えています!
他科の先生方、病院スタッフの皆さんもどうぞ!!

BK117の宣伝で川崎重工さんが『ひとまるちゃん』を写真に採用しています。
よく見るとぐんまちゃんも載っています。ありがとうございます。

2012年10月21日日曜日

『救急科主治医』~命のリレーのアンカー~

町田です。

先日の『第9回前橋市立前橋高等学校BLS&AEDコース』のブログ記事に多くの反響をいただきありがとうございます。
当院に搬送される心肺停止患者も、最近はほとんどの症例でバイスタンダーによる胸骨圧迫が行われていることが多く、消防の通信指令課の口頭指導の徹底や一般市民へのBLS,AEDの浸透を感じることができます。

バイスタンダーによる心肺蘇生が『命のリレーの第1走者』と先日書かせていただきましたが、それを引き継ぐ走者が救急隊であり、そして救急外来での初療、集中治療室での全身管理をする当科スタッフになります。心肺停止以外でも重症患者さんは救急隊やドクターヘリ、救急外来、集中治療室へと命のバトンが引き継がれていきます。
救急科で入院した患者さん命のリレーのゴールは様々です。残念ながらすべて良い結果とは限らず、救急外来で蘇生できなかった方、入院中に重体の状態から回復できず亡くなる方もいらっしゃいます。そのような中で急性期を乗り切って専門診療科に引き継がれたり、リハビリのために転院になったり、すっかり元気になって退院される方もいらっしゃいます。

集中治療科・救急科では、ドクターヘリ、救急外来、集中治療室の当番とともに『主治医業務』という大切な当番があります。
救急で入院する患者さんの多くは、突然、見知らぬ土地で・・・など、本人、家族のとって不意の入院となることが多く、患者さん自身だけではなく家族も含めて非常に不安な心境になることが多いと思います。また全身状態が悪化している場合も多く、当科のみではなく様々な各専門診療科と連携をしながら診療を進めていく必要があります。
各科との連携のマネージメントを行いながら、その患者さんにとって治療法だけではなく治療を行う環境や今後の道しるべも決めていきながら、すこしでの患者さんや家族の不安を軽減させるのが主治医の大切な役割です。

バイスタンダーや救急隊から引き継がれた命のバトンを、最終的に良い形でゴールに届ける仕事こそ救急科主治医当番に託された任務です!

2012年10月18日木曜日

高校でBLS&AEDコースを開催しました!~命のリレーの第1走者~

町田です。

昨日は前橋市立前橋高等学校の1年生約240名全員を対象とした救急救命講習会、『前橋市立前橋高等学校BLS&AEDコース』を開催しました。毎年秋に同校で行っている本コースも今年で9回目を迎えました。

昨年度までの『目の前で急に人が倒れた時に救急蘇生法とAEDというものがあることを知ってもらおう。』という指導目的から、今年は『目の前でひとが倒れても君たちならできる!』というさらに突っ込んだ指導方針としました。そのような方針に対して今年は昨年度の2倍以上の84名のインストラクターが集まり、1ブース6,7人の学生に対して2名のインストラクターを配置することができました。
インストラクターは、医師、看護師、救急救命士、消防隊員、救助隊員、通信指令課員、リハビリ技師、放射線技師と職種もバラエティーに富んでおり、また所属も10病院、1施設、7消防本部、うち1病院、2消防本部は県外から集まっていただきました。また資器材の多くを日本赤十字社群馬県支部から貸し出していただきました。みなさんのご協力に心から感謝です。

コースは主にAEDとBLS(特に胸骨圧迫)の講義と実技です。出来るだけ講義は短く、そして実技の時間に各ブースでしっかり技術を学んでいただきました。
『携帯が使いこなせる君たちならAEDなんて簡単!』『君は一人じゃない、仲間を呼ぼう!』『迷わずひとすら胸を押そう!』というディレクターの講義はやや粗雑な振りでしたが、館林地区消防本部の迫真のデモンストレーションで一気に生徒の緊張が解け、引き続き各ブースでは生徒のノリに合わせてしっかり大切なところだけは逃さないようにしながら楽しい指導が展開されていました。
ダンスあり、笑いあり・・・でもBLS&AEDの大事なことが伝わったデモンストレーション!
1年前にデモ隊を命じられてから、ずっと練習し続けてきたそうです。
(来年のデモは地元前橋市消防局に決定です。)

そしてこのコースのもう一つの目的は救急に携わる職業に接していただくことです。
今回各ブースに配置したインストラクターは2名とも違う職種、所属として、生徒がより多くの職種の方と話せる機会を作りました。僕も3種類の仕事着に着替えながら講義を行ったり、実際に何人かの生徒には消防隊員の防護服や救命士のヘルメット、さらにフライトスーツを着てもらいながらコースに参加してもらいました。
このブースは、看護師と救命救急士がインストラクターでした。
誰が一番早くAEDを取りに行けるか体育館中を走っていました!
昨年度より始まった学校の先生への指導です。
生徒を守る先生にとっては大切なスキルであり、本当に真剣に取り組んでいただいていました。
ちなみに奥のブースの指導者は同校の卒業生。先生への恩返しです!

コース終了後、生徒から『本当に楽しみながら大切なことを学べ、これから目の前でひとが倒れてもできるような気がします。また自分たちでも忘れないようにいろいろな機会で勉強したいです。』という言葉をいただきました。この言葉がこのコースの目的そのものです。インストラクターからも反省会で『来年もまた参加したい!』という言葉を多くの方から頂きました。


このコースで最後に生徒に伝えたこと・・・

『どんなに救急医療が発達しても、目の前でひとが倒れて救急車が到着するまでの時間は、どうしても僕たちの手が届きません。だからそばにいる皆さんが頑張らなくてはいけません。命のリレーの第1走者こそ君たちです。君たちから引き継いだバトンは普段から救急医療に携わっている僕たちが守ります。だから勇気を出して最初の1歩を踏み出してください!』

実際にこの学校では、講習を受けた後に第1走者としてバトンをつないでくれた生徒たちがいます。
このようなコース、もっともっと広げていきたいです。

同校のあらゆるところにAEDの位置を示す案内がありました。
コースディレクターもコスプレです。
(ヘリスーツ、ER/ICUユニフォーム、DMATユニフォーム)
9回目にして初の懇親会開催。乾杯はデモで傷病者役を熱演していただいた先生です。
来年はいよいよ本コース10周年です!
 

2012年10月16日火曜日

ようこそ、JA6924!~しばらく機体が替わります~

群馬県ドクターヘリの機体が、JA6910から『JA6924』に入れ替わっています。
機種はJA6910と同じBK-117 C2ですが、こちらの方が新型でよくみるといくつか違いがあります。

 
 

普段は神奈川県の空を飛びまわっていますが、昨日から数か月の間は群馬の空を飛ぶことになります。よろしくお願いします。

ちなみにJA6910は昨日から神奈川県の空を飛んでいます。群馬では見られない海や富士山をしばらく眺めることになりそうですね!

2012年10月15日月曜日

NBC災害・テロ対策セミナーに参加しました。

町田です。

10月11~13日の3日間の日程で、大阪府立急性期総合医療センターで『NBC災害・テロ対策セミナー』が開催され、当院から1チーム(医師1人、看護師2人、事務員2人)が参加しました。また高橋先生がインストラクターとして参加しました。
今回のチームは当院で3チーム目の参加ですが、すでに研修を終えている2チームは、実際に2010年日本APEC(横浜)のテロ対策医療チーム、昨年の福島原発事故対応DMATとしての活動を行っています。
今回のメンバー(写真左)と、インストラクターで参加した高橋先生(写真右)です。
いつも一緒に働いているメンバーですが、前日に大阪入りをしてチームの結束をさらに高めました!

本セミナーの目的は、
・救命救急センターにおけるNBCテロ災害被災者の受入に必要な要員の養成
・NBC災害時に基幹病院から徐典病院へ派遣する医療気管支炎チームの要因の養成
で、特に病院の受け入れた体制の確立を達成目標としています。

ちなみに『NBC』という言葉は、最近では『CBRN』『CBRNE』といわれることが多く、C:Chemical(化学兵器)、B:Biological(生物兵器)、R:Radioisotope(放射線物質)、N:Nuclear(核兵器)、E:Explosive(爆薬)という物騒な用語の略になります。
もちろんこのようなものはテロだけではなく、原発事故、化学工場の爆発、危険物を搬送しているトラックの事故などで残念ながら実際に起こっていることであり、いつ病院の近くで発生するかわからない状況です。そのような事態に対応するための知識や技術をきちんと学ばないと、医療スタッフを危険にさらしたり病院を汚染させてしまったり、また傷病者にしかるべき対応ができなくなってしまう可能性があります。

3日間のコースで講義、机上演習、スキルステーションがあり、そして2日目には試験がありました。試験は何才になっても嫌なものですが、これによって知識を確実に頭と体に叩き込めることができました。実技試験ではチーム診療がありましたが、普段の診療通り“あうん”の呼吸で対応することができ、チームでExcellentをいただくことができました。

最終日は防護服を着て病院での傷病者の受入の総合演習でした。

防護服を着るだけでも一苦労で、特にインストラクターから頂いた「防護服を身を守るものだけど、使い方が正しくなければ身を危険にさらすだけ!」という言葉に身が引き締まりました。
今回はリーダー役をさせて頂きましたが、実際に防護服を着ながらの活動は注射の薬液1本吸うだけでも困難であり、また隣りのスタッフとの会話でさえも難渋しました。
しかし、様々なチームと一体となって活動が出来た事、またこのような体験が出来た事で自分たちが研修後に病院に戻ってやらなくてはいけないことが山ほどあることがわかりました。

高度救命救急センター、群馬県基幹災害医療センターとして、
あらゆる事態にいつでも対応できるように、平時からの準備が大切です!

2012年10月13日土曜日

『信州ドクターヘリ松本のブログ』とリンクしました!

町田です。
大阪で開催されているNBCテロ・災害対対応研修は、最終日の防護服を着た実動訓練が終了し、ただいま新幹線で群馬に帰還中です。

このコースでは他病院のチームと一緒に組んだりする実習などもありますが、講義の席も前後であった信州大学医学部付属病院チームの皆さんにいろいろ声をかけていただきました。
信州大学医学部付属病院は2011年10月1日より長野県で2機目のドクターヘリ運航が始まり、今月でちょうど1年を迎えました。群馬県ドクターヘリも、昨年度防災ヘリの点検中に一度信州大学まで患者さんの転院搬送があり、帰り道の信州まつもと空港での給油の際に一度ご対面しています!

そしてフライトスタッフによるブログがあるとのことで、さっそくですが当ブログにリンクさせていただきました。
☆『信州ドクターヘリ松本のブログ』→http://blogs.yahoo.co.jp/shinshu_drheri_m

信州大学医学部附属病院にお邪魔した、群馬県ドクターヘリ。

まつもと空港で信州ドクターヘリ松本を発見!
(群馬からの搬送のために退避していただいていました。)

長野県のドクターヘリの1機目は、佐久総合病院が基地病院の『信州ドクターヘリ佐久』です。
信州ドクターヘリ佐久には、群馬県がドクターヘリが導入する前より群馬県西部の救急事案に対応していただいたり、当院フライトスタッフのOJT研修をさせて頂いたり、また佐久総合病院には群馬県ドクターヘリの患者の受入でとても助けていただいております。
佐久総合病院にお邪魔している群馬県ドクターヘリ。
以前より助けていただいてばかりです。

長野県は群馬県とくっついています。佐久、松本ともに隣県同士、これからもよろしくお願いいたします。

2012年10月11日木曜日

執筆する。~書くのって大変です~

町田です。

今日から大阪で開催されるNBC災害・テロ対応研修に参加しています。
チーム参加で医師1名、看護師2名、業務調整員2名です。後日、本研修の報告をする予定です。
今回の会場です。
ただいま研修中・・・5名とも最前列で参加中です。

僕が救急・災害医療の道に携わってまだ5年目に入ったところです。まだまだ知らないことがたくさんあり、基本的な知識を知るうえで様々なテキスト、参考書、医学雑誌などを見ることがあります。
その中には当科で長い間活躍しているの先輩の先生たちが書いてあるものを見ることがります。

最近では宮崎先生が『救急医学9月号』に「偶発性低体温症」について執筆しています。
同雑誌では過去にも、中野センター長、高橋先生も執筆していて、最近は多くのスタッフに依頼が来るようになりました。
執筆するには正しい知識だけではなく最新の情報、トピックスなども把握しておかないと、確実な情報を書くことができません。皆さんに当科からより良いものを発信するために、日々の診療とともに最新の情報について常にアンテナを立てておかないといけませんね。

尚、近日中に当科スタッフが執筆したものについてまとめて当科ホームページ(http://www.gunma-redcross-icuqq.com/index.html)に公開する予定です。

書くのって大変です・・・(このブログもいつもなかなか良い内容でかけていません。)
なかなかの好評をいただいております。ありがとうございます。

2012年10月8日月曜日

自分で感じて、自分で考える・・・~がんばれ研修医!~

町田です。

北関東3県にとってドクターヘリは必要不可欠なものになっていることを実感する数字があります。
2012年度上半期(4~9月)の出動件数が昨年度よりさらに増えています。
・茨城県 出動:390件 要請:?(スイマセン)
・栃木県 出動:375件 要請:421件(栃木県庁ホーページより)
・群馬県 出動:372件 要請:482件
この3県は広域連携も結んでおり、茨城県や栃木県の活躍の足を引っ張らないように群馬県も北関東の救急医療のレベルアップに貢献できるように頑張ろうと思います。


ここ最近はヘリ関係の話が続いてので、久しぶりに院内業務のお話を・・・

救急医療にはもちろん休みはありません。体育の日が10/10で育った僕にとってはまだ違和感がある月曜日の祝日制度・・・年末年始、ゴールデンウィークのように大型連休はもちろんですが、このような3連休も救命救急センターは平日よりも忙しくなります。
救急外来受診者やドクターヘリ出動数も増える傾向にあり、もちろんその中にはICUに入院となるようなかなりの重症の患者さんもいらっしゃいます。また、週末は救急医にとっては様々な研修コースのインストラクター業務や講演などの活動もあり、スタッフの数もやや減少気味・・・
しかし、休日だからといって手を抜けないのが救急医療。特にICUは休日関係なく重症患者さんの集中治療管理が行われています。365日24時間医療のレベルを下げる訳には行きません。

このような休日にICUで大活躍してくれるのが救急科・麻酔科をローテーション中の初期研修医の面々!平日は指導医にもゆとりがありゆっくり指導を受けながら(過去の日本の医療でよく見られた新人の放置はほとんどなし!)患者さんの診療にあたっています。しかし、週末は勤務の都合で指導医もフル稼働で重症患者の診療にあたっているので、ゆっくりと指導してあげる暇がありません。
夕方のカンファレンス前の様子・・・今日1日のまとめをサマリーにまとめてプレゼンテーションをします。
今日は初期研修医2年目1名(麻酔科ローテ中)、1年目2名(救急科ローテ中)でした!
これに頼りになる後期研修医1名(日当直)とリーダーの指導医1名のあわせて5名で、ICU12床を守りました。

しかしそこは当院の初期研修医を希望しただけはあります。患者さんのベッドサイドに張り付いて、モニターだけではわからない患者さんの微妙な変化を必死に探し、そして自分の力で考察して治療方針を考えます。もちろん最終的に指導医の確認が入りますが、一生懸命悩んで何度も患者さんのそばで観察を繰り返した様子を感じることができます。
 今はいろいろなモニターがあり便利な時代になりました。しかしモニターの数値では説明がつかないこともあります。
こういう時こそ患者さんを見て(視診)、聞いて(聴診)、触れて(触診)などの5感をフル活用です!


現代は医療安全のことが騒がれすぎていて、僕たち指導医の方が逆に初期研修医に伸び伸びと診療する機会を奪っているような気がします。新しい臨床研修医制度が開始する直前に医師になった立場から、最初は 「甘やかしすぎだ~!」と反発していてばかりいましたが、やらせてみればかなりのポテンシャルがあることを最近ようやく気が付きました。
患者さんの安全が優先されることはもちろんですが、未来を担う医師になってもらいために僕たちの世代がもっと彼らが積極的に診療に参加できる環境を整えてあげることも必要と感じた祝日ののICU当番でした。

2012年10月7日日曜日

秋の行楽シーズン突入!~防災ヘリとのコラボ~

町田です。

群馬県は海がありませんが、美しい山々や清流が多くあり、10月に入ると紅葉狩りに多くの観光客が訪れます。また山の幸を求めてキノコ狩りや山菜狩りなども盛んにおこなわれています。多くの温泉地や尾瀬の美しい自然もあり、10月に入り群馬県は本格的に秋の行楽シーズンに入りました。
(某民間会社の調査で『都道府県魅力度』で群馬県が最下位になったためちょっと宣伝しています・・・ちなみに群馬県のマスコット『ぐんまちゃん』は全国ゆるキャラグランプリ2012で現在4位と大健闘中!)
 防災航空隊のワッペンにもホイストされているぐんまちゃんが!


群馬県ではスキー・スノーボード、ロッククライミングなどのスポーツによる事故による救急事案の発生が多いですが、この行楽シーズンになると山登り・ハイキング中の脳卒中、心疾患やキノコ狩り中の滑落などの重症患者も残念ながら毎年多く発生しています。
山の事故の際は、群馬県防災ヘリや群馬県警察ヘリが活躍しますが、特に重症者の場合にはより速い医療介入のためにドクターヘリがこれらのヘリとコラボして活動することがあります。
10/1のブログ中に掲載されている写真と同じランデブーポイント(スキー場)です。
9月中に同場所で2回防災ヘリからの引継ぎがありました。
もともと防災ヘリとドクターヘリのコラボがスムーズに行われている群馬県ですが、9月は特別に防災ヘリとのコラボが多く、またいろいろなパターンの活動がありました。

<9月の防災ヘリとドクターヘリのコラボ>
①防災ヘリで救助した事案を直近のランデブーポイントでドクターヘリに引継ぎ治療開始。
(群馬県では山岳救助、水難救助など現場状況の危険度が高い場合は、救助のプロ(防災ヘリ)にすみやかに救助していただき、医療のプロ(ドクターヘリ)に引き継ぐ方式をとっています。)
②重複要請の際に、防災ヘリで当院で2ndフライトドクター・ナースをピックアップして先に現場に送り込み、後からドクターヘリが合流。
 
③重複要請の際に、防災ヘリで当院2ndフライトドクター・ナースをピックアップしてドクターヘリ的活動を施行。
④多数傷病者事案における、ドクターヘリと防災ヘリによる分散搬送。

①2件、②1件、③2件、④1件の計6件ありました。(10月もさっそく③がありました。)
 当科スタッフは必ず防災ヘリの同乗訓練を行い、防災ヘリドクターヘリ的運用では
未来のフライトドクター・ナースが同乗することもあります。
病院内と現場の違いをしっかり感じて、これからさらに活躍してくれることでしょう。
(もちろんドクターヘリでは研修中とはいえ、きちんと現場で戦えるスタッフたちです!)


防災航空隊の基地は群馬ヘリポートにあり、給油や格納でドクターヘリが群馬ヘリポートにほぼ毎日行くこともあり、顔の見える関係はばっちりです。そして定期的に合同勉強会も開催していて、お互いの活動を理解しあいながらより有効なコラボレーションができるように活動しています。

2008年7月 群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用初出動の時の写真。
この時の格好は日赤救護班の旧救護服、ヘリポートもカラーリングされる前です。

2012年10月4日木曜日

2012年度上半期の実績です。


写真のメンバーで迎えた2012年度も、あっという間に半分が過ぎました。
夏の猛暑がウソみたいに朝の風には涼しさを感じるようになり、夜には秋の虫の音色が響き渡っています。


2012年度上半期(4~9月)の当科の実績がでました。

数字がすべてではありませんが、数字が一番わかりやすいので上記の項目をあげさせていただきました。(2007~2011年度上半期の実績は集中治療科・救急科ホームページに掲載しています。http://www.gunma-redcross-icuqq.com/center/index.html )

年々スタッフの数は増えてきていますが、救急車受入台数、救急入院患者数、ICU平均在院日数などで、まだまだ地域の救急医療を担う高度救命救急センターとして十分な数値とは言えないかもしれません。当科だけでは解決できない問題も多く、各専門科や病院間の連携をもっと強めていかなければいけないのですが、それ以上に当科でできることをスタッフ一人一人がもっと頑張っていかなければいけません。
これからも当救命救急センターの活動へのご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。


おまけです・・・
先日、当科で特集を組んだERマガジンの紹介をさせて頂きましたが、皆様から多くの反響をいただいております。本当にありがとうございます。
当科ではみんなで考えた方がいい事案や検討事項があった時は、月4,5回行われている『ER勉強会』でディスカッションを行い当科の方針を決めています。その中で誕生したプロトコールを今回のERマガジンで紹介させていただきました。
今年度のER勉強会では以下のようなことを話し合っています。

このER勉強会は2007年度より行われています。過去の議題についても当科ホームページで紹介しています。http://www.gunma-redcross-icuqq.com/navigation/index.html

2012年10月3日水曜日

群馬県ドクターヘリ9月度活動実績更新〜服飾デザイナーが医療従事者に転身したわけ〜

Web担当の伊藤です。
10月に入りましたが、お天気が不安定です。
昨日、群馬県ドクターヘリ9月度活動実績を更新しました。



最近、自分が医療業界に入った頃のことをよく思い出します。
中学生や高校生の方も、このブログを見て下さっていることもあり、今回は少し、医療とは全く関係なかった筆者が病院で働くきっかけとなったことについて書かせていただこうと思います。

筆者は、新宿にある文化服装学院出身です。文化服装学院は世界的なデザイナーを生み出していることで有名な学校です。代表的なデザイナーに高田賢三さんや、コシノジュンコさんなどが名を連ねます。
筆者の同窓生にも、パリコレクションに進出し、今や世界的に有名になった方がいらっしゃいます。
そんな、医療業界とは畑が全く違う華やかな世界が、人生のスタート地点となりました。
そして筆者も卒業後は、服飾デザイナーとして都内の企業で働いていましたが、入社して数ヶ月で「思っていたのとはちがう」「こんなはずでは」「自分にはもっと違う可能性があるはず」と毎日が不満だらけ、自分の才能を過信し、やがては自分の進む道に疑問を抱き始め、わずか2年でデザイナー業を断念してしまいました。
そこからバブル時代の勢いもあり、日本の景気の波に乗って、様々な職種にチャレンジ。流浪の旅人のように転々と職を変え、都内の人気スポットを転々と引っ越しし、自由気まま、気の向くまま、好き勝手に生きて、一度しかない人生、そうすることが最善の生き方と信じて疑いませんでした。
そして、バブルがはじけた頃には、職も、お金も、友達も、何も残ってはいませんでした。

そこからが、自分の今までやってきたことの代償を払う時期となってしまいました。
時代は最初の就職氷河期でした。回りの現役大学生に混じってまともに就活しても、資格もキャリアもなく、面接落とされまくりで、後は販売店のレジや、ティッシュ配りのバイトくらいしかありませんでした。
とにかくずっと立っているか、一日中歩いているかの仕事しかなく、それでも東京から離れたくなくて、販売店でレジ打ちなどして、超貧乏暮らしを続けていました。

転機は、30歳でおこりました。
長時間の立ち仕事のため、膝が悲鳴を上げ始めました。一番酷かったときは、歩くたびに膝がガクガクしてしまい、10分歩くだけで激痛が走りました。
膝をかばって歩くために、腰痛、頚部痛、股関節痛と、ありとあらゆる骨という骨が痛むのです。
そうしてサイコロを振ったように飛び込んだよく知らない総合病院の整形外科で、紹介状も何もない状態なのに、初めて会った医師に、レントゲンを見るなり膝関節の手術を宣告されてしまいました。

ここまでは、以前、ブログでも書いたことがあります。

とにかく、健康が取り柄の筆者にとって、手術も、入院も、病院通いも全てが初めての経験でした。
病院と言えば、祖父が胃癌で手術を受けた時にお見舞いにいったのが最後くらいで
その時の印象もあり、入院病棟は、暗くて、消毒臭くて、辛気くさいイメージしかありませんでした。
しかし、患者として生まれて初めて入った入院病棟は、今までの病棟の印象を覆すものでした。
とにかく、若い看護師さん達が活気ついて動き回っていました。
辛気くさいどころか、みんな生き生きとして、とても輝いていました。
病室に入ると「プライマリーナース」という人が、丁寧な自己紹介の後、これまでの病歴を問診してきました。
何時に何があるか、手術前はどうすればいいか、手術後は何をするかと、説明され、
その対応は自分が今まで生きてきた中で、最もわかりやすく、納得できるものでした。

患者にとって術前は本当に、どうかなりそうなくらい、不安を感じます。

そういった不安感をなくすためにまずは病棟で基礎麻酔を打ちますよ。

と看護師さんは笑顔でおっしゃいました。
なるほど、と納得です。

基礎麻酔を打ったら、ストレッチャーで手術室に行きますよ。
手術室で、手術室の看護師さんに引き渡しますよ。

そう言われ、基礎麻酔でやや朦朧とした意識の中、手術室に到着、説明とおり手術室の看護師さんに引き継がれました。

手術室に入ると、麻酔科の先生が麻酔を打ちますよ。その後手術になりますよ。

今度は手術室の看護師さんにそう言われました。

手術室のまぶしいライトと、マスクで顔が半分以上隠れて見えない麻酔科医のことを今でも覚えています。
麻酔科医から何かをいろいろと話しかけられましたが、今や何を聞かれたかは覚えていません。
最後に執刀医の声がして、意識がなくなりました。

意識が戻ってきたときは、既に閉創している頃でした。
朦朧とする意識の中で、私は、しかし、強く感じていました。

治療とはチームワークにより成り立つのだと。

この入院により、私は、病院というのは、たくさんの職種の人が働いていることを知りました。
まずは受付の人から始まり、お医者さん、レントゲン技師さん、看護師さん、薬剤師さん。
そしてお医者さんも、執刀する先生の他に、麻酔を打つのが専門の医師もいる。
しかし、その一人一人に「資格」があり、彼らは、その「専門家」になるために
こうして毎日たくさんの患者に接し、経験を積んでいる。

そして、また、彼らも一人だけでは仕事ができない。
医師も、一人だけでは仕事にならない。
様々な資格、様々な経験を積んだ人たちが、「チームワーク」という輪の中で連携して自分の仕事を完成させる。
そういった仕事の形が、フリーターだった私には「衝撃」だったのです。

彼らと肩を並べて仕事がしたい。
彼らのように、自分の専門の仕事を持ち、経験を積んで、彼らに負けないような医療従事者になりたい。

筆者の長い長い自分探しの旅は31歳の春に幕を閉じ、それと同時に、花を咲かせるための種まきをしたのも、その瞬間でした。

それから15年が経過し、筆者は、今、医療従事者として花を咲かせ、様々な専門職の方々と肩を並べています。

病院にいて、いつも感心するのは、みんな「勉強熱心」というところです。
特に救急科には、様々な研修コースがあり、受講者もさることながら
受講者を教えるインストラクターの方々の熱意にはいつも感心しています。
彼らはきっと陰ながらたくさんの勉強をしているのだろうと感じます。

大切なのは、初心を忘れないことです。そして自分の信念に自信を持つこと。
年齢、経験などを理由に「信念」を曲げないこと。
諦めないこと、挑戦し続けること。

筆者もまだまだ、医療において挑戦したいことがたくさんあります。

異業種から医療界に入ったことを強みに変え、これからも様々な視点で、医療業界を見つめていきたいです。

2012年10月1日月曜日

2012年度も折り返し点!~群馬県ドクターヘリ9月活動実績速報~

町田です。

大型台風17号は、昨晩の間にあっという間に通り過ぎていきました。中秋の名月を見ることはできませんでしたが、今朝は台風一過の青空が広がっていました。

もう10月になりました。あっというまに2012年度も半分が過ぎました。
4月から当科の仲間入りしスタッフも今ではすっかり慣れた様子で仕事に取り組んでおり、特に初期研修医上がりの2名はホットライン当番を担当するようになりました。不安な気持ちで夜を過ごしつつも、着実に群馬県の救急医療を守ってくれるようになってきています。
今日もしっかりER、ICUで働いている当科1年生の矢野先生、小林先生。
群馬の夜(仕事の方です)も頼んだぞ!
*今晩もきちんと病院で働いています。この写真は以前のものです・・・

まだまだ病院全体でまだまだ出来ること余力があります。
下半期も群馬県の救急医療のレベルアップを目指して、スタッフ間そして関係各機関と協力して頑張っていきましょう!



☆群馬県ドクターヘリ9月活動実績速報☆
今月はドクターヘリ関連で防災ヘリとの活動が6件ありました。
(防災ヘリとの話は近日中にアップします。)

〇要請:87件(先月-2件、昨年同月+14件)
〇出動:65件(先月-4件、昨年同月+11件)
・現場出動 52件
・施設間搬送 5件
・出動後キャンセル 8件・・・キャンセル率 12%
・その他 0件

〇未出動:22件
・重複要請 9件(群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用 2件、栃木県ドクターヘリ対応 1件、栃木県防災ヘリ対応 1件、足利赤十字病院ドクターカー対応 1件)
・救急隊現着後キャンセル 5件
・天候不良 5件
・運航時間外 3件
・その他 0件

<要請消防本部>要請/出動:87/65件
・前橋市消防  20/16件
・吾妻広域消防  17/16件
・桐生市消防  11/6件
・多野藤岡広域消防 8/4件
・高崎市等広域消防 6/5件
・利根沼田広域消防 6/5件
・渋川広域消防  6/4件
・太田市消防  4/3件
・館林地区消防  4/2件
・富岡甘楽広域消防 3/2件
・伊勢崎市消防 2/2件
*北関東3県広域連携(栃木県) 0/0件

<搬送先病院>傷病者:59名(多数傷病者事案 1件:3名 1件)
・29名:前橋赤十字病院・・・U-turn率:49.2%
・8名:群馬大学医学部附属病院
・5名:太田記念病院
・3名:桐生厚生総合病院
・2名:高崎総合医療センター、利根中央病院、群馬県立心臓血管センター
・1名:足利赤十字病院(栃木県)、佐久総合病院(長野県)、済生会前橋病院、公立富岡総合病院、伊勢崎市民病院、西吾妻福祉病院、美原記念病院、群馬循環器病院

<ランデブーポイント>
新たに8ヶ所のランデブーポイントへ着陸→使用したランデブーポイントは370ヶ所(群馬県内)
新たに2カ所の現場直近へ着陸→現場直近は48ヶ所(群馬県内)
*現場直近に関してはのちにランデブーポイントにになったものは除く。

群馬県内の11消防本部になかで唯一学校をランデブーポイントに設定していなかった消防本部で、本日25ヶ所の新たな小中学校のランデブーポイントが誕生しました。また自衛隊基地をランデブーポイントとするための訓練も行われました。
ランデブーポイントを増設することで傷病者のより直近で着陸し早期医療を開始することができます。消防本部、自衛隊、そして学校関係者の皆様のご理解、ご協力に心より感謝いたします。


詳細は群馬県ドクターヘリホームページに近日中に更新する予定です。
アップしたら本ブログでもアナウンスします。しばらくお待ちください。

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