秋の行楽シーズン突入!~防災ヘリとのコラボ~
町田です。
群馬県は海がありませんが、美しい山々や清流が多くあり、10月に入ると紅葉狩りに多くの観光客が訪れます。また山の幸を求めてキノコ狩りや山菜狩りなども盛んにおこなわれています。多くの温泉地や尾瀬の美しい自然もあり、10月に入り群馬県は本格的に秋の行楽シーズンに入りました。
(某民間会社の調査で『都道府県魅力度』で群馬県が最下位になったためちょっと宣伝しています・・・ちなみに群馬県のマスコット『ぐんまちゃん』は全国ゆるキャラグランプリ2012で現在4位と大健闘中!)
群馬県ではスキー・スノーボード、ロッククライミングなどのスポーツによる事故による救急事案の発生が多いですが、この行楽シーズンになると山登り・ハイキング中の脳卒中、心疾患やキノコ狩り中の滑落などの重症患者も残念ながら毎年多く発生しています。
山の事故の際は、群馬県防災ヘリや群馬県警察ヘリが活躍しますが、特に重症者の場合にはより速い医療介入のためにドクターヘリがこれらのヘリとコラボして活動することがあります。
もともと防災ヘリとドクターヘリのコラボがスムーズに行われている群馬県ですが、9月は特別に防災ヘリとのコラボが多く、またいろいろなパターンの活動がありました。
<9月の防災ヘリとドクターヘリのコラボ>
①防災ヘリで救助した事案を直近のランデブーポイントでドクターヘリに引継ぎ治療開始。
(群馬県では山岳救助、水難救助など現場状況の危険度が高い場合は、救助のプロ(防災ヘリ)にすみやかに救助していただき、医療のプロ(ドクターヘリ)に引き継ぐ方式をとっています。)
②重複要請の際に、防災ヘリで当院で2ndフライトドクター・ナースをピックアップして先に現場に送り込み、後からドクターヘリが合流。
③重複要請の際に、防災ヘリで当院2ndフライトドクター・ナースをピックアップしてドクターヘリ的活動を施行。
④多数傷病者事案における、ドクターヘリと防災ヘリによる分散搬送。
①2件、②1件、③2件、④1件の計6件ありました。(10月もさっそく③がありました。)
防災航空隊の基地は群馬ヘリポートにあり、給油や格納でドクターヘリが群馬ヘリポートにほぼ毎日行くこともあり、顔の見える関係はばっちりです。そして定期的に合同勉強会も開催していて、お互いの活動を理解しあいながらより有効なコラボレーションができるように活動しています。
群馬県は海がありませんが、美しい山々や清流が多くあり、10月に入ると紅葉狩りに多くの観光客が訪れます。また山の幸を求めてキノコ狩りや山菜狩りなども盛んにおこなわれています。多くの温泉地や尾瀬の美しい自然もあり、10月に入り群馬県は本格的に秋の行楽シーズンに入りました。
(某民間会社の調査で『都道府県魅力度』で群馬県が最下位になったためちょっと宣伝しています・・・ちなみに群馬県のマスコット『ぐんまちゃん』は全国ゆるキャラグランプリ2012で現在4位と大健闘中!)
防災航空隊のワッペンにもホイストされているぐんまちゃんが!
群馬県ではスキー・スノーボード、ロッククライミングなどのスポーツによる事故による救急事案の発生が多いですが、この行楽シーズンになると山登り・ハイキング中の脳卒中、心疾患やキノコ狩り中の滑落などの重症患者も残念ながら毎年多く発生しています。
山の事故の際は、群馬県防災ヘリや群馬県警察ヘリが活躍しますが、特に重症者の場合にはより速い医療介入のためにドクターヘリがこれらのヘリとコラボして活動することがあります。
10/1のブログ中に掲載されている写真と同じランデブーポイント(スキー場)です。 9月中に同場所で2回防災ヘリからの引継ぎがありました。 |
<9月の防災ヘリとドクターヘリのコラボ>
①防災ヘリで救助した事案を直近のランデブーポイントでドクターヘリに引継ぎ治療開始。
(群馬県では山岳救助、水難救助など現場状況の危険度が高い場合は、救助のプロ(防災ヘリ)にすみやかに救助していただき、医療のプロ(ドクターヘリ)に引き継ぐ方式をとっています。)
②重複要請の際に、防災ヘリで当院で2ndフライトドクター・ナースをピックアップして先に現場に送り込み、後からドクターヘリが合流。
③重複要請の際に、防災ヘリで当院2ndフライトドクター・ナースをピックアップしてドクターヘリ的活動を施行。
④多数傷病者事案における、ドクターヘリと防災ヘリによる分散搬送。
①2件、②1件、③2件、④1件の計6件ありました。(10月もさっそく③がありました。)
当科スタッフは必ず防災ヘリの同乗訓練を行い、防災ヘリドクターヘリ的運用では
未来のフライトドクター・ナースが同乗することもあります。
病院内と現場の違いをしっかり感じて、これからさらに活躍してくれることでしょう。
(もちろんドクターヘリでは研修中とはいえ、きちんと現場で戦えるスタッフたちです!)
(もちろんドクターヘリでは研修中とはいえ、きちんと現場で戦えるスタッフたちです!)
防災航空隊の基地は群馬ヘリポートにあり、給油や格納でドクターヘリが群馬ヘリポートにほぼ毎日行くこともあり、顔の見える関係はばっちりです。そして定期的に合同勉強会も開催していて、お互いの活動を理解しあいながらより有効なコラボレーションができるように活動しています。
2008年7月 群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用初出動の時の写真。 この時の格好は日赤救護班の旧救護服、ヘリポートもカラーリングされる前です。 |
初めまして。ブログを毎回拝見させて頂いてます。私は群馬県在住ではありませんが、群馬県と隣接している県に住んでいます。私の住んでいる県にもドクターヘリの拠点である大学病院があります。ブログを拝見していてドクターヘリの出動回数またどんな活動をしているのか知りました。ブログを通していろいろな事を感じました。ドクターヘリってどんな時にどのような活動しているの?と疑問に思っていました。そんな時に偶然高度救命救急センタースタッフさんのブログを見つけ、以来毎回拝見させて頂いてます。命を救おうと必死に頑張ってくれている人がいる。心からありがとうございます。文章が苦手で…すいません。これからもブログを拝見させて頂きます。
返信削除imaiさん、コメントありがとうございます。
返信削除ドクターヘリがコードブルーというドラマの影響でその存在が世間に知れ渡るようになり、そして宣告にどんどん配備されてきてより身近なものになってきています。しかしながら、実際に僕たちが現場でどのような活動をしているのか・・・患者さんの搬送が主目的ではなく(もちろんそれも大切な活動ですが)、現場に僕たちを運ぶことでそこからすぐに治療を開始する『空飛ぶ救急救命室』であることが、まだまだ思った以上に世間一般には知られていない事実があります。本ブログから少しでもこのようなことが伝わっていればうれしく思います。これからもよろしくお願いします。