半年が経ちました

集中治療科・救急科 専攻医 原澤 です。
町田医師不在のため、初投稿です。

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早いもので、関越道高速ツアーバス事故から半年が経ちました。

改めて、事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々の一日でも早い回復を願います。


県全体として、10月27日・28日に群馬県DMATの対応を実証するための訓練として「第7回群馬県災害医療研修」を行い、見直しを経た運用形態の確認をしました(私は直接参加しておりませんので本日は内容には触れられませんが、後日upできればしたいと思います)。訓練に参加された方々、お疲れ様でした。こういった検討・再構築・実証・再検討...という地道な反復が、より良質な災害対応を作るものと思います。

また、事故以降、我々の日常業務にも多少の変化がありました。
事故対応の振り返りで内外から指摘された「DMAT派遣要請の遅れ」を改善するため、警察・消防との連携をより緊密にとるようになりました。詳細は割愛いたしますが、これによりER業務、ドクターヘリ業務、局地災害対応、という連続性がより明確になってきたと感じています。
事実上DMAT出動となる案件はまだありませんが(ないに越したことはないと思うのですが)、病院単位から県単位の医療圏まで、バス事故の反省を活かして、より良い対応が可能となるように日々検討を積み重ねています。

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話は少し変わりますが、ここしばらく減少していた外傷の患者さんが増えている印象があります。
生じてしまった事故、外傷への対応を迅速・的確に行うことは我々が行うべきことなのですが、個人的には最大の対策は予防だと思っています。

危険な運転の結果としての事故や、高齢の方の高所作業中の墜落事故など、回避しうる状況での事故ではないか、と思うケースを見るたびに、なぜそれをしなければならなかったのか、未然に防ぐ術はなかったのか...と感じざるを得ません。

このブログを読んでいただいた方には、ご自身はもとより周囲の方々にも、日々の通勤・通学、日常の作業に潜む危険を意識していただき、安全にお過ごしいただきたく思います。

関越道高速ツアーバス事故のような痛ましい事故が繰り返されないよう、切に願います。

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一部に個人的な考えが反映されていること、ご容赦願います。
乱文にて失礼いたしました。

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