2011年7月30日土曜日

重症患者のICUでの管理がとても大切です!

集中治療科・救急科スタッフの町田です。

7月中旬過ぎまでの連日最高気温が35度超えが嘘のように、ここ数日は連日雨模様です。最高気温も30度前後とこの時期の群馬にしては過ごしやすい日になっています。しかしながら夜に雨は強く降り、現在は群馬県全域に大雨・洪水警報が発令されています。ここ数日の大雨で大きな被害が出ている新潟県・福島県の皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、群馬県も十分に土砂災害への警戒が必要そうです。大雨に対する救護班活動も必要になる可能性もあり、その心構えのスイッチも入れました。



ところで、いままで当科のいろいろな紹介をしてきましたが、あらためて当科の特徴をあげると、ドクターヘリや災害医療はもちろんですが、ICUでの集中治療管理にかなりの力を入れています。ドクターヘリによる病院前治療、ERでの救命医療で何とか初療段階での危機を乗り切ったとしても、それに引き続くICUでの集中治療管理でも救命率や社会復帰率に大きく差が出ると考えられます。




初期研修医もじっくり考えて、
かつ迅速に処置に入ります!

当院のICUは12床で『closed general ICU』という形で運営しています。ERから入室患者はもちろんのこと、病棟急変や大手術後の患者も受け入れており、各科主治医の方針のもとで集中治療科・救急科&麻酔科(初期研修医を含む)で毎日約6名のICU専従医を配置してICUでの管理を行っています。12床に対して6名のICU専従医というマンパワーを配置することで、1人1人の患者さんに対して濃厚に接することができ評価や治療計画を慎重にたて、かつ迅速に治療に移せることができます。またほぼ12床満床状態が続くなかで予定入室&緊急入室を回していきながら運営する手腕も問われます。



呼吸管理や感染症治療、栄養管理などどの病院のICUでも日々行われていることですが、当科ならではのこだわりを持って行っているところもあります。当院ICUで勉強したいという目的でともに働いている当科スタッフもいます。この先何回かに分けて当科のICUでの診療について紹介していく予定です。(ただし更新は不定期で、何回シリーズかも決めていません。お許しを…)
☆前橋赤十字病院ICUの紹介ページ→http://www.gunma-redcross-icuqq.com/icu/index.html

2011年7月28日木曜日

見学お待ちしています!&日赤夏祭り、雨天決行!

町田です。


初期研修制度の説明を聞きに全国から医学生が当院に来ますが、そのうち多くの学生が集中治療科・救急科の見学に希望してきます。一昨年度から当科の学生担当をしていますが、一昨年度は17名、昨年度は24名、そして今年度は今日までで14名の学生が当科を見学しています。今日は一気に北は青森から南は沖縄まで4名の見学を引き受けました。朝からICUのカンファレンスでの白熱したディスカッションに参加し、またドクターヘリ出動時は屋上ヘリポートまで一緒に走り、そして今回の東日本大震災での当院の初期研修医の救護班派遣についての話をさせていただきました。当院の初期研修で多くの経験をしていただき、その後一緒に集中医療&救急・災害医療を歩んでいただける人が少しでもいていただけると嬉しい限りです。ドクターヘリやERでの初療からICUでの治療まで、患者さんを継続して見続けているのが当科の特徴です。後期研修医希望も含めて多くの見学者を受け付けております!
夏休みのため多くの医学生が見学に来ています!
今月は9名、来月は現時点で6名が見学に来る予定です。

そして今日は年に一度の“日赤夏祭り”が開催されました。日頃の地域住民に感謝して職員や職員家族との交流を目的で、多くの住民の皆さんや職員家族が参加していました。病院のスタッフの皆さんが出店を開き(フライトナースが鉄板でホルモン焼きを作っていました!)、また職員のお子様たちが多く来院していました(我が家も4年目にして初参加!)。あいにくの雨模様でしたが、大いに盛り上がった楽しい祭りとなりました。参加していただいた住民の皆さん、準備に汗を流していた病院スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
あいにくの雨模様でしたが、本当に多くの方に参加していただきました。
射的、金魚すくい、カブトムシ販売など子供向けのイベントも大人気でした!

2011年7月26日火曜日

南相馬市における日赤救護班活動報告③

町田です。


夜中遅くにもにもかかわらず、
お出迎えありがとうございました。

昨日23時過ぎに病院に帰還しました。
夜中にもかかわらず前田看護部長をはじめ、当直の病院スタッフの皆さんが救急外来で出迎えてくれました。個人的には3/15に 日赤初動救護班(DMAT)の活動で帰還した時も、夜遅くにもかわらず宮崎院長をはじめ多くの病院職員の方々に出迎えていただきました。病院を支えてくれる方々がいることで、救護班も現地で一生懸命活動することができます。ちょうど統括DMAT研修も重なり多くの当科スタッフが留守にしていましたが、残って病院を支えていた皆さんに心より感謝いたします。




一時帰宅中にペットを
預かるブースもありました。
3日間の活動期間中、2日間にわたって南相馬市馬事公苑での救護班活動を行ってきました。
2日間通じて約900名の一時帰宅者がいらっしゃいましたが、うち救護所を受診した方は1日目14名、2日目21名でした。
今回の救護活動では、南相馬市馬事公苑に来るまでにすでに2,3時間バスに揺られてきていたり、朝方の地震の影響で寝不足であったり、警戒区域内に立ち入る前にすでに体調を崩しかけている方がいらっしゃいました。しかし、状況を考えると“体調悪いので中には入れません。”とは決して言えない状況でした。我慢されている方もいると考えられたため、少しでも顔色がさえない方は入る前に脱水予防をしたりなどこちらから積極的に声をかけるようにしました。参加者全員が一時帰宅することができましたが、1名が警戒区域から救急車で搬出され救護所で診察することとなりました。
イギリスBBCの取材スタッフが
来ていました。
また、一時帰宅から戻ってきてから怪我や脱水症で救護所を訪れる方が多く、創傷処置、内服薬処方、そして脱水補正を行いました。あまり体調のすぐれない方は近隣病院への救急搬送も考えましたが、遠い避難所からきていて入院したとしても退院後に避難所に戻れないなどの問題が直面し、なんとか救護所で帰りの2,3時間の工程を問題なく帰れるような処置を行うことも求められました。また当然のことながら精神的に不安定になってしまう方もいらっしゃり、こころのケアも非常に求められました。最終的に32名が予定通りの帰路につき、1名が帰路中の開業医へ紹介、そして1名が2つ隣町の総合病院に救急搬送となりました。
今目の前にいらっしゃる方の体のことだけではなく、こころの面、そしておかれている状況をすべて含めての救護が必要であることを実感しました。本当に微力でしたが少しでも一時帰宅者に安心を与えられていらればさいわいであり、このことをこれからの救護班にも伝えていきます。

<使用した薬剤一覧>
OS-1 16本(熱中症 1名、脱水症 12名)
破傷風トキソイド 3A(けが&虫刺され 5名)
クラビット 2T、トラベルミン 5T、ナウゼリン 2T、ニポラジン 2T、PL顆粒 2包、SG顆粒 3包、ロキソニン 4T、ガスターD 4T、デパス 5T
リンデロンVG軟膏
酸素

2011年7月25日月曜日

南相馬市における日赤救護班活動報告②

町田です。

福島赤十字病院です。
(6:30)
朝3時51分に福島県を中心に大きな地震がありました。福島市内は震度4でしたが、ホテルの3階で寝ていた僕も目が覚めるくらいの揺れでした。幸いライフラインも問題なく、部屋もそんなに乱れることはありませんでした。班員の無事とニュースで被害状況を確認し、本日は予定通り南相馬馬事公苑での救護活動を行います。
活動中に不足する可能性のある破傷風トキソイド、酸素ボンベを昨夕に福島赤十字病院で補充していただき、いよいよ今朝もこれから出発します。


(8:30)
ホテル近くのスポーツジム前の路面がゆがんでいました。朝方の地震の影響だと思います。福島市内で1人けが人が発生したというニュースもあり、とにかく気を付けて南相馬市に向かいました。幸い途中の道路で大きな問題はなく8時半の馬事公苑に到着。昨日と同様に医療班で挨拶を来なったのちにすぐに救護所のセッティングを行いました。今から活動開始します。




(12:30)
昨日に引き続き医療班の統括は放医研、補佐は弘前大学、そしてわが班は救護チームでその医療班の指示のもと活動しています。問診のお手伝いや安全管理者へのリスクの説明等を行いながら、具合の悪そうな人は早めにこちらから声をかけて救護所で診察を行いました。12時半までに約450名の一時帰宅住民の皆さんを全員送り出すことができました。
一時帰宅前の受診者は昨日の2名から今日は6名と増えています。すでに現地でけが人も出たとの情報もあり、午後ももっと忙しくなりそうです。13時前には戻ってき始めるとのことで、今日も急いで昼食をとり午後の活動に入ります。

(16:30)
一時期帰宅住民に対する救護班活動は無事に終了しました。本日救護所を受診した住民の方は21名で、うち11名は脱水症状を伴っていました。さいわい救急車搬送となる方はいらっしゃいませんでしたが、蒸し暑かったのと精神的ダメージでだいぶしんどかったようです。かける言葉が出ないときもありましたが、精一杯できる限りのことを行ってきました。
本日も地元の自治体の職員さんや消防、警察、ボランティアの皆さん、自衛隊、電力会社関係の方、全国から集まった医療や放射線関連のスタッフの皆さんの一生懸命な姿勢に、われわれ救護班も頑張る力をいただきました。まだこれからも救護活動は続けていかなければいけません。
今から日本赤十字社福島県支部に戻り申し送りを行った後に群馬県に戻る予定です。が、現在馬事公苑の直上を雷雲が通過中でものすごい夕立で身動きが取れません・・・天候が落ち着き次第帰路につきます。

『頑張ろう福島、頑張ろう東北、つながろう日本!』

2011年7月24日日曜日

南相馬市における日赤救護班活動報告①

長岡赤十字病院救護班より
引き継ぎます。
前橋赤十字病院救護班22班の町田です。

昨日の群馬県ドクターヘリは7件の要請がありそのうち5件に出動しました(夕方ぎりぎりの重複要請で2件未出動になってしまいスイマセンでした)。また、北関東広域連携で栃木県より要請をいただき、しかも栃木県防災ヘリとのコラボだったとのことです。どことでも合わせて活動できるのが群馬県ドクターヘリの最大の特徴ですよ!

(7:20)
我が班は現在福島県川俣町の道の駅にいます。ここで日赤福島県支部の方と合流し、南相馬市馬事公苑に向かいます。今回の任務は『警戒区域(福島原発から20Km圏内)への一時立ち入りに伴う救護活動』です。

道の駅・川俣で福島県支部
の主事の方と合流。
昨日昼過ぎに福島県支部に到着し、支部の方よりレクチャーをいただき、また昨日まで活動していた長岡赤十字病院の救護班より直接申し送りをいただきました。
福島県支部の方が到着したので、今から南相馬市に向けて出発します。現地の天気は晴れ、強風波浪注意報、予想最高気温は29度です。

(8:30)
まもなく南相馬馬事公苑に到着します。途中で人気のまったくない町も通過しました。一時帰宅する住民の気持ちは容易に想像することはできませんが、これから無事に皆さんを自宅に送り出せるよう活動を開始します。



ここから先が20Km圏内です。

(12:30)
一時帰宅住民約450人を全員送り出すことができました。救護所対応は2名でしたが、それ以外医療班の仕事のお手伝いをさせていただきました。
もうまもなく戻ってくるバスがあるとの連絡が入りました。急いで昼食をとり午後の活動に入ります。




(16:30)
13時から休むことなく一時帰宅住民をのせたバスが戻ってきました。体調を崩したりけがをされた方の対応があり、午後は予定通り救護所での活動が少し忙しくなりました。
1日目の救護者での対応者は14名で、うち1名が救急搬送となりました。地元の消防の方の協力があり搬送先の選定や搬送の引き継ぎもスムーズに行きました。



朝からほとんど休む時間はなく活動していましたが、救護班以上に消防、警察、自衛隊、そして電力会社、ボランティアのみなさんが本当によく動いていました。一時帰宅住民の思いというのは私たちの想像でははかり知れないものがあります。だからこそわれわれ救護班は、明日も住民の皆さんが安全と健康を守るため、そして安心を与えるために今ここでできることを最大限のことを行います。

2011年7月23日土曜日

群馬ヘリポート懇親会!(前橋赤十字病院救護班第22班が出発しました。)

集中治療科・救急科スタッフ&フライトドクターの町田です。

昨日“群馬ヘリポート懇親会”がありました。

群馬ヘリポートは、群馬県の前橋市に位置する公共用ヘリポート(ヘリコプターの離着陸場)です。昭和63年の8月25日にOPENして以来、「警察活動」、「救難活動」、「消火活動」に使用され、地域の航空拠点として利用されていますとともに、民間ヘリコプターの利用も積極的に受け入れています。また平成21年2月に群馬県ドクターヘリの運航が開始してからは、給油や荒天時の退避場所として使用させていただいております。公共用ヘリポートとしては日本で3番目に大きいヘリポートとのことです。

昨日の懇親会には、群馬ヘリポートを管理されている皆さん、群自燃(燃料屋さん)、県庁、県警、防災航空隊そしてドクターヘリのスタッフが一同に集まり、歓送迎と懇親を深めました。防災ヘリとドクターヘリのコラボはすでに当たり前のように行われていますが、先日防災ヘリが点検中には県警ヘリとドクターヘリのコラボが実際に行われました。とくに訓練はしていませんでしたが、このように3台のヘリが円滑に活動できているのが群馬県の大きな特徴であり強みでもあります。
群馬県の空を縦横無尽に飛び回る3台のヘリコプター、そしてそれを支えるヘリポートのスタッフの皆さんで、県民の命と安全をこれからも協力して守っていきます!

いつも群馬ヘリポートで顔を合わせている皆さんが
一同に集結しました。おおいに盛り上がりましたよ!

手前からドクターヘリ、防災ヘリ(浮いてます)、県警ヘリです。
群馬県には多くの有名な山がありますが、その中でも赤城山、榛名山、妙義山は“上毛3山”と言われています。それに伴って県のヘリにも名前がついていて、県警ヘリは“あかぎ”、防災ヘリは“はるな”です。ではドクターヘリは“みょうぎ??”という流れになりそうですが、いまのところドクターヘリには特に愛称はありません。


本日前橋赤十字病院救護班第22班が福島原発関連の救護活動のため福島市に向けて出発しました。明日から2日間、福島県南相馬市で活動を行う予定です。

これから3日間気を付けていってきます。
現地からブログをアップしていく予定です。

2011年7月21日木曜日

病院ホームページがリニューアル!(当科ホームページも10,000Hits達成!)

集中治療科・救急科スタッフ&フライトドクターの町田です。


本日も台風の影響で曇り空に覆われていた群馬でしたが、比較的穏やかな天候でドクターヘリは久しぶりに5件出動しました。昨日に引き続き救急隊現着前の早期要請もありました。オーバートリアージを恐れない積極的な早期要請が増えることで、これによる時間的余裕がより多くの要請にこたえられる要因の一つになっています。


ところで前橋赤十字病院のホームページですが、7月半ばより暫定版でありますがりリニューアルしました。新しい病院ホームページのURLは、http://www.maebashi.jrc.or.jp/ です。
是非ご覧ください。『前橋赤十字病院』で検索!

そして、当科で運営している『集中治療科・救急科ホームページ』、『群馬県ドクターヘリホームページ』、そして『高度救命救急センタースタッフブログ』も、新しい病院ホームページとリンクさせていただきました。
☆病院ホームページからの入り方☆
・集中治療科・救急科ホームページ
トップページ内の“診療科一覧・担当医師一覧表”をクリック→“救急科”をクリック→ページの下の方にバナーがあります。
・群馬県ドクターヘリホームページ
トップページ内の“群馬県ドクターヘリ”をクリック→ページの下の方にバナーがあります。
・高度救命救急センタースタッフブログ
トップページ内の“高度救命救急センター・基幹災害医療センター”をクリック→ページの下の方にバナーがあります。
(各ホームページ・ブログとももちろん直接検索できますが、病院ホームページを訪問した際にも是非お立ち寄りください!)

ちなみに『集中治療科・救急科ホームページ』も7月中に10,000Hitsを達成しました。いつもご覧いただきありがとうございます。http://www.gunma-redcross-icuqq.com/index.html
いつもご覧いただきありがとうございます。
これからも多くの最新情報を提供できるよう頑張ります。

先日出身大学の医学部生から当院当科の見学希望の連絡をいただきました。しかも部活の後輩(もう干支一回り以上の年の差ですが・・・)です。10何年前に自分が汗と涙を流した同じコートで頑張っている若者と、将来今度は同じときに同じ場所で仕事ができれば本当にうれしいことです。今年は例年の倍のペースで医学部生の方が当科に見学に来ていただいていますが、見学に来た方にとって充実した時間になってくれるようしっかり準備してお待ちしています!ホームページやブログからも最新情報をできる限り提供していく予定です。

2011年7月20日水曜日

“群馬県ドクターヘリ慰労会”と台風に備えて・・・

関東地方への台風最接近を病院で控える町田です。

今回の超大型の台風6号によりすでに西日本で大きな被害が出ているようです。昨日は群馬県でも大雨が降りました。先日その日の最高気温日本一を記録した館林市は1日で200㎜以上の雨が降ったとのことです。ドクターヘリも昨日は群馬ヘリポートの格納庫に退避していました。そのような中でも積極的にヘリ要請を1件いただいましたが、申し訳ないことに天気には勝てず出動できませんでした。



日々苦労を分かち合っている仲間です。
 目標は一緒、“1秒でも早く治療を開始!”

6月29日に群馬県ドクターヘリは運航開始して2年4か月11日で出動件数1000件を達成しました。決して速いペースではありませんが、出動件数も重症患者の救命率も右肩上がりにのびてきています。そしてこの1000件達成までに飛行中の大きな事故もありませんでした。
群馬県ドクターヘリ事業を全面的に支援していただいている県庁、常に安全運航で群馬の空を飛びまわっていただいている朝日航洋、そして円滑なドクターヘリ運用のために多くの調整を行っていただいている当院事務部の皆さん、そして医師、看護師が集まって、昨日ドクターヘリ慰労会を行いました。




中野センター長の挨拶。なぜか後ろは爆笑?
仕事は真剣、付き合いは明るく!
常に最高のチームワークを目指しています。
 群馬県の最大の特徴は、県庁の皆さんと気軽にお付き合いができている!(失礼なくらい気軽すぎる・・・?)また運航会社が積極的にこのような会に人を送り込んで(!!)来ます。病院関係者と航空会社、県庁の間に隔たりがなく活動することができているので、おたがい遠慮せずに積極的に意見を交わすことができています。本当に日々のご支援に感謝しています。
また昨日はご招待できませんでしたが、各消防関係の皆様、各受入病院の皆様に心より御礼申し上げるとともに、引き続きご協力のほどよろしくお願いします。1000件はあくまで通過点でさらにレベルの高い活動を目指して頑張っていきたいと思います。



立ち上げのときにご協力いただいたスタッフから最近来られたスタッフまで集合です。
前橋赤十字病院にヘリポートを作ったり県防災ヘリの救急活動にも大きな貢献をされている
饗場先生にも来ていただきました。この会のためだけに群馬に駆けつけていただいた機長も!
感激です!!


今日は一面曇り空でしたが雲は比較的高く雨はやんでいました。9時過ぎにドクターヘリが当院に戻ってきて運航を再開しました。本日2件出動がありましたが、1件は消防覚知同時要請、もう1件も救急隊現着前要請でかつ現場の天気が不良であったにもかかわらず2次ランデブーを考えた上での積極的な要請でした。しかも2件とも内因性疾患での早期要請でした。
夕方になってさすがに雲が低く垂れこめて雨も降ってきたため、予定より1時間早く運航終了となり群馬ヘリポートに退避していきました。台風による荒天が落ち着くまで格納庫内でお休みです。

薬剤投与研修に来られている救急救命士さんです。実際に現場でも一緒に活動しました。
消防関係者への感謝の気持ちを込めて記念の1枚です!
ちなみにこの天気なので、この後ドクターヘリは群馬ヘリポートへ飛んでいきました。


2011年7月17日日曜日

JATEC仙台コース&東毛ICLSコース(館林)

JATEC&ICLSインストラクターの町田です。

当科の大事な仕事の一つに“教育・研修コース”での指導がありますが、今週末の僕は当院で開催ではないコースにインストラクターとして参加しました。


☆7/16(土):JATEC仙台コース(東北大学医学部保健学科)
高崎から新幹線にのって3時間弱で
もう仙台に到着です!

震災後初の宮城県での開催でした。本来は2日間のコースですが、僕は1日目だけの参加となりました。DMATで石巻で活動して以来、4か月ぶりの宮城県でした。何も変わらずに新幹線が動いていて、またこの日は東北6県の夏祭りが一同に集まる“東北六魂祭”が開催されることもあり、大勢の人が集まっていました。しかし地元の先生方と話をすると、同じ仙台市でもまだ海岸側の津波の被害が地域はがれきの片付けもままならず、避難者もまだいらっしゃるとのことです。

今回の会場は東北大学。
一部外壁を修復中でした。
尚、今回のコースの受講生の中に3月まで石巻市立病院で初期研修医をされていた先生がいらっしゃいました。3/14-15にDMATで活動した時に同院に残っていた病院スタッフ皆さんの多大なる協力に助けられたことがあり、今回ようやくそのお礼をすることができました。思わぬ再会に本当にびっくりしたとともに、早期の復旧・復興を願うばかりです。また、石巻赤十字病院の先生もいらっしゃいました。大変なご苦労をされている中での参加でしたが、本当に一生懸命に受講されていました。今月末から当科スタッフを2週間派遣させていただきますが、少しでもお役にたてるように努力いたします。




震災の影響でまだ日常診療が忙しい中ですが、
受講生の熱心さはすごいものがありました!


☆7/17(日):東毛ICLS(館林高等看護学院)

会場の館林高等看護学院です。
本日ICLSコースが開催された館林市は、最高気温38.7度と日本一を記録しました。
会場は看護学校でしたが、非常にきれいでしかもエアコンも作動していただき(もちろん節電モードで)、外の暑さを忘れるくらい快適な環境を提供していただきました。
今回はブース付インストラクターとして参加させていただきましたが、午前中はインストも受講生も緊張していたようで、少し静かなコースになてしまいました。しかし、午後になってインストも受講生も声が出てきて元気に楽しく、そしてしっかりと今回のコースのコンセプトを学んでいただけたと思います。コース終了後すぐにでも目の前に倒れている人がいれば、きっといい活動をしていただけるでしょう。

朝から夕方まで胸骨圧迫をし続けていただきました!

2日間とも暑かったですが、1日目は外傷、2日目は蘇生のコースで充実した時間を過ごすことができました。ちなみに仙台のコースでは、僕が幼少期にいろいろ面倒を見てもらった方とも再会しました。いろいろな出会いにあふれた週末でした。

2011年7月16日土曜日

歓迎!韓国ドクターヘリ研修団

町田です。

7/15は韓国からドクターヘリ研修団が当院に視察に来ることになっていましたが、この日は院長、救命センター長が不在ということでなんと僕が対応させていただきました。(もちろん当院事務、朝日航洋さん、川崎重工さんのサポート付きです。)
韓国では年内にも国内2か所でドクターヘリが始まるそうです。病院の都合で屋上ヘリポートでの運用になるらしく、3日間の日程の最終日に当院屋上ヘリポートを視察に来られました。ちなみに初日は日本医大千葉北総病院、2日目はHEM-NET、災害医療センター、朝日航洋を視察されています。韓国の国会議員さん、社会福祉の担当の方、病院の医師や看護師さん、そして航空会社(大韓航空)の方など総勢16名での来院でした。
ちょうどドクターヘリが出動後の給油を終え屋上ヘリポートに戻ってくるところだったので、まずは屋上ヘリポートでドクターヘリの見学を行いました。

今日は良い天気で最高の景色のもとでヘリの見学ができました。
熱心に質問をするも視察の皆さんと丁寧にこたえる朝日航洋のスタッフ。

見学が終了後にいよいよ町田によるプレゼンが・・・残念ながらハングル語が話せません。英語でとも思いましたが。英語がわからない方もいらっしゃる・・・というより僕自身も英語で話す自信がない・・・ということで、通訳のLEEさんのサポートで日本語でのプレゼンテーションとなりました。
当院の紹介や群馬県ドクターヘリ事業の簡単な説明を行い、当院に来た目的である“屋上ヘリポート”について解説しました。利点や欠点だけではなく、夏や冬の気象が厳しく屋上ヘリポートが使えないときにいかに工夫して運用しているかを説明させていただきました。通訳を介していましたが、時には拍手や笑いをいただきながら、とても充実した時間になったと思います。
視察に来られた多くの方が笑顔と感謝の言葉とともに握手をいただきました。今回は僕たちが韓国ドクターヘリ事業の成功の少しでも力になれるようにと思っていましたが、その暖かい握手に逆に大きな力をいただきました。

“チョウム ベッケッスムニダ。”(はじめまして。)
“チョナン マチダ ラゴ ハムニダ。”(私は町田と申します。)
“チャル ブタッカムニダ!”(よろしくお願いします。)
最初の挨拶だけはハングル語で頑張りました!

韓国と日本は“一衣帯水”の隣国で、時差もありません。今回をきっかけに今後交流を深めていければうれしく思います。
“カムサハムニダ。ト マンナヨ!”(ありがとうございました。また会いましょう!)
韓日フライトドクターの競演です!


2011年7月14日木曜日

研修、見学者がたくさん来てますよ~!

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。
梅雨が明けて群馬の暑さは一段と厳しさを増しています。週末に全国的にも暑さで有名となっている館林市にICLSコースのインストラクターで参加予定です。道産子ですが暑さに負けないように頑張ります。

もう7月も半ばを迎えました。7月の1ヶ月間、県内の病院で初期研修を行っている松田先生が当科で研修に来ています。現在ER当番で上級医の指導のもとたくさんの患者さんを診療しています。短い間ですがよろしくお願いします(僕の怠慢で紹介が遅れてしまいました・・・)。
藤塚先生に熱くプレゼン中の松田先生(写真中央)。
1か月間よろしくお願いします。

また当院初期研修医2年目の吉田先生が選択科目で当科の研修を希望して、現在ローテーション中です。選択で当科を選んで一生懸命にER、ICUで頑張ってくれました。もう間もまく当科での研修が終了しますが、最後にプレホスピタルの研修として7/12,13の2日間ドクターヘリの同乗研修を行いました。現場では診療の手伝いをしたりヘリ内で患者さんの経過観察をしたり、ただの見学ではなく一医師として指導医のもとで4件の出動を経験しました。将来何かの形で役立つ経験になったことを信じています!
機長からの安全講習ののち、いざ出動です。
吉田先生、なかなか決まっています!

今月は、都内の病院で勤務中の初期研修医の方が後期研修先の候補として当院に見学に来てくれました。中野センター長から一通り当院高度救命救急センター&基幹災害医療センターの説明と見学があり、その後実際にERやICUでの臨床現場についていただきました。さらにもっと本音の話を聞けるように、夜は町田おすすめの食事処でその先生を囲んでお酒を飲みながらさらにディープ(?)な説明をして、またいろいろなお話を聞かせていただきとても楽しい時間を過ごすことができました。
それ以外にも7月だけで北は青森から南は沖縄まで8名の医学生の見学があります。それぞれ皆さんに当科を見学に来る理由がありますが、今日見学に来られた学生さんに“ブログやホームページが充実している”といわれたのは、管理人の一人としてちょっとばかりうれしいことでした。もっと皆さんに良い情報を提供できるように、文才がないながらも頑張ろうと思います。

明日は韓国ドクターヘリ視察団の案内をする予定です。せっかく来ていただけるのでせめて挨拶だけでも覚えようと思います。

2011年7月12日火曜日

福島原発対応の日赤初動救護班(DMAT)活動報告

前橋赤十字病院初動救護班DMAT業務調整員Oです。

7月6日により福島原発対応で福島県に出動していた前橋赤十字病院初動救護班第21班(当院DMAT第8班)ですが、本日夕方に現地での任務を終えて当院に帰還しました。

福島原子力発電災害の対応のため福島県で活動を報告いたします。

主目的は、福島第一原発内で爆発事故が発生した場合の多数傷病者発生時の対応の待機です。派遣期間は7月6日から7月12日までの7日間であり、医師1名・看護師1名・業務調整員1名・診療放射線技師1名で計4名のチーム編成での活動で医師・業務調整員・診療放射線技師は4日間で交替・看護師は3日間で交替して活動して本日病院に戻ってきます。待機日の活動内容は、①20km圏内への一時立入住民・スタッフの医療対応②一時立入の無い日はいわき市立総合磐城共立病院での待機とJヴィレッジで開催される会議(AM)と共立病院でのWeb会議(PM)の参加です。

ちなみに住民一時立入は、7日間の派遣日のうち5日間でした。

初日; 一時立ち入りの日だったので活動は原発から20Km圏の双葉郡広野町の体育館だったので、車両で移動し高速道路広野ICで降りると、緑が多く景色のよい風景が目に飛び込んできました。しかし、コンビニ・飲食店・ガソリンスタンドがあるがどこも閉鎖しており、原発近くというのをまじまじ実感しました。20Km圏よりすこし離れて食糧を調達し、いよいよ活動場所である体育館入り口には、心強い赤い救護服をきた赤十字救護班が出迎えてくれました。現在活動中の秦野赤十字病院のみなさんでした。

災害医療センター医師と前橋赤十字病院リーダーの
プチミーティング
体育館は高台にあり、海が見え、風も心地よく「原発事故さえなければ本当にいいところだな」と感じるとともに悲しさを覚えました。いよいよ本部に到着報告!!本部には災害医療センターK先生がいました!!待っていましたと我がチームにミッション伝達!!あれっ、、、当初の役割と違う、、、 当初の役割は救護所での医療対応のはずが。。。 HOTZONE突入!!ということで役割変更となりました。各職種の活動内容は次のとおりです。




【立ち入り出発前】(チーム全員)・立入り住民の問診票の回収・チェック、立入りに際し、健康上のハイリスク住民の抽出・適宜、ハイリスク者に対し診察を行い、立入り可能かどうか、立ち入る場合の健康上の注意点を把握した。

【立ち入り住民戻り時】 (医師・看護師)サーベイ会場において、サーベイを終了した住民に対し、適宜声をかけ、体調不良者がいないかチェックし、必要に応じて救護所で診察を行う。(業務調整員)サーベイ会場・HOTZONE(汚染区域)での住民がバス降車からサーベイを受けるまでの入口ゲートコントロール及び安全管理(放射線技師)サーベイ会場・HOTZONE(汚染区域)のサーベイチーム(10数名)の統括

対応人数
・7/6 バス21台住民数388名  うち、傷病者対応 住民2名、スタッフ1名 計3名
・7/7 バス21台住民数381名  うち、傷病者対応 住民4名、スタッフ1名 計5名
・7/9 バス6台住民数107名 うち、傷病者0名

サーベイエリア


P.S 7月7日誕生日でチームメンバーからプレゼントいただきました。福島地酒です。サプライズで感激しました。









東日本大震災は昨日で地震発生から4か月を迎えました。震災当時は雪が降る寒い季節でしたが、いまは猛烈な暑さが続いています。あっという間の4か月ですが、漁港の再開や電車の開通など復興に向けてのニュースも数多く聞かれるようになりました。しかし行方不明や避難されている方もたくさんいらっしゃっいます。
福島住民の方と話をしたなかで「宮城・岩手は復興がはじまっているのに福島は・・・」と言っていたのが印象的でした。今後も被災者のためできることはやっていきたいと誓った前半活動した業務調整員でした。

2011年7月10日日曜日

雷シーズン到来・・・

集中治療科・救急科の町田です。
今週末は入院患者さんの当番で、救急科の患者さんがベッドをお借りしている5つの病棟をはしごしています。


本日9:57に三陸沖で地震があり岩手、宮城、福島に津波注意報が発令されました。数十cmの津波が到来したとのことでしたが、11:45に津波注意報が解除されホッとしました。ただいま福島県で活動中の前橋赤十字病院DMATもメンバー交代を行い、前半組が戻ってきて本日より病院業務に復帰していました。現地では暑さのために体調を崩している方が多くいらっしゃるとのことで、引き続き今活動中のメンバーにかかる業務は重要になってくるようです。どうぞよろしくお願いします!


関東地方も梅雨が明けました。今日も朝からむっとする暑さで、昼前にはすでに30度を越していました。本日当院では『看護師就職説明会施設見学会』があり、初々しい皆さんが屋上ヘリポートにあがって青空の元でドクターヘリの見学を行っていました。また教育研修センターでは『県央JPTEC』も開催されました。そんなこともあり日曜日でしたが病院はなかなかにぎやかでした。

本日当院で開催されていた『看護師就職説明会施設説明会』と『県央JPTEC』。
 お暑い中お越しいただきありがとうございました。


夏の群馬の風物詩・・・
ヘリスタッフも汗だくで出動していましたが、群馬県では梅雨明けとともに激しい雷を伴う夕立の季節になります。本日午後ドクターヘリの要請を4件いただきましたが、うち2件は雷雲発生のため出動することができませんでした。15時過ぎの段階でお天気レーダー上では前橋市内は四方を雷雲に取り囲まれており、遠い空には稲妻が走っていました。16時にはドクターヘリは格納庫のある群馬ヘリポートに避難しましたが、その後前橋市内は激しい落雷を伴う豪雨にみまわれています。




連日テレビで“群馬県は今日も暑かった”と報道されていますが、この夕立のおかげで少し夜は涼しくなります。しかしながらドクターヘリを運航するスタッフにとっては、お天気レーダーとにらめっこする日々が続きます。もちろん今は屋上ヘリポートにドクターヘリはいませんが、そのあいたところに雷が落ちそうな勢いで落雷が続いています。
アッというまに湧き上がります!!
“安全第一のドクターヘリは群馬ヘリポートへ避難します。”
今週末に韓国のドクターヘリ視察団が当院に来院することになっており、
屋上ヘリポートについて説明をすることになっています。群馬における
夏の雷対策や冬の強風対策についても盛り込んでいく予定です。


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