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観測史上最大の積雪のもとでの対応!初動・・・

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町田です。 前橋市は観測史上最大の降雪量を記録しました。それでも入院患者さんへの対応や救命救急センターの患者受け入れは休むことはできません。 朝5時に目が覚めて外を見た瞬間に、「9時の日当直の交代時間に間に合うか?」という不安がよぎりました。隣町に住んでいる僕は、車での出勤はあきらめてタクシー、バス、JR全て調査しましたがすべて運休・・・ 自宅から大通りに出るまでにまず雪かきが・・・ 高崎駅前もこのとおり。すべて運休です。 災害時にこのようなことが起こることはありえます。その時にいかに病院に参集するかのよいリハーサルになると思い、6時半の時点で歩いて病院まで行くことを決断しました。北国出身なので15キロほどを2時間半と読んでいましたが、雪は重く雪かきも全くされちない状態で、足元がおぼつかないままの結果的な強行軍になってしまいました。判断ミスと思い戻ろうとしたところで1台の車に止まっていただき、これ以上いけないところまで車で送っていただきました。その方々は雪のため仕事が中止になったにも関わらず安全運転で送っていただき、別れ際には「お仕事頑張ってください。」と激励をいただきました。 そこから病院までの道のりも遠かったのですが、当直の先生からも「慌てずゆっくり来てください。」と励ましの言葉を頂き、病院が見えた瞬間に油断して転倒しましたが病院に着いたときはものすごくホッとしました。5分遅れで病院に到着し着替えなど含めて9時20分に救急外来に到着しましたが、着いた時には当直の高橋先生により日勤帯のシフトの調整などすべて完了していました。 利根川も凍りついています。 病院前の国道もこのとおり・・・ 道路状況が余りにも悪く、消防車による患者搬送や近隣から消防隊の方が担架で搬送してくるときもある状態です。近隣の総合病院からも紹介のお電話を頂いていますが、移動のリスクが高すぎるなかでなんとか当院でも協力しているところです。ただし、来院された患者さんが病院から帰宅困難になっており入院ベッドもなんとか調整して対応しています。 「雪を理由に救急車を断るわけにはいかないから!」という力強いメッセージを引き継ぎ日勤業務が開始となりました。ちなみに駆けつけた事務員の方々と一緒に家に帰れない当直の先生方は、病院の救急車搬入口で雪かきをしています! ...

ヘリの車窓から。~群馬の雪景色~

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町田です。 2月8日に関東地方は大雪の影響でけが人が多く発生したり交通の乱れなど、ものすごい大混乱状態に陥ったとのことでした。ちなみに僕は前日に出張で白銀の北海道に移動していたので、関東地方の大混乱には巻き込まれることはありませんでした。 (左)2月7日の羽田空港。(右)2月8日の東京駅。   当たり前のことですが、もともと雪深い地方と雪がほとんど降らない地方では雪が降った場合でこんなに大きく違うことを北海道にいながら実感していました。ちなみに北海道滞在中は最終日を除き毎日雪が降っていましたが、とくに道内では交通が乱れることはありませんでした。 群馬県の山間部は冬は雪が降り積もり一大スキーリゾートになりますが、平野部はほとんど雪が降らずいつもは降ったとしても1日で溶けてしまいます。しかし今回は雪がかなり降ったこととかなり寒さが厳しかったため、2月11日に群馬に戻ってきた時もまだたくさんの雪が残っていてびっくりしました。 今日の時点でも前橋駅から病院までの遊歩道の 日あたりの悪いところではたくさん雪が残っています。   そういうことで群馬の平野部では珍しい雪景色がヘリから見ることができました。珍しいので今日のブログは群馬の平野部の雪景色の写真集です。名づけて「ヘリの車窓から」!  南部の水田は一面真っ白でした! ランデブーポイントのグランドも水撒き不要です。 夕景と赤城山。 夕景と榛名山。 医療スタッフを現場に送り込み日没前にヘリは帰還しました。  

もしいま近くで災害が起こったら?~「網走厚生病院学術講演会」~

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町田です。 2月10日に北海道のオホーツク海に面する網走市にある網走厚生病院の学術講演会に講師としてお招きいただきました。 当日の天気は大雪でしたが、網走厚生病院の病院幹部の方々、全部署の多くのスタッフの方々、そして近隣の病院や消防関係者の方々に集まっていただけたとのことでした。足元が悪い中で多くの皆さんにお集まりいただいたことに心より感謝いたします。 オホーツク海にほぼ面していて、平成18年に改装された綺麗な病院でした。 当日はあいにくの大雪でしたが、大学時代の後輩との再会や高校時代の同期の姿も見かけました。     今回は『前橋赤十字病院における災害医療対応の現況と最近のDMATの話題』という内容のお話をさせていただきました。   病院の災害医療対策については、『計画』『装備』『訓練』の3原則があります。 計画に関しては災害対応マニュアルが代表されますが、実は当院はまだマニュアル改訂の途中であり、またそのマニュアルに沿った訓練はもちろん実施していません。そういう意味ではこのような講演会で何を話すべきか迷いましたが、当院はここ数年で局地災害の対応をする経験があり、その時の経験をもとに『もし今この近くで災害が起きたとき何ができるか?何をすべきか?』という内容のお話をさせていただきました。 またDMATの話題に関しても、東日本大震災の医療対応で行われた『病院避難』をテーマに、『もしこの病院が機能不全に陥って患者さんの入院継続が困難になったらどうするか?』という内容のお話をさせていただきました。   東日本大震災や関越道バス事故対応など、広域災害でも局地災害でも過去の世界中の災害対応を紐解いていくと実は想定外はありません。津波対応、病院避難、大型交通事故など先人の方々が様々な対応している歴史があります。その中に必ずヒントが隠されています。 マニュアル作りなどのお話に関しては日本中で僕より素晴らしいお話ができる方々はたくさんいらっしゃいます。だからこそ僕は実際に現場で経験したことや実際に津波被害に遭われた病院の先生やそのご家族からぜひ伝えて欲しいと直接授かったことをお話させていただきましたが、この講演が少しでも網走の地に何かヒントを与えていることができたら嬉しい限りです。 ...

第64回日本救急医学会関東地方会に参加しました。

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宮崎です。 パシフィコ横浜で2月1日に開催された表題のご報告です。 <出席者> ・中野部長 座長 感染症2 ・高橋先生 発表 パネルディスカッション2 緊急情報・搬送 『当院におけるドクターヘリ事業を基点とした、ドクターカー・消防防災ヘリ・県警ヘリ等の活用の試み』 ・宮崎 発表 SOS-KANTO2012 シンポジウム1 心配脳蘇生の進歩 院外救急医療 『関東地方における救急救命士の薬剤投与・気道確保の現状(SOS-KANTO 2012 中間解析報告)』 ・小池看護師 座長 看護5 ・前原看護師 発表 看護2 『救急車緊急度判定の現状と今後の課題』  日本救急医学会関東地方会では関東地方の心肺停止患者の臨床情報を集積・登録する調査研究 SOS-KANTO2012を行っております。その中間解析結果の発表として、今大会で午前・午後のシンポジウムで発表を行いました。  当院も登録に参加しております。中間解析の結果、シンポジウムでの今後の展望はここでは語りませんが、最終結果での解析でさらに多くのことが語れるのか、と考えております。

将来の夢へのアドバイス!(高崎市立中尾中学校での講演会)

矢野です。初投稿です! 2月4日、中学1年生に職業についてのお話をしてきました。私の中学時代の恩師からの依頼で、このような機会をいただいた次第です。 休憩時間の講堂に行ってみると、生徒さんは走り回ったり、じゃれあったり…。でも、チャイムが鳴り始めるとちゃんと席につき、子供らしさ全開の中にも、大人な一面も見られました。 さて、講話内容ですが、20分間で『仕事内容、やりがいやつらさ、学生へのメッセージ』などを話してくださいとのことでした。 200人の前で話すのは初めてでした。ましてや、大人でも子供でもない生徒さんたちを目の前にして職業選択の話など、何を話していいかも分からなくなり、ほぼ行き当たりバッタリで、話し始めたわけです。 まず、医療関係の仕事につきたいと思っている人はいますか?と質問したところ、4・5人の生徒さんが手を挙げてくれました。 ここで私は、世の中には数え切れないほどの職業があって、一体どれくらいの選択肢を知りながら、一つの職業に決めていくんだろうか?と、考えてしまいました。そして、自分が中学時代に進路選択で迷った時に、一先ず勉強はしておくかなっと思ったことを思い出し、生徒さんたちに伝えたいことは以下のようになりました。 『中学時代になりたい職業が明確に決まっている人はあまりいません。いざ、なりたい職業が決まった時に後悔しないように、勉強や興味のあることに挑戦してください。』 なんとも面白くない話になってしまいましたが、おしゃべりもしないでしっかり話を聞いてくれた生徒さん。ありがとうございました。

小学生に語る『命の大切さ』について。~前橋市立大利根小学校保健委員会での講演~

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町田です。 1月30日に前橋市立大利根小学校の保健委員会において、小学校5,6年生を対象に『命の大切さ』についての講演を行いました。残念ながら小学校6年生がインフルエンザによる学年閉鎖で欠席となってしまいましたが、小学校5年生約200名とその保護者の方々に参加していただきました。 40分の講演時間のうち前半15分はドクターヘリについてお話させていただきました。特に群馬県の場合は基地病院から片道15分以内でほとんどの場所にたどりつけることから、特に患者さん搬送より医療スタッフの現場派遣の重みが強くなっています。 大利根小学校には以前にドクターヘリが着陸させていただいたことがありますが、『ドクターヘリは早く治療を始めるために救急科医、看護師、薬・器械を運んでいる“空飛ぶ救急治療室です』という説明に、最初はみんな驚いていたように見えましたが、話を進めていくうちにとても理解してくれたようです。保護者の皆さんの反応もとてもよく、親子でこのような活動を理解していただく良い機会になったと思います。 直近の公園に降りることもあり、みんなにとってより親しみのある存在になっていることを本当に嬉しく感じました。 そして講演の後半は『命の大切さ』について救急科医師として活動していることに感じたことをもとにお話させていただきました。 救急外来に運ばれてきたりドクターヘリで現場対応する患者さんなかには、患者さん自身も患者さんの周囲の方々も『予期せぬ事態』で驚き困り嘆き悲しむことがあります。なにせ突然のことなのでなかなかその現状を冷静に把握することは大変です。だからこそ命を失った時の心のダメージは計り知れないものがあります。命を救うことはその人支える周りの方々の笑顔を取り戻すことです。だからこそ僕たちは目の前の命から目をそらさずに一生懸命戦い、そして皆さんには周りの人が支えてくれている命を大切にして、自分自身も周りの人達の命を支えてほしいということをお話させていただきました。 講演の最後に質問コーナーの時間をとりましたが、本当にたくさんの質問をいただきました。鋭い質問からプライベートな内容まで多岐にわたっていましたが、『目の前で友達が倒れたときに私たちはまず何をすればよいですか?』という素晴らしい質問をいただきました。 このような形での小学生と交流は医師として行わ...

教える側でも学ぶことが多かった1日!~ビデオ硬性挿管用喉頭鏡講習に参加して~

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町田です。 今日は朝から群馬県消防学校で行われた『ビデオ硬性挿管用喉頭鏡講習』が開催されました。群馬大学の門井教授、神山先生、当院中野救命センター長、中村先生とともに講師として参加しました。 群馬県では今回が初開催となります。 平成23年3月から厚生労働省医政局長名で救急救命士がビデオ硬性挿管用喉頭鏡を用いた 気管挿管を行うことができる事になっています。 その資格については、『気管内チューブによる気道確保の実施のための講習及び実習を修了している救急救命士で、①現行の採点基準での新国家試験合格者であること、②気管内チューブによる気道確保の実施のための実習を修了しているものについては、追加の講習および実習を受けてビデオ硬性挿管用喉頭鏡を用いた 気管挿管を行うことができるものとする』というものです。 今回の受講生は②にあたる救急救命士19名が対象でしたが、県内ですでに指導的な立場にある方ばかりで群馬県の救急医療に関わる大先輩の方々に囲まれて僕のほうが緊張気味の1日でした。 講義は短時間で実習に多くの時間をとり、最後には『ビデオ喉頭鏡による気管挿管プロトコール』を確認しながらOSCEも行い技術と知識を確認しました。  それにしても様々なデバイスがあります。 それぞれに利点・欠点があり、使い比べる機会もあり僕自身もいろいろ勉強になりました。 今回は講師としての参加でしたが、経験豊富な救急救命士の皆さんに教えるだけではなく、様々な場面を想定しながら疑問点や問題点を丸1日ディスカッションできたことはとても自分にとって貴重な経験となりました。 救急医療において良好な結果を残すためには、病院だけではなく病院前の救急救命士の活動から継続した診療で考えなくてはいけません。今回の講習会のみならず様々な機会で経験豊富な救急救命士の先輩方と救急医療のさらなる発展のために顔を合わせる機会は大切です。病院にいるだけではわからない現場の状況、救急隊の実際の活動などとても勉強になることばかりでした。 ちなみにお昼ごはんは消防学校の食堂でいただきました。牛スジカレーがとても美味しかったのですが、それよりもみなさんの食べるスピードの早さにびっくりです。救急科医師も「食べられる時に食べ、眠れるときに眠る」という格言があったくらいの生活を送っている人も多いで...