教える側でも学ぶことが多かった1日!~ビデオ硬性挿管用喉頭鏡講習に参加して~
町田です。
今日は朝から群馬県消防学校で行われた『ビデオ硬性挿管用喉頭鏡講習』が開催されました。群馬大学の門井教授、神山先生、当院中野救命センター長、中村先生とともに講師として参加しました。群馬県では今回が初開催となります。 |
平成23年3月から厚生労働省医政局長名で救急救命士がビデオ硬性挿管用喉頭鏡を用いた 気管挿管を行うことができる事になっています。 その資格については、『気管内チューブによる気道確保の実施のための講習及び実習を修了している救急救命士で、①現行の採点基準での新国家試験合格者であること、②気管内チューブによる気道確保の実施のための実習を修了しているものについては、追加の講習および実習を受けてビデオ硬性挿管用喉頭鏡を用いた 気管挿管を行うことができるものとする』というものです。
今回の受講生は②にあたる救急救命士19名が対象でしたが、県内ですでに指導的な立場にある方ばかりで群馬県の救急医療に関わる大先輩の方々に囲まれて僕のほうが緊張気味の1日でした。
講義は短時間で実習に多くの時間をとり、最後には『ビデオ喉頭鏡による気管挿管プロトコール』を確認しながらOSCEも行い技術と知識を確認しました。
それにしても様々なデバイスがあります。 それぞれに利点・欠点があり、使い比べる機会もあり僕自身もいろいろ勉強になりました。 |
救急医療において良好な結果を残すためには、病院だけではなく病院前の救急救命士の活動から継続した診療で考えなくてはいけません。今回の講習会のみならず様々な機会で経験豊富な救急救命士の先輩方と救急医療のさらなる発展のために顔を合わせる機会は大切です。病院にいるだけではわからない現場の状況、救急隊の実際の活動などとても勉強になることばかりでした。
ちなみにお昼ごはんは消防学校の食堂でいただきました。牛スジカレーがとても美味しかったのですが、それよりもみなさんの食べるスピードの早さにびっくりです。救急科医師も「食べられる時に食べ、眠れるときに眠る」という格言があったくらいの生活を送っている人も多いですが、消防関係の皆さんはそれ以上でした・・・お互いゆっくりかんで食べなきゃダメですね。
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