レクチャー:多施設レジストリで臨床研究をやってみよう
おはようございます!ブログ担当の永山です。
先日、河内Drに「多施設レジストリで臨床研究をやってみよう」というレクチャーを開催してもらったので、ご報告です。
日々臨床をしていると、臨床疑問(Clinical Question: CQ)にぶつかることがあります。
臨床疑問とは、医療現場で患者に接する医師や医療者が抱く疑問のことです。病態、評価、治療、リスク、予防など、さまざまなテーマがあります。
当科の例でいうと、心肺停止後の低体温療法の有効性、敗血症における輸液の最適化、外傷性脳挫傷の気道管理など、どのように対応すれば患者さんにとって最良の結果を残せるかは、長年議論されていますが、いまだに議論の余地があるところです。
こうした疑問を解決するために臨床研究が行われますが、単施設(一つの病院)のデータを用いた研究では限界があります。そのため、日本全国(研究によっては世界中)の施設でデータを集める研究が数多く行われています。このように、複数の施設で集めたデータのことを「多施設レジストリ」と呼びます。
しかし、多忙な勤務の合間を縫って臨床研究を行うのはなかなか大変です。いざ研究を始めようと思っても、研究デザインの考え方、統計手法、結論の導き方などを組み立てるのは、かなり骨の折れる作業になります。
今回、河内先生が多施設レジストリを用いて、「どのような経緯で研究を始めたのか?」「どのような苦労があったのか?」「 後輩たちが研究を行う際に躓きやすいポイントについて」抜群のトーク力で講演してくれました。
学会等で同様の講演会がありますが、雲の上のひとと感じてしまうので、身近な人の経験談はすごく新鮮で、心に響くものがあります。
キースライドを数枚掲載させていただきました。
自分たちの仕事は診療が主だとおもいますが、臨床研究をすることで、臨床疑問を明確化することで、論文を検索し、それが自分たちが直面している問題にあてはまるか?適応できるか?を考えて最適な医療を提供することが必要です。臨床研究をおこなうとそういった、論理的思考のスキルアップにもなるので、今後も積極的にとりくんでいけたらと思います。
先日、河内Drに「多施設レジストリで臨床研究をやってみよう」というレクチャーを開催してもらったので、ご報告です。
日々臨床をしていると、臨床疑問(Clinical Question: CQ)にぶつかることがあります。
臨床疑問とは、医療現場で患者に接する医師や医療者が抱く疑問のことです。病態、評価、治療、リスク、予防など、さまざまなテーマがあります。
当科の例でいうと、心肺停止後の低体温療法の有効性、敗血症における輸液の最適化、外傷性脳挫傷の気道管理など、どのように対応すれば患者さんにとって最良の結果を残せるかは、長年議論されていますが、いまだに議論の余地があるところです。
こうした疑問を解決するために臨床研究が行われますが、単施設(一つの病院)のデータを用いた研究では限界があります。そのため、日本全国(研究によっては世界中)の施設でデータを集める研究が数多く行われています。このように、複数の施設で集めたデータのことを「多施設レジストリ」と呼びます。
しかし、多忙な勤務の合間を縫って臨床研究を行うのはなかなか大変です。いざ研究を始めようと思っても、研究デザインの考え方、統計手法、結論の導き方などを組み立てるのは、かなり骨の折れる作業になります。
今回、河内先生が多施設レジストリを用いて、「どのような経緯で研究を始めたのか?」「どのような苦労があったのか?」「 後輩たちが研究を行う際に躓きやすいポイントについて」抜群のトーク力で講演してくれました。
学会等で同様の講演会がありますが、雲の上のひとと感じてしまうので、身近な人の経験談はすごく新鮮で、心に響くものがあります。
キースライドを数枚掲載させていただきました。
自分たちの仕事は診療が主だとおもいますが、臨床研究をすることで、臨床疑問を明確化することで、論文を検索し、それが自分たちが直面している問題にあてはまるか?適応できるか?を考えて最適な医療を提供することが必要です。臨床研究をおこなうとそういった、論理的思考のスキルアップにもなるので、今後も積極的にとりくんでいけたらと思います。
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