群馬県版病院前周産期救急勉強会

 こんにちは、中林です。

週末に群馬大学で群馬県版病院前周産期救急勉強会が開催され、中林と青木先生が一日ずつ講師として参加してきました。

 

このコースでは救急隊員の受講者が稀ながら確実に発生する自宅分娩や、その後のお母さんと赤ちゃんのケアについて1日かけて学びます。群馬県では自宅分娩のため救急搬送される患者さんが毎年3-5名発生しています。赤ちゃんとお母さんふたりの対応をしなければいけない上に、みんなが元気に産まれてきてくれるわけではないので、患者さんたちの特徴を理解しつつ病院に連れて行くまでの応急処置を学んでおくことが大切です。

 

 講師は産婦人科医、新生児科医、助産師を中心に、救急隊員や私たち救急医も一緒になって指導を行いました。現場対応、医療機関からの技術指導、救急医療と周産期医療のしくみ(両方に対応できる病院ってとても少ないんです!)の違いなど、多岐に渡る内容で受講者だけでなく講師側も学びが多い勉強会でした。

 

 医療は病院や診療所だけで成立するものではありません。こうした機会を通じて救急隊員と医療従事者がお互いの活動や立場を理解し合うことによって、病院前から始まる多職種連携を強化していきたいです。





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