当科診療スタッフ紹介:武村先生

Q1: ご略歴を教えてください。
はじめまして、武村秀孝と申します。 私は京都第二赤十字病院で救急科 専攻医をしておりますが、今年の4月から外部研修として、前橋赤十字病院で研修をさせて頂いています。生まれ育ちは東京都ですが、学士編入で滋賀医科大学に入学し、卒後は滋賀県、京都府で研修をしておりました。
“学士編入制度”って何?と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明させて頂きます。 4年制大学を卒業した人などを対象にしており、教養を省略して2年生後期や3年生前期から医学部に入学する制度です。私の場合、高校卒業後に海外の大学へ留学し、卒業をしていたためこの制度を利用することができました。
医師となった当初は自分が救急医を目指すことになるとは思ってもいませんでしたが、初期研修で出会った恩師に導かれて、現在は救急の領域で勉強を続けています。2年間の初期研修後から京都第二赤十字病院 救急科の専攻医として研修をしており、現在は医師となって5年目です。

Q2: 当院・当科を選んでくださった理由はなんでしょうか?
京都でも軽傷から重症まで様々な救急対応・集中治療管理を経験させてもらいました。その経験から、今後は“救急+整形外科”の領域で研鑽を積んでいきたいと考えていますが、その前に全身管理や重症管理をより集中的に学ぶ必要を感じていました。 前橋赤十字病院のICUは日本に数少ないclosed ICUという形で運用されており、様々な病態の患者さんの管理・治療を経験できるところに魅力を感じ、研修を希望しました。

Q3: 実際に半年間診療に携わっての感想を教えてください。
当初は働き方の違いに戸惑うことも多かったです。京都では基本的に主治医制であったので、基本的に24時間、必要があれば出勤して自分で対応をしていました。前橋赤十字病院ではシフト制が敷かれているため、自分が不在の時のことも考えて、診療をする必要があります。主治医制であれば自分の中で理解していればよかったことも、しっかりと言語化して伝えなければいけません。こうした思考過程を必要とすることで、改めてしっかりと治療計画を意識するようになりました。
  ER、病棟、ICUの3か所を主にローテーションして研修していますが、半年間ほどしてようやく病院のシステムに慣れてきたと感じています。やはり新しい環境に適応するのは時間がかかりますね。でも慣れてくると、これまで以上に各症例から多くのことが学べていると実感しています。

Q4: 前橋での生活はどうでしょうか?
 住みやすいですね、住宅費も京都と比べてかからないです。 あと、私の妻も一緒に前橋赤十字病院へ異動させて頂き、ERで働いています。二人で同じ救急領域で仕事をしながら助け合っているので、生活面ではそこまでストレスを感じることはないですね。 もうすぐパパになる予定なので、むしろ毎日充実してます!

Q5: 読者の方へ一言
 新しい場所で研修をするのは簡単なことではないですが、友人・知人の輪が広がっていくのは、人生としてはとても楽しいですよ!


 

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