【群馬県主催】コロナウィルス 感染症専用の人工呼吸器研修が行われました!!

こんにちは。金畑です。
723日、24日に前橋赤十字病院で群馬県新型コロナウイルス感染症対応研修の人工呼吸器研修(basic)が開催されました。
群馬県主導で開催され、今回のbasicは群馬県内の救命救急センター以外の病院を主な対象とし、多くの病院に参加していただきました。入院していた新型コロナウイルス感染患者が重症化(人工呼吸器管理が必要になったとき)したときに、救命救急センターといった高度医療施設へ転院を前提として、それまで安全に管理をする方法を学ぶ研修です。コロナウイルス感染患者への対応は多職種で行わないとならないこともあり、今回の研修では医師だけでなく、看護師、臨床工学技士の方と多くの職種の方にも募集をかけ、病院として、チームとして参加いただきました。
講師は、当科の医師の他に、群馬大学医学部付属病院 麻酔科・集中治療部の先生もお招きしました。金畑も講師の末端として参加しました。
講義の内容は、コロナウイルス感染症の実情から始まり、コロナウイル感染患者に対する気管挿管の行い方、人工呼吸器の構造(回路内の汚染や対応策といったこと)、人工呼吸器管理の仕方の4つの講義を行いました。気管挿管、人工呼吸器管理については、講義の後に実習時間を設けました。受講生には、喉頭鏡での気管挿管との違いや非コロナウイルス感染患者と違って注意しないといけない点を意識してもらいながら、ビデオ喉頭鏡を使用した気管挿管を行い、同じチームの看護師に挿管の補助をしていただき、気管挿管の流れの研修をしてもらいました。
人工呼吸器管理の仕方については、非コロナウイルス感染患者に対する人工呼吸器管理のときよりも注意しないといけない点がいくつかありますので、それを再確認してもらいながら人工呼吸器の設定を調整する方法を学んでもらいました。
参加いただいた方より質問も多く頂き、普段からの疑問に少しは応えられたのではないかと思っています。初日の723日には、NHKTBS、上毛新聞の取材が入っていましたので、ニュースで見られた方もいらっしゃったかもしれません。もうすこし細かいことまで踏み込んだ人工呼吸器研修Advanced9月に、ECMO管理についてのECMO Advanced10月に予定されています。
これからも群馬県全体の医療体制強化に微力でも貢献できればと思います。

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