梅雨入り、真夏日 with マスク

丸山です。
611日に関東甲信の梅雨入りが宣言されました。初夏が終わり今年もこのジメジメな日々が始まります。かと思えば、東京では69日には今年初の真夏日が観測され、暑さもいつも通り容赦無くやってくるようです。そして、今年はそこにコロナ対策まで!外出時のマスク着用は未だに求められており、街中には日傘をさしながらマスクをつけるという例年なら異様な光景が当たり前のように繰り広げられています。
そんな中、救急医目線で一番気になるのはマスク蒸れによる肌荒れとマスク焼け!・・・ではなく、もちろん「熱中症」です(笑)。マスク装着によって蒸れるだけでなく、表情が隠れしかもソーシャルディスタンスを保っている状況では隣の人の体調すらすぐにはわかりません。そして、3密を避け人との接触を互いに最低限にしている現在の状況では、独居のご高齢者が熱中症になっていてもなかなか気付いてもらえず、手遅れになる可能性もあります。

「夏マスク」と称して様々な衣料品店や下着メーカーが各々の持つ技術を元に通気性を高めたり、冷感のあるマスクを制作されたりしており、今後このようなマスクを購入し使用することが国内の経済を回す意味でも私たちの健康を守る意味でも良い効果を与えてくれるかもしれません。
ただ、これらが行き渡るにはまだまだ時間がかかりそうです。なので、この記事ではまず私たちが今日からできることをいくつかご提案させていただければと思います。
① まず、暑さを避けましょう!
 窓を開放し扇風機を併用して換気を行うことで体感温度が下がるだけでなく、コロナ感染予防にもなります。「逆に窓を開けると余計に暑い!」という日は少し電気代がもったいない気がしてしまうかもしれませんが、感染予防のため適宜換気を行いながらクーラーを使用しましょう。

② マスクを外しましょう!
 え!?と思うかもしれませんが、熱中症対策においては一つのポイントになります。正確には屋外で人との距離が2m以上確保できる環境ではマスクを外すことを検討してもらいたいです。また、群馬では1人で車を運転している時にマスクを着用しながら運転されている方も少なくないと思います。気温が高く日照りの強い日の運転の場合は車内ではマスクを敢えてはずすことも考慮してもらえればと思います。

③ こまめに水分補給をしましょう!
 これは熱中症対策としていつもお話しさせていただいている通りですが、「喉が乾く前に」水分補給することが大切です。マスクの中は熱気がこもっており口腔内の乾燥を感じにくく、マスクをつけているとどうしてもいちいち外すのが面倒になりがちですが、体がだるくなり頭がボーッとしてきたらそれはもう熱中症の初期症状です。そうなる前に適宜マスクを外してこまめに水分補給をしてください。

今回は熱中症予防のポイントを3点ご紹介させていただきました。
実は上記内容は環境省と厚生労働省から今年の5月下旬に発布されたポスターからの抜粋でした。その他にも「【新しい生活様式】における熱中症予防行動のポイント」が掲載されておりますので、よろしければ厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html)もご覧ください。
それでは、みなさん良い夏を!


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