コロナ時代の僕ら〜コロナ自粛が続く中、応援ありがとうございます。〜

丸山です。
ゴールデンウィークが明けても緊急事態宣言は継続され油断できない状況ではありますが、COVID-19の受け入れをしている施設としては群馬県内の新規患者数がピークを超えたように感じ、ほっと胸を撫で下ろしています。これも全て市民の皆様の日々の生活への気遣いの結果だと思います。ありがとうございます。
しかし、コロナウィルスに感染をした各個人に目を向ければ、まだ全国にも闘病されている方はたくさんいらっしゃり、私たちのコロナ感染に関する仕事はまだまだ続きます。無理をせず、気を緩めずスタッフ一丸となって取り組んでいきたいと考えています。
連日、病院スタッフへの激励の言葉や色々な形での応援をしてくださる皆様に大変感謝しております。前橋市にあるパスタ店「GRASSA」さんからパスタの差し入れをいただきました! 具材は群馬県内の会社や農家の方々から提供していただき調理してくださったそうです。「とっても美味しかった!」とみんな喜んでいました。美味しいご飯でエネルギーを補給して今日もみんなで頑張ります!

 



話題が変わりますが、本記事のタイトル「コロナ時代の僕ら」はイタリアのインテリ小説家 パオロ・ジョルダーノの書籍です。物理学博士号を持つ彼が当時ヨーロッパ最大の感染国であったイタリアでコロナウイルスの感染が広がり、死者が急激に増えていった本年2月下旬から3月下旬に綴った作品になります。日本で言えば、まさに緊急事態宣言が出ている今のような時期だったのかもしれません。
この作品の中で彼は「このパンデミックを乗り越えるためにはいくつかのステージがある」と言います。今の日本は最終局面一歩手前の「大いなる献身」の段階であり、まさに全国民が各々「自粛」をしている段階となっています。そして最後の段階で「大いなる忍耐」が求められます。緊急事態宣言が解かれた後がまさにこの段階となるでしょう。筆者がここで伝えたいことは「自粛が終わったら、すぐに自由がやってくる訳ではない!」ということです。
先日、コロナ感染の封じ込めに成功した韓国が自身の対策を「K防疫」と名付け、「防疫で世界をリードする国となった」と文在寅大統領が発言していました。しかしその直後、韓国内のナイトクラブで102人の集団感染が発生しました。今、日本においてコロナ感染が下火になっているこの状況は紛れもなく皆様の努力の賜物であり、逆に緊急事態宣言解除後に「元通り」もしくは我慢の反動で「今まで以上に」外での活動を増やしてしまうと、またコロナ感染が再燃する可能性は十分あり得るということがこの事例からもわかります。
小説家 パオロはこれから「条件付き日常と警戒が交互する日々」が続くと綴っています。「緊急事態宣言が徐々に解除され、またちょっとしたきっかけで警戒態勢に入り、また解除され。。。」という状況が長期に及び、自分たちが当たり前だと思っていた「コロナ前」の生活は戻ってこないかもしれない。そして、そんなコロナ時代に適応し生きていくことが今後私たちに求められるのかもしれません。
と少し悲観的なお話をしてしまいましたが、そんな私も内心では「早くこの感染症が落ちついて、また○○○ニーランドに行きたいなー」なんて密かに思っております。1日も早い収束のため、これからもみんなで取り組んでいきましょう!

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