アウェイで刺激をもらう!~「ドクターヘリ同乗研修」を実施~

町田です。
あっという間に3月も半ばを過ぎました。今年度も残りわずかになってきて例年であれば新年度からの人事が気になるところですが、そんなことを気にしている状況でもないくらいまだまだ新型コロナウイルスの対応が続いています。子供たちの新学期からの学校生活もどうなるか気になるところですが、われわれ大人も新年度の準備も同時進行で粛々に進めなくてはいけませんね。


数年前より道北ドクターヘリの協力病院である旭川医科大学病院から看護師、医師がドクターヘリ同乗研修を受けています。今まで看護師2名と医師1名が当院でドクターヘリ同乗のみならずヘリ運休時はドクターカー同乗していただいています。

今年度は堀越先生に続いて吉田有里先生が冬場の気候が厳しい時期に来ていただきました。
強風や悪天候で研修の半分はヘリ運休となってしまいましたが、その代わりに実際に前橋ドクターカーに同乗していただいたことで前橋市におけるドクターヘリ・カーに併用運用は旭川市にとっても大いに参考になったと思います。また隣県ドクターヘリとの連携、防災ヘリからの引継ぎなども実際に見ていただいたり、局地災害対応に関するディスカッションを行ったりしながら、短い研修時間でしたが多くのお土産を提供させていただきました。

他院で研修することでとても緊張していたと思いますが、救急外来の重症患者対応や病棟の急変患者対応にもものすごい軽いフットワークで駆けつけていただき周囲に気を使いながらできることをしっかり見つけるところは、当科スタッフにとても足りないところであり研修を引き受ける身でありながらとても学ばせていただくことが多かったです。


群馬県ドクターヘリは立ち上げのメンバーを除いて、現在はすべて当院のみでの研修となっています。質の維持・向上のためにステップアップ表を用いながらそれなりに厳しく指導をしているつもりですが、やはり院内研修だけでは限界もあると思います。
自分自身も日本医科大学千葉北総病院で5日間研修を受けさせていただきましたが、その5日間が自分の中では最もドクターヘリ活動において影響を受けた時間となっています。
自分からアウェイの地に出向いて刺激をもらう、そしてアウェイから来ていただいた方から刺激をもらうことで、我々の活動をあらためて見直し次のステップへ進めていきたいですね。少なくても指導医が様々な施設でのやり方を知っておくことも重要だと感じながら、それを実行できていないことを強く反省している日々です。

さらなる質向上のために外部研修も要検討ですね!
(写真の2人は後期研修中にさいたま日赤ドクターカーに同乗しています。)

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