“Face to Face”でのディスカッション!~「群馬県ドクターヘリ基地病院スタッフ会議」~

町田です。
COVID-19(新型コロナウイルス感染)に関して多くの方が心配の日々を過ごしていると思います。現代を反映してかSNS上でいろいろな意見が飛び交っていますが、当院としては厚生労働省や日本赤十字社から出される指針をもとに当院内でルールをしっかり決めて、それに即してスタッフ一同院内日常業務や院外活動にあたっています。
また、マスクや消毒用アルコールが全国でも品薄状態であることから、面会などに関して制限をかけざるいけない部分がありますが、現状をご理解いただきご容赦いただけると幸いです。
尚、COVID-19に関しての問い合わせ先などは群馬県では県ホームページ(https://www.pref.gunma.jp/02/d29g_00243.html)に詳細が載っていますので、皆様におかれましてもご自身の自治体のホームページ等でご確認ください。


働き方改革や今であれば感染予防などを目的でインターネットを活用したWeb会議が行われる機会が増えています。一昨年に発生した本白根山噴火災害でも、僕はちょうど厚生労働省DMAT事務局(東京都立川市)にいましたが、群馬県庁(群馬県前橋市)とDMAT活動拠点本部を設置した西吾妻福祉病院(群馬県長野原町)をWebで結んで頻回に会議や情報交換を行い、その有用性に驚かされました。

そういう流れではありますが、大切なことを決定したりとことんディスカッションするときに、やはり“Face to Face”でのやり取りが大切になることがあります。
特にドクターヘリに関しては、基地病院だけでも病院担当事務、フライトドクター・ナース、集中治療科・救急科医師、救急外来看護師、そして運航会社の朝日航洋運航クルーで、共通の理解と認識をもった中での活動が、より効率的な運用、そして安全運航のためにも大切となります。

そこで当院では「群馬県ドクターヘリ基地病院スタッフ会議」という名称で、2か月に1回のペースで必ず開催しています。
緊急の検討事項以外はできるだけこの会議に議題として挙げ、会議に参加したメンバーでとことん話し合い結論を導いたり、担当者を決めて解決するようにしており、この会議で決定したことは即運用するほどこの会議の決定に重きを置いています。(もちろん運航要領・マニュアルなどの変更などは県レベルでの会議になりますが、あくまで基地病院レベルでの運用に関することを取り扱っている会議です。)


会議で物事を決定することも大事ですが、定期的に多職種が顔を突き合わせて意見を出し合って考える作業を繰り返すことで、よりチームとしての一体感が増している感じがしています。ただし、開催時間や勤務調整の都合でなかなか医療スタッフの参加者が少ない実情もあり(参加者で決定したことに従うというルールで同意は得ている)、そこに関してはWeb参加も可能にするなどの来年度以降の課題です。

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