群馬県ドクターヘリ 2020年1月活動実績

新年もあっという間に1か月が過ぎました。
本来は最も寒いシーズンなのですが、県北部のランデブーポイントもすっかり雪がありません。なんとかスキー場はオープンしていますが、スキー場までの道路もすっかり乾いています。
冬らしい景色が見られないのはなんだか寂しいですね。
何かと話題の八ッ場ダム上空からの映像。
雪が全くありませんね・・・

群馬県においてドクターヘリが一度飛び上がると、片道約20分でほぼ全域をカバーすることができます。そのコンパクトな距離感を活かして、ドクターヘリの活動時間について、『消防覚知(119番入電からドクターヘリ医師接触(現場での治療開始)までを30分以内:30分ルール』、『消防覚知(119番入電)から病院到着(病院での治療開始):60分ルール』という目安を作っています。

30分ルール、60分ルールともに達成率60%以上を目指して、消防のドクターヘリ早期要請、医療の現場活動時間短縮を強く意識してやってきたつもりでした。しかしながらまだまだ目標達成には程遠いのが現実です。

消防覚知から30分以内の初療開始(30分ルール)
消防覚知から60分以内の病院到着(60分ルール)
原因はいろいろありますが、ここで大切なことはドクターヘリ活動に関わるスタッフ一人一人がきちんとできているかどうか振り返ることです。もちろんシステム作りや教育体制も大切ですが、最後に患者さんを助けるのはその患者さんと向き合う者の決断力とその決断を支える技量にかかっています。

「できない理由を探すのではなく、どうしたらできるかを考える」ことが大切なのです!



☆群馬県ドクターヘリ 2019年12月活動実績☆
上段:活動種別 中段:搬送先病院 下段:疾病分類

年度別要請・出動数
 

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