「病院前医療体制における指導医等研修(初級編)」に参加しました。

お久しぶりです。後期研修医の西村です。
今回は、101011日に大阪で行われた「病院前医療体制における指導医等研修(初級編)」という研修会に参加してきましたので、その報告です。

名前からでは分かりにくいのですが、どんな研修会かというと、救急医療というのは患者が病院に到着する前から始まっており、最近では救急救命士が点滴をとったり、薬剤を投与したり、気管挿管をしたりすることが可能となっています。それらの行為は医師の指示がないとできないことになっています。なので救急に関わる医師は、救急救命士がどんな活動をし、どんな救急処置を行っているか十分理解していないといけません。この研修会では、そういった救急救命士の活動や、活動の指針となるプロトコルの理解、および検証会やフィードバック、教育の仕方などを学ぶものでした。


全国から救急に関わる先生方が参加されており、救急医もいれば、循環器や外科、麻酔科の先生方もいらっしゃいました。また年齢層も大学の講師や診療科の部長クラスの先生方が多く、正直僕は一番の若手でありました。が、当院の場合は高度救命救急センターであり、ドクターカーやヘリもやっているため、救命士と関わる機会が非常に多く、また当院救急外来にも実習で救命士の方が誰かしらいるような環境です。
若手ではありましたが、他の病院と比べると救命士との関わりは比較的多いほうで、当院での救命士との関わり方や現在の問題点、今後の課題など、普段の臨床現場から考えられることは多くあり、それらを発表・議論することができました。
当院で研修することは、救急医を目指す自分としては非常に恵まれた環境なのだと感じました(当院の宣伝です!!)。

この研修を通して、今まで知っていたようで知らなかった救命士の活動やプロトコルを理解することができ、これから救命士の方々とより深く関わっていけるような気になりました。救命士の方と協力することで、より患者の救命率を上げることが可能と思います。
この研修会は、本当は救急科専門医をとってからの人たちが対象のようですが、僕のような救急医を目指す後期研修医も受けるべきと感じました。


最後に余談ですが、開催場所は大阪であり、日本一長い商店街と言われる「天神橋筋商店街」のすぐ近くでした。1日目の終わりに、商店街にある美味しいと評判のコロッケ屋に行ったのですが、夕方だったために売り切れ、仕方なく2日目の昼休みに片道15分(商店街が長い!)かけてコロッケ1つのために買いにいきました。写真はその写真です(研修中の写真が撮れませんでしたので・・・・)。当然たこ焼きも食べてきました!

以上です!!

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