“命のリレーの第一走者”を育てよう。~毎年恒例、前橋市立前橋高校BLS&AEDコースを開催!~

町田です。
昨日、前橋市立前橋高等学校にて救命講習会を開催しました。
この救命講習会は一次救命処置を学ぶBLS&AEDコースで、高校1年生約240名を対象に午後2校時を使って行っていて、今回で16回目(16年目)の開催になります。

この講習会の指導者はすべてボランティアで、今年も群馬県に加えて、埼玉県、新潟県、長野県、東京都、そして愛知県から病院スタッフ、消防職員あわせて76名の方に集まっていただきました。
そして毎年行っているデモンストレーションも今回は初めて県外から来ていただいた比企広域消防本部(埼玉県)の皆さんに担当していただきました。
本コース初、群馬県外の方々によるデモンストレーション。
比企広域消防本部の皆様、ありがとうございました!


目の前で急に人が倒れた時に、救急車が到着するまでには日本で平均8.6分かかります。
消防や病院関係者は救命のために全力を尽くしますが、決して第一走者にはなれません。すぐそばにいる人が勇気をもってAED、胸骨圧迫をしていただくことで、命は第二走者の救急隊、そしてアンカーとなる病院まで引き継がれていきます。
だからこそ“命のリレーの第一走者を育てる”ことに情熱を持った方々が、毎年この時期に集ってくれます。また今年も指導者の中にこの学校の卒業生がいらっしゃって、学生時代にこの講習会を受講した時の経験から、命のリレーの大切さを伝えるために今度は後輩たちに指導しにくるという先輩から後輩へのバトンパスもありました。
 
生徒の皆さんも本当に熱心に胸骨圧迫とAED使用を学んでくれて、とても充実した午後のひと時となりました。
 
 
お忙しい中、本当に多くの方々に集まっていただき、そして「命のリレーの第一走者」をまた育てることができました。心より感謝いたします。
またコース開催にご協力いただいた学校の教職員の皆様、熱心に受講していただいた生徒の皆様、本当にありがとうございました。
充実した時間が終わった後には美しい秋空が広がっていました。

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