「2019年度第2回群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催しました。

町田です。
8月27日に当院講堂において「2019年度第2回群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催しました。

前日に佐久医療センターで開催された「信州ドクターヘリ事後検証会議(症例検討会)」に参加したばかりで、いただいたばかりのいろいろな学びを本症例検討会でも共有しよう思いながらと臨みました。
今回も会場に用意した座席がいっぱいになる150名を超える参加者に集まっていただき、心より感謝いたします。また隣県基地病院の先生や隣県消防本部の方々にも会場に足を運んでいただき貴重なアドバイスをいただくことができました。


最初に活動実績の報告を行いました。
運航開始から年度ごとの数値を並べることで、時代とともに活動内容に変化がある部分に気が付かされます。
例えば高齢化に伴い内科疾患の悪化によるドクターヘリ対応が少しずつ増えてきています。またドクターヘリの救急隊到着前要請も年々増えてきていることもわかります。(ただしかなりゆっくりした伸び方ですが・・・)

続けて事案検討を行いました。
3か月に1回にたった3時間の開催のため対象とする事案はかなり限られてしまいますが、今回は基地病院、消防機関からのリクエストが多く、いつもより多い6例を対象としました。また、救急現場出動だけではなく、施設間搬送や出動後キャンセル事案からも学ぶことがあり今回はこれらも含めました。
そして、いつ局地災害が起きても常に県内関係者が共通認識で動くことができるように、今回も多数傷病者事案も取り上げました。


今回もかなり充実した3時間(+10分延長・・・)となりました。
しかし中には同じ議論を繰り返している内容もあり、進行する側としての壁も感じています。
もともと中野前センター長(現院長)から引き継がせていただいた本症例検討会の進行も、そろそろ次の世代に引き継がなくてはいけない時が来ていることも強く感じています。新しいアイデアが出なくなった時こそ、新しい風をいれる時かもしれませんね。
次の世代からの突き上げが来ることを期待して待っていることとします。

コメント

このブログの人気の投稿

新年度集合写真

先日ブログでご紹介した新型コロナワクチン筋注方法について訂正があります

タカラトミーさんが当院を取材