“令和最初”の「群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催しました。

町田です。
ブームに乗ってタイトルに“令和最初”とつけてしまいましたが、5月28日に今年度第1回目の「群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催しました。
毎回100名を超える参加者がいらっしゃいますが、今回は160名もの県内外の消防関係者、隣県基地病院の先生にお集まりいただきました。いつもありがとうございます。

今回も5事案を取り上げて、消防、フライトドクター・ナースより活動報告を行った後に、傷病者にとって有効な診療かつ迅速性な活動につながる情報の共有を行いました。

<今回の検討事案>
気道緊急に対して外科的気道確保を行い自己心拍再開を得られた事案
緊張性気胸に対して胸腔ドレナージを行いショックを離脱した事案
キャンセル基準、無線統制の必要性について検討すべき事案
多数傷病者、要救助者対応時の現場消防各隊と良好な連携ができた事案
強酸温泉水の誤嚥による重症呼吸不全に対してECMOを導入した事案
 


事例検討では医療・消防でそれぞれ疑問に思っていることをぶつけて、明日からの活動にすぐに生かせるような解決方法を探ったりもしています!
またここのところ複数の傷病者が発生する事故・事件が立て続いており、本症例検討会でも必ず毎回多数傷病者事案をとりあげて、医療と消防がつねに同じ活動方針で対応できるように心がけています。

会議と違って物事の最終決定をできる場所ではありませんが、そこで意見を出し合って得た答えがすぐに現場で役立つことをいつも実感しており、また隣県ドクターヘリ基地病院の先生からもいつも貴重なアドバイスをいただいており、3時間という長丁場ですがとても貴重な機会になっています。

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