「日本外傷データバンク(JTDB)セミナー」に参加しました。

お疲れ様です。後期研修医の西村です。
今回は、217日に東京で開催された「JTDBセミナー」の参加報告です。

悲しい事実ですが、外傷(いわゆるケガ)は日本中で毎日起こっております。交通事故はもちろん転落や窒息など様々あり、それら不慮の事故で亡くなられる方は年間4万人近くいます。これら外傷における死を少しでも減らすためには、日本における外傷医療のデータをとり、研究し、外傷治療を改善させる必要があります。
そのデータとなるのが日本外傷データバンク(Japan Trauma Date BankJTDB)です。JTDBには全国の病院が協力し、それぞれが経験した症例を登録しており、今年4月からこのJTDBへのデータの登録方法が改訂されるため、今回このセミナーに、生塩先生とともに参加し、勉強してきました。


セミナーの内容は、データシステムへの具体的な登録方法や、また“AISコード”という傷病名ごとに細かく分けられたコード(2000個ものコードに分類されている!)を正しく付けられるかという内容でした。
全国の病院から外傷診療に関わる人たち(ドクターだけでなく、医療秘書さんなども)が集まっており、いろいろ質問も飛び交っており、外傷診療に対する熱い想いが伝わってくるセミナーとなっていました。

当然、我々前橋赤十字病院も外傷診療は日々行っており、熱い気持ちは負けておりません(病院全体はもちろん、救急科スタッフ一人一人が、そして特に今回一緒に参加した生塩先生はとても熱い先生です!)。
今回学んだことを参加できなかったスタッフにも還元し、日本の外傷診療がさらに改善するよう今後も協力してまいります!!

普段の診療以外でも、将来の日本の外傷医療改善のために、こういった活動もとても大切なんだなと感じた1日でした。以上、報告でした!

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