「日本DMAT隊員養成研修@大阪」に参加しました。

山田です。
221日(木)から23日(土)に大阪医療センターで開催された、日本DMAT訓練に参加させて頂きましたので、ご報告させて頂きます。
今回は、Local DMAT隊員の資格を持っている医療者が対象で、2.5日間の研修となりました。

1日目、2日目は朝8時頃から夜19時まで、主に講義とグループ別でのディスカッション、3日目は大阪広域医療搬送拠点 八尾SCUにて実践さながらの搬送訓練を行いました。

私は前勤務地の千葉県でLocal DMAT隊員の資格を取得して以来およそ3年が経過し、今回念願の日本DMAT訓練参加となりました。
3年前、救急医になったばかりの頃と比較し、少し救急医としての経験を積んだことで、より多くの気付きがあったことが、今回参加させて頂いたことでの大きな収穫だったと感じています。


3年前、災害に興味を持ち始めたばかりのころ、『救急医たるもの、災害時にも役に立ちたい』という漠然とした思いが強く、Local DMAT訓練を受けながらも、知識を身につけるだけで必死だったように思います。

そして今回、2.5日間を通して、
『実際に起きた時、自分は何ができて、何をすべきか。今の自分には何が足りないのか。』『普段一緒に仕事をしていない多くの医療者が、一同に介した時、個人の力を最大限に引き出すためにはどうしたら良いのか。』
そんなことを、各グループワークのテーマの度に、考え続けていました。

“実際に起きたときに”という視点で、自分自身や周囲の状況を見つめ直すことができたことが、大変大きな学びとなりました。

そしてDMAT隊員を取得した今、いざという時のために、日々の日常でできることを少しずつブラッシュアップすることが私の課題となっています。


『平時の医療ができなければ、災害にも対応できない』と、上の先生方はよくおっしゃっています。
診療だけでなく、コメディカルとの協働、コマンダーとしての力など、まだまだ学ぶべきことは山積みです。平時の医療現場を大切にし、一歩ずつステップアップしていきたいなと感じました。

写真はお世話になった群馬県チームです。2.5日間を終えて、八尾SCU前での一枚です。
とても頼りになるメンバーで、楽しい3日間となりました。ありがとうございました。
今後とも何卒宜しくお願いいたします。

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