『第24回日本災害医学会総会・学術集会』に参加しました。

町田です。
3月18-20日に鳥取県米子市で開催された『第24回日本災害医学会総会・学術集会』に参加してきました。
昨年までの“日本集団災害医学会”から名称変更をして初めての学術集会でしたが、昨年は西日本豪雨災害や北海道胆振東部地震など大きな災害がたて続き、かなりたくさんの演題登録とともに多くの方々が米子の地に集結しました。(行きの飛行機の中から知り合いがたくさん・・・)

当院からの参加者は以下の通りです。

・中野院長
教育講演:病院の災害対応におけるICTを活用した情報管理システム
 座長
・中村センター長
ワークショップ:災害時の航空機運用
 座長
要望演題:局地災害の教訓(成功例・失敗例)
 「局地災害でも県庁災害対策本部での組織間情報共有は必要である」
・藤塚医師
ワークショップ:火山噴火災害時の医療
 「草津白根山噴火災害対応から学ぶ」
・小倉医師
日本熱傷学会合同シンポジウム
 「WHO Emergency Medical Team Technical Working Group on Burns」
・城田看護師
一般演題(ポスター):マスギャザリング
 「大規模市民マラソンにおける医療救護体制の再構築」
・町田
パネルディスカッション:被災地域の保健医療における連携
 「大規模災害により壊滅的被害を受けた地域の保健医療復興に向けての取り組み」
ワークショップ:災害時の航空機運用
 「災害訓練時のヘリ運用をより実戦的にするための政府訓練での取り組み」

その他群馬県内から1名の医師、2名の看護師、1名の業務調整の方々が座長や演題発表で参加されていました。



昨年は西日本豪雨災害や北海道胆振東部地震に「災害医療コーディネーター」という立場で岡山、北海道にお邪魔させていただきましたが、実際に岡山や北海道の方々の発表を拝見して支援者の立場では決して気が付かないような被災地からの貴重なご意見を聞かせていただき、自分自身の経験はまだまだ災害対応の神髄の部分にたどり着いていないことを実感しました。

そして来年度の本学会総会・学術集会は阪神淡路大震災から25年を迎える神戸で「これでいいのか、災害医療!」をテーマに開催されます。群馬県で昨年に発生した本白根山噴火災害や防災ヘリ墜落事故の対応の経験も併せて、そのテーマにあわせて発表したいと考えています。


ところで本学会期間中に北海道の方々の集まりに参加する機会をいただき、地元のいつもお世話になっている皆様とゆっくりお話しする時間をいただきました。北海道胆振東部地震対応での苦労話、同級生との懐かしい話や将来についての相談、気の置けない先生方との深い話など、本当に良い時間を過ごさせていただきました。
図々しくもど真ん中に・・・すいません。

人生初上陸の鳥取県でしたが、「人と人とのつながりの大切さ」「過去の経験を活かす大切さ」「未来をしっかり想像する大切さ」をあらためて学んだ時間となりました。
大山(左奥)と中海(右手)
鳥取砂丘(左下)




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