災害対応に関わる講演 第2弾「愛知県立大学看護実践センターセミナー」

町田です。
11月29日の長野に続いて、12月1日に愛知で講演する機会をいただきました。
 
愛知県守山市にある「愛知県立大学看護実践センターセミナー」で、何と3時間もの時間をいただき災害対応に関わる話題でお話しすることとなりました。今回お声掛けをしていただいた同校看護学部教授の清水先生はもともと群馬県に25年も住まわれていて、また清水先生の奥様とは前橋日赤の救命救急センターで一緒に働いていた時があり、お世話になったお礼もこめて今回のご依頼を引き受けさせていただきました。


前半の1時間半は局地災害に関する話題です。
内容は長野での講演とほぼ同様で、「普段やっていないこと、準備していないことは急な災害対応時にできない」ので、普段の医療対応から災害対応を意識した取り組むが必要であること強調しました。また直近で大きな事故が起こった際に直近の病院だけではなく医療系の施設(看護大学ももちろん含まれます!)も協力できる可能性があり、そのために平時からイメージ作りが大切なことをお話させていただきました。
また6月にあった当院の引越しが“災害対応の最大級な訓練”となったことについても情報提供させていただきました。


後半の1時間半は広域災害に関する話題です。
今年の西日本豪雨災害で「地元医師会と協力して被災地域の保険診療の復興を目指す」という大きなミッションを与えていただき、その経験から災害対応の終わりは地域の回復まで考えないといけないことを強く感じていました。
実際に今は多くの組織から医療救護班が被災地に派遣されてきますが、被災地で頑張っていらっしゃる医療関係者(医師会など)のたくさんの医療救護班をうまく結びつけるリエゾンの大切さや、そもそも各医療救護班が“被災地側が求めていることを理解したうえで支援を行っているか?”を常に考えなくてはいけないと強く思っています。


今回のセミナーでの講演に関して、まだまだこの業界ではひよっこでありますが、会場には北海道から九州まで100名を超す多くの方々が足を運んでいただき本当に感激しました。
ご来場した方々に何か2,3個でも平時の活動に生かせるものが伝えることができていればうれしく思います。


12月5日に「佐久総合病院救急事例研究会」で主に消防職員の方々を対象に再び局地災害対応のお話をさせていただく予定です。特に県境で発生した事案にいかに連携して対応するか、参加した方々と一緒に考えていきたいと思います。

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