「HEM-Netシンポジウム」に参加しました。

町田です。
今日の昼間は汗ばむような陽気でしたが、当直に入り一気に冷え込んでいます。温度差に体がついていくかどうか心配ですが、明日は長野にお邪魔して講演を行う予定です。のどを傷めないように気を付けながら朝まで頑張って働きたいと思います。ちなみに12月1日は愛知で3時間の講演があり、一生懸命講演資料を作成中です。


11月26日に都内で開催された「HEM-Netシンポジウム」に参加しました。
HEM-Netとは“認定NPO法人 救急ヘリ病院ネットワーク”のことで、ドクターヘリにかかわる様々なことで支援していただいています。そのHEM-Netが主催するシンポジウムが毎年秋に開催されており、以前には自分のパネリストとして発表、討論させていただいたことがあります。
今年は「マスギャザリングとドクターヘリ」というテーマで、僕は聴講者として参加しました。


最初に東京オリンピック・パラリンピッ競技大会組織員会チーフ・セキュリティ・オフィサー(CSO)である米村 敏朗 氏から、「オリンピックと危機管理~想像と準備~」というテーマで基調講演がありました。
自分自身は“医療は常にリスクとの戦い”と考えていて、「危機管理」に関する話をとても興味深く聞かせていただきました。
『「危機管理に成功はない、どれだけ失敗を抑えるか」、そのためにどれだけ「創造と準備」をするかが大切である』という言葉に、とても強く感銘を受けたとともにしっかり自分の中でも実行していきたいと思いました。
ほかにもとても印象深い内容がたくさんあり、本当に大切なことを学んだ素晴らしい講演でした。

続いて「『東京2020大会』における多数傷病者ヘリコプター広域搬送体制をどのように構築し、隣県と調和させるか」というテーマで、パネルディスカッションが行われました。
近隣県のドクターヘリ基地病院としては他人事の話ではなく、とても注目しながら話を聞かせていただいたり、当県ドクターヘリや自分自身がどのように関わっていけるかかなり真剣に考えました。


東京オリパラまでもう2年を切っています。その前に来年はラグビーW杯も行われ、お隣埼玉県も会場になります。それ以外でもいつどこでマスギャザリングへの対応に迫られるかわからない時代です。
いろいろ考えさせられたとても重要な時間となりました。

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