日本の災害医療のモデルを学ぶ!~「Adnvanced MIMMSコース」受講報告~
藤井です。
9月15日~17日に東京大学で開催されたAdvanced MIMMSコースを受講してきたためご報告させていただきます。
MIMMSはMajor Incident Medical Management and Supportの略で、日本語だと「大事故災害の医療対応」となっております。日本の災害医療はイギリスをモデルとしており、MIMMSはイギリスのコースを日本に輸入したものです。
Advancedコースの内容としては、座学、無線訓練、トリアージ訓練、机上シミュレーション、野外シミュレーション(PEWCS)と盛りだくさんであり、3日間かけて行います。
(*詳細はMIMMS日本委員会ホームページ→http://www.mimms-jp.net/course/)
コース中はとにかく災害医療の体系的アプローチであるCSCATTT(Command and Control, Safety, Communication, Assessment, Triage, Treatment, Transport)や、必要な情報であるMETHANE(Major incident, Exact location, Type of incident, Hazard, Access/egress, Number of casualties, Emergency services)の重要性が強調されており、指揮命令系統の重要性を学習しました。
ワークショップが多く、最終的には机上で実際にボードゲームのように駒を使ったり、キャンパス内で災害が起こったと仮定して現場に出向いたりして、どこまでを警戒線とするか、どこに指令本部や救護所を置くか、救急車の搬入・搬出経路はどうするか、必要な緊急サービス(消防・警察・医療班等)は何か等、シミュレーションを通じて実際に全体のマネージメントを考えました。
テキストだけ読んでも複雑な印象で理解が難しかったですが、実践的なトレーニングを通じてかなり理解が深まり、シンプルに捉えられるようになりました。
Advancedと名前は付いていますが、受講生一人一人にメンターが付いており、適宜フォローアップも行ってもらえるので途中で付いていけなくなることはないです。
受講生の中には所属施設の災害医療の教育を考えていくような医師・看護師・救命士の方も多かったですが、災害医療の知識や経験のない人でも十分参加可能であり、勉強のとっかかりとしても非常に有意義なコースだと思いました。
9月15日~17日に東京大学で開催されたAdvanced MIMMSコースを受講してきたためご報告させていただきます。
会場の東京大学 (写真は今年2月の安田講堂) |
MIMMSはMajor Incident Medical Management and Supportの略で、日本語だと「大事故災害の医療対応」となっております。日本の災害医療はイギリスをモデルとしており、MIMMSはイギリスのコースを日本に輸入したものです。
Advancedコースの内容としては、座学、無線訓練、トリアージ訓練、机上シミュレーション、野外シミュレーション(PEWCS)と盛りだくさんであり、3日間かけて行います。
(*詳細はMIMMS日本委員会ホームページ→http://www.mimms-jp.net/course/)
コース中はとにかく災害医療の体系的アプローチであるCSCATTT(Command and Control, Safety, Communication, Assessment, Triage, Treatment, Transport)や、必要な情報であるMETHANE(Major incident, Exact location, Type of incident, Hazard, Access/egress, Number of casualties, Emergency services)の重要性が強調されており、指揮命令系統の重要性を学習しました。
CSCATTT |
METHANE |
ワークショップが多く、最終的には机上で実際にボードゲームのように駒を使ったり、キャンパス内で災害が起こったと仮定して現場に出向いたりして、どこまでを警戒線とするか、どこに指令本部や救護所を置くか、救急車の搬入・搬出経路はどうするか、必要な緊急サービス(消防・警察・医療班等)は何か等、シミュレーションを通じて実際に全体のマネージメントを考えました。
テキストだけ読んでも複雑な印象で理解が難しかったですが、実践的なトレーニングを通じてかなり理解が深まり、シンプルに捉えられるようになりました。
Advancedと名前は付いていますが、受講生一人一人にメンターが付いており、適宜フォローアップも行ってもらえるので途中で付いていけなくなることはないです。
受講生の中には所属施設の災害医療の教育を考えていくような医師・看護師・救命士の方も多かったですが、災害医療の知識や経験のない人でも十分参加可能であり、勉強のとっかかりとしても非常に有意義なコースだと思いました。
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