平成30年北海道胆振東部地震の活動報告② 『日赤医療救護班』

藤塚です。
この度は、本震災により、被害にあわれた方々のお見舞いをお申し上げます。

町田先生に引き続き、現場で活動する医療救護班として、私、津久井医師(初期研修医)、石栗看護師長、滝沢看護師、小宮山看護師、友野主事、髙麗主事(薬剤師)、中島主事、唐沢主事(日赤群馬県支部)の9名による班員で、本災害の救護活動を行ってまいりました。
現地での医療活動を行うため、診療器具等を持参し、車・フェリーでの移動となりました。同時期に一緒に活動する2ブロック(関東圏と考えて下さい)の他隊員とともに移動となりました。


私たちは、成田赤十字救護班の方と一緒に、安平町の支援をさせて頂きました。
安平町役場にて・・・

避難所の巡回診療を中心に活動し、避難所で活動されている方々と共同しながら、診療を行い、衛生管理・感染症発生動向などを確認しながら病気の発生予防につとめました。
また、保健師さん達を中心に医療保健活動が行われており、そこに多くの医療チームが支援にきている状況でありました。そのため、町の総合庁舎で複数チームが共同できるよう会議を行い、そして私たちの活動を報告、避難所の情報を共有し、今後どのような対策をとっていくかを話合いました。そして、被災に遭われたにもかかわらず、地域のために働いている方々を支援する方法、ケアも考えていきました。

私達ができたことは少なかったかもしれませんが、被災に遭われた方々の健康管理や復興支援に貢献できていたら幸いです。
衛生管理のために、土足エリアなどに仕切りを・・・


個人的には、『人のつながりの大切さ』を改めて強く感じました。
個々で活動するにしても、チームで活動するにしても、そこに『つながり』がなければ大きな力にはならず、むしろマイナス面に働くこともあります。『つながる』ことで何倍にも力が大きくなるのだと感じました。そしてその『つなぎかた』がもっとも大切であることに気がつきました。

様々な発展を遂げた中でも、最終的には人であること、それを実感しました。
思いがけないところで、私的なつながりがあったとことに驚きもありました。


最後に今回の活動に関してサポートして頂いた、当院の皆様、日本赤十字社の方々、ほか多くの皆様、本当にありがとうございました。
一日も早い復興をお祈り致します。

コメント

このブログの人気の投稿

新年度集合写真

先日ブログでご紹介した新型コロナワクチン筋注方法について訂正があります

タカラトミーさんが当院を取材