『第32回日本外傷学会総会・学術集会』に参加しました。vol.2


お久しぶりです、生塩です。暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
地元中国地方では未だに災害対応が続いており、台風も直撃していてけが人も出ているようです。これ以上の被害が出ないことを願いながら、皆様に何もできていない自分に歯がゆい思いをしています。しかし、遠方である当院からも医療支援が出ており、その支援活動から勉強し、私もいつかの先輩方のように災害に対応できる救急医・集中治療医になれるよう日々勉強です。
 
 
62122日に京都で開催された「日本外傷学会総会・学術集会」に参加してきました。昨日も報告がありましたが、もう少し詳細に報告します。
 
当科からは、
・藤塚先生
「外傷患者におけるVV−ECMO管理とその準備」
・小倉先生
REBOA as a procedure in DCS guided by TBSS
Protocolized DCR based on the TBSS performed by Trauma Surgeon & Intensivist
「外傷早期の凝固線溶障害と治療・転帰との関連を解明するための多施設共同観察研究2 (J-OCTET2)
・生塩
「当院での重症頭部外傷後のParoxysmal sympathetic hyperactivity(PSH)の経験」
5つの演題発表がありました。
中村センター長と町田先生は座長も務められておりました。
当院整形外科浅見部長より「地方民間病院での外傷センター設立〜Preventable Trauma Disabilityを無くす!〜」という演題があり、どの演題も大変盛り上がりました。
 
 
小倉先生はWHOへの急遽海外出張があり学会参加できませんでしたが、代わりに藤塚先生と私で代理発表をさせていただきました。
そつなく代理発表をしている藤塚先生とは違い、錚々たる面々の中で私は緊張しながら小倉先生のREBOAのシンポジウムを代理発表させてもらいました。小倉先生が開発されたTBSSは多くの方が関心を持っていらっしゃるようで、たくさんの質問をいただました。改めてTBSSの凄さを実感する学会となり、外傷外科医がいない当院ならではの外傷診療のやり方を発信することもできました。
 
 
日々の診療を振り返りながら、次の診療に活かせるように学会などに参加しレベルアップを図り、外傷センターとしてPreventable Trauma DeathだけではなくPreventable Trauma Disabilityを無くす努力をして参りたいと思います。

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