大阪北部で“震度6弱”~2日連続の地震対応~

町田です。
今朝に大阪北部を中心とした大きな地震により、3名の尊い命が犠牲となり300名を超えるけが人が発生しました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、けがをされた方々の1日の早い回復を心から願っております。


昨日は群馬県を震源とする地震では観測史上最大の震度5弱を記録しましたが、被害がほとんどなかったためなのか朝の通勤風景はいつもと変わることはありませんでした。
週初めでいつもより早めに出勤しやや忙しい始業前の時間を送っていたところで、出勤したスタッフから「大阪で震度6弱」という情報が飛び込んでいました!

大阪で“震度6弱”・・・これは日本DMAT自動待機基準(いつでも出動できる準備をしておくこと)に当てはまります。
ただちに当直者とともに情報収集チームではなく「院内災害対策本部」を立ち上げて、情報収集、派遣医療チームの選出・準備を行いました。
地震を体感しなかったため情報入手がやや遅れ、
災害対策本部立ち上げは地震発生から9分後。
初動救護班(DMAT)2チームの決定は33分後。
もちろん群馬県では通常の救急医療が行われているため、日勤のメンバーで災害対策本部に入るメンバーを決定しそれに伴う通常業務の再配置を行いました。
今回は中村センター長が不在(DMAT事務局のある災害医療センターに研修参加中)、町田が院内にいたのでそのまま災害対策本部長となり、副本部長は午前中を小橋先生、午後からは休み返上で駆けつけてくれた中林先生に交代し(小橋先生は予定されていた県内高校教職員への講習会を実施)、看護副部長、災害救急事業課とともに本部運営を行っていました。

災害対応中にややメンバーが減った中で平時の業務を通常通りに行ってくれた当科スタッフ、救急外来スタッフをはじめ多くの院内の皆様に心より感謝いたします。
群馬県庁からのDMAT待機解除の連絡を受けて
17時40分に院内災害対策本部は解散。

まだ大阪府を中心としたDMAT、日赤などの救護班が活動中です。余震などに十分気を付けてけがなどなく安全に活動ができることを祈っています。
尚、当院も院内災害対策本部は解散しました、引き続き本日の当直者を中心に情報収集チームを
残して活動を行っています。


(2018年6月19日17時追記)
残念ながら亡くなられた方が4名となりました。あらためてご冥福を心よりお祈りいたします。
また当院情報収集チームは今朝9時に9回目のミーティングを行った後に解散となりましたが、引き続き余震や避難者の情報などに耳を傾けていきます。

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